第106回卒業式(2015.3.24)
「打てば響く子どもたち」
それが職員の共通の思い。時には優しく,時には厳しく。子どもたちの成長を願うからこそ,私たち職員は,妥協せずに子どもたちに向き合いました。そして,その思いに見事に応えた子どもたちでした。
これから続く長い人生の中で,平成27年3月24日は,大きな節目。6年間で最も大切な学校行事である卒業式。
「優しい6年生」「全校をリードしてくれた6年生」。下級生も心を込めて6年生を送り出します。
126名の卒業生が巣立ち,新天地に向けて大きく羽ばたきました。
文責;教務主任 鷲尾
卒業式を迎えるまで
6年生下校後,体育館に集まった5年生。学年主任山田は,静かに語りかけます。
「君たちの出番だよ。素晴らしい卒業式にするために,君たちの力が必要なんだよ。頼んだよ。」
子どもたちは,真っ直ぐ山田を見つめます。
「君たちの出番だよ。素晴らしい卒業式にするために,君たちの力が必要なんだよ。頼んだよ。」
子どもたちは,真っ直ぐ山田を見つめます。
それぞれの作業場所へ分かれた子どもたち。担当職員の指示のもと,時間いっぱい誠実に準備を行いました。保護者席を並べ,真新しい雑巾で一脚一脚椅子を拭いていきます。
来賓席や職員席には,白布を貼ります。真っ直ぐ,ピンと張るよう心掛けました。
廊下,階段,手洗い場,もちろん6年生教室。校舎内の清掃もくまなく行いました。
5年生の子どもたちは,黙々と作業を進め,気がつけばお昼を少し過ぎるほどでした。卒業式当日も普段より早めに登校し,全室行った担当箇所をもう一度清掃しました。全ては1年間で最も大切な行事である卒業式のため。これからは自分たちがリーダーなのだという意気込みが伝わってきました。
教室へと戻った担任は,子どもたちの前へ。
「6年間のすべてを出し切って,最高の卒業式にしよう。」と,叱咤激励し,発声練習をしました。
さあ準備万端,会場に移動です。
第106回卒業式
卒業生入場1
大きな拍手とカメラのフラッシュがたかれる中,卒業生が入場です。
大きな拍手とカメラのフラッシュがたかれる中,卒業生が入場です。
卒業生入場2
しっかりと前を見据え,堂々とした姿。こういった振る舞いが下級生を育てるのです。
しっかりと前を見据え,堂々とした姿。こういった振る舞いが下級生を育てるのです。
卒業生入場3
全校練習では,1回しか行わなかった入場。前後の間隔,歩く速さ等,学年でしっかり練習したのでしょう。実に見事なものでした。
全校練習では,1回しか行わなかった入場。前後の間隔,歩く速さ等,学年でしっかり練習したのでしょう。実に見事なものでした。
卒業生入場4
ネクタイに学生服,ジャケット等,晴れの舞台にふさわしいスタイル。中には袴姿も見られました。
ネクタイに学生服,ジャケット等,晴れの舞台にふさわしいスタイル。中には袴姿も見られました。
国歌斉唱・校歌合唱1
体育館最前列で歌えるのは,入学式とこの卒業式だけ。口の開け方,声の大きさに,気持ちの高まりを感じました。
体育館最前列で歌えるのは,入学式とこの卒業式だけ。口の開け方,声の大きさに,気持ちの高まりを感じました。
卒業証書授与1
着席後,校長が登壇し,一人一人に卒業証書を授与します。
着席後,校長が登壇し,一人一人に卒業証書を授与します。
卒業証書授与2
事前に2回,校長も練習に参加し,直接子どもたちに指導しました。できそうでできなこと。それはしっかり校長を見つめ,証書を受け取ること。上所の卒業生は実に立派ですね。
事前に2回,校長も練習に参加し,直接子どもたちに指導しました。できそうでできなこと。それはしっかり校長を見つめ,証書を受け取ること。上所の卒業生は実に立派ですね。
卒業証書授与3
授与直前は,ステージ上からフロアを見渡し,自分の名前が呼ばれるのを待ちます。約1000人を前にしても臆することなくたたずむ卒業生でした。
授与直前は,ステージ上からフロアを見渡し,自分の名前が呼ばれるのを待ちます。約1000人を前にしても臆することなくたたずむ卒業生でした。
卒業証書授与4
授与後は,回れ右をし,レッドカーペットの上を歩き自分の席に戻ります。
授与後は,回れ右をし,レッドカーペットの上を歩き自分の席に戻ります。
卒業証書授与5
子どもたちの授与の様子を見つめる担任。様々な思いが込み上げてくる中で,一人一人の名前を読み上げます。
子どもたちの授与の様子を見つめる担任。様々な思いが込み上げてくる中で,一人一人の名前を読み上げます。
卒業証書授与6
席に戻った子どもたちは,両手で卒業証書を抱え,仲間を見守ります。
席に戻った子どもたちは,両手で卒業証書を抱え,仲間を見守ります。
校長式辞
卒業生と共に過ごしたのはわずか1年であったと述べる校長。しかし,具体的なエピソードを子どもたちの名前を出しながら語り,はなむけの言葉を贈りました。
卒業生と共に過ごしたのはわずか1年であったと述べる校長。しかし,具体的なエピソードを子どもたちの名前を出しながら語り,はなむけの言葉を贈りました。
来賓祝辞
来賓を代表してPTA会長が祝辞を述べました。保護者の目線に立ったその内容は,とてもあたたかいものでした。
来賓を代表してPTA会長が祝辞を述べました。保護者の目線に立ったその内容は,とてもあたたかいものでした。
別れのことば1
約1時間の卒業式が終了し,卒業生と在校生,職員が織りなす第2部「別れのことば」が始まりました。
在校生の呼びかけが体育館に響き渡ります。
約1時間の卒業式が終了し,卒業生と在校生,職員が織りなす第2部「別れのことば」が始まりました。
在校生の呼びかけが体育館に響き渡ります。
別れのことば2
「あなたにありがとう」を卒業生,在校生,職員で歌いました。
「あなたにありがとう」を卒業生,在校生,職員で歌いました。
卒業式を終えて
小学校6年間で大きく成長したみなさん。上所小学校を卒業したことを誇りに,中学校でさらに自分を磨き高めていってください。
そしていつの日か,心も体もたくましく成長した皆さんと再び会えることを楽しみにしています。
御卒業,おめでとうございました。