2学期の終業式を迎えた今日は“朔旦冬至(さくたんとうじ)”です。
冬至とは1年で一番昼間の短い日ですが、今年の冬至はいつもとはちょっと違い、新月と冬至が重なる特別の冬至です。19年に一度しかありません。
冬至は極限まで弱まった太陽の力が復活をする日とされてきました。月の場合は新月の日です。よって太陽と月の復活の日が重なる朔旦冬至は非常にめでたい日であり、古代国家においては盛大な祝宴を催したともいわれています。
ただ、昼の時間が一番短いから、日の出が一番遅く、日の入りが一番早いわけではありません。下の表をご覧ください。(国立天文台 福島市データ)
◇12月11日 日の出6:43 日の入り16:19 昼9時間36分(日入最早)
◇12月22日 日の出6:50 日の入り16:23 昼9時間33分(昼最短)
◇ 1月 3日 日の出6:54 日の入り16:31 昼9時間37分(日出最遅)
やはり12月22日の冬至(今日)が昼の時間は一番短くなっていますね。しかし、日の出が最も遅いのは1月3〜9日で6:54、日の入りが最も早いのは12月3〜11日で16:19なのです。
日の出はこれからさらに遅くなっていきます。朝が辛いのはこれからでしょうか?
逆に夕方の明るさが残る時間はもう徐々に長くなり始めています。
地軸の傾きや公転軌道が楕円であるのでこのような現象が起こります。
日時計はご存知ですか?日時計もこのような理由から修正を加えて時刻を読む必要があるのです。(均時差)
天体、天文学の不思議…ぜひご家族の話題にしてみてください。興味あるきっずは調べてみましょう!
次回の“朔旦冬至”は19年後。その時きっずは何歳になっているのでしょう?(自分は…?恐ろしくて考えられません!)
あっ、冬至といえばカボチャですね。そちらの話題もいいかな(笑)。