新潟市立上所小学校平成25年度運動会

番外編 「運動会の舞台裏」

1つの学校行事はわたくしたち職員の手だけでできるものではありません。700人を超える大規模校では,なおさらのこと。

高学年の積極的な参画が,一つの行事の出来栄えを大きく左右します。

「役割が人を育てる」「行事が高学年を育てる」わたしたち職員は,そんな思いをもって高学年の子どもたちの指導にあたっています。

ここでは,運動会を支えた子どもたちの姿を紹介します。

開会式前の赤組応援団。この円陣は,応援団の結束力を高めることはもちろんですが,それを見た赤組の子どもたちの心も育てます。
今も昔も応援団は運動会の花形。応援団の子どもたちは各クラスに出向き,精力的に練習を行いました。この活動を通し,集団を動かすということを自然と学ぶ子どもたち。運動会を通して一回り大きく成長することができたのではないかと感じています。
決勝審判係。着順判定を行う係です。この係になった子どもたちは,自然と下級生に寄り添い,等賞旗まで誘導します。
「頑張ったね。」「いい走りだったよ。」「おめでとう。」とりわけ今年度は,一声かけながら優しく誘導する姿が目立ちました。
等賞旗に着いた子どもたちを迎えるのは表彰係の高学年。シールを帽子にペタッとはってあげるのがその役目。
ただはるだけではありません。「どうだった?緊張した?」「おめでとう!ほら,帽子を見てごらん。」等と声をかけ,下級生に積極的にかかわろうとする姿が見られました。
そのレース結果を記録し,電卓をはじいて得点を算出する得点係。表には決して出てこない係ですが,計算ミスがないよう何度も見直しを行っていました。
耳をヘッドフォンでカバーしながら出発係の子どもたちは,ピストルの弾を込め,担当の職員に手渡します。スムーズにレースを進行する上で欠かせない係です。
スムーズな進行に欠かせないもう一つの係である用具係。ロスなく次の競技が行えるよう,先のことを考えながら準備を進めていきます。
熱戦の後には,休む間もなく後片付け。職員と一緒に汗をかく6年生。
疲れている体に鞭を打ちながら重い道具も一生懸命片付けます。
前年度の卒業式,そして入学式でも同様に準備や後片付けを行ってきた6年生。当たり前のような顔をして働く姿に感激です。いつもありがとう,6年生。

(文責;学校情宣 鷲尾)