ICT教育研修
きょう(2/12)は,ICT教育研修会が開かれました。
市内各小中学校のICT教育担当者が研修会に参加し, ・ICTを活用した授業実践例 ・児童生徒がICTを使ったコミュニケーションにおいて留意すべき点 ・情報モラル教育 等について,各校の報告をもとに,グループごとに検討をしました。 ネットで予約,スマホで注文など,今や我々の生活に深く入り込んでいるインターネット・コミュニケーション・テクノロジーです。 情報収集,報告,プレゼンなど,今の小中学生が社会に出て仕事をする際には,ICTツールとスキルは必須のものとなることでしょう。 それらの基礎となる部分を学校の授業の中で学習しています。 終わりの3分 4
上の版画作品は「指」(1/29本HPに掲載)の最終形です。
「授業始まりの3分」シリーズで,爪を中心として描き始めて「中心から周辺に広げて線描すること」を述べました。 指,手,顔は,児童生徒が,表現を豊かにできる部分(パーツ)なのです。 やがて最終で,部分と部分を適切に構成すると,上記の版画作品のような最終形になります。指の表現,顔の表情を参考にしてください。 (作品=木版画は,5年生児童によるもの) 終わりの3分 3
算数で,授業の終盤に,必ず入れるべきことは適用練習です。
◆「分かった」と「できた」は違う。 ◆「皆で解いたらできた」と「自力でできた」は違う。 正直に告白すると,筆者は学級担任時代に,児童の「分かった」と「できた」が違うことを理解するのに数年かかりました。 「解き方が分かった」と「解くことができた」の間には,ハードルがあります。「できた感」は,問題を解けた時につかむものです。 そのようなわけで適用練習は重要です。 「時間がなくなっちゃったので練習問題はこのつぎネ。」 では,確かな学力に遠く及びません。 ところで適用練習には,まず第一に,教科書の練習問題が良いと思います。その理由は次のとおりです。 ◆教科書の「数字」は,検討に検討がなされている。 ◆教科書の「問題掲載順」は,検討に検討がなされている。 担任の先生による自作問題を否定はしませんが,写真(=教科書の一部)の通り,教科書は児童の一歩一歩の学習に合わせてできています。 終わりの3分 2
本時のふりかえりの場面です。【写真】
児童が,ふりかえりカードに書いた言葉に注目です。 「〜引き,ということがわかった」 「定価の求め方がわかった」 のように, ◆きょう勉強したキーワードが入った文◆ になっています。 単に,きょうの勉強をふりかえって,を記入するように指示すると, 「がんばった。」 「協力してできた。」 「むずかしかった,でも,分かった。」 のように書くのが一般的です。 これでも良いとは思いますが,上記のように,キーワードを入れてと指示すると,よりふりかえりが焦点化されます。 キーワードは本時のねらいと合致するからです。 授業終わりの3分
ノート【写真】をご覧ください。グッドモデルノートです。よさを5つ解説してみます。
よさ1 商16を,同色(赤)で結びつけておさえています。 よさ2 あまり3を,同色(青)で結びつけておさえています。 よさ3 ゆったりとノートを書いているためすっきりまとまっています。 よさ4 「た−か−ひ−お」&「右の渦巻き」など細部がていねいです。 よさ5 ひっさんの横線を定規を使ってぴしっと引いています。 以上5点を見ると,授業者(先生)は高い授業力があることが分かります。 ◆テーマを「授業の終わりの3分(広義のまとめ)」として数回載せます。 研究校訪問きょう(2/5)は,研究委嘱校訪問がありました。 平成26〜27年度と,研究テーマをもとに3つの学校が授業研究を進めています。 きょうは今年度最後の研究校訪問でした。 授業における協同タイムの在り方について,きょうは,研究授業をもとに検討会を行いました。 分科会では活発な意見が出され,生徒の学びをどのように支援していくかについて,有意義な検討がなされました。 始まりの3分 5
スーパーの広告は,生活に密着しており,授業で使うとインパクトがあります。
【写真左】「全品半額」=「どの品も半額で買える」という基本を確認 もちろん「値段は,品物ごとに異なり,その値札の半額」という,これもあたりまえのことを,具体例を示し,おさえておくことが重要です。 これらの内容について,5年教科書では 「もとにする量」 「比べる量」 「割合」 という考え方で学習します。 【写真中】「かに3割引」は,かにのおいしさを演出したのち(?),学習 学習の際,「3割引」は「3割」と「引」に分けておさえさせます。 「3割」と「3割引」を混同する児童が少なくありません。 よって「付いている値札」の「3割」に当たる金額を,「値札の金額」から「引」いた値段で買うことができるということをおさえます。 【写真右】「%」と「割」の意味および上記の流れで学習 スーパーの広告を,単元全体のどの部分で使うかは授業者の構想によります。 スーパーの広告を使うと「学習したこと→生活へ生かす」が把握でき,児童の関心や意欲が高まります。 スーパーの広告は,効果的な学習教材と言えます。 児童生徒作品展科学研究作品(理科自由研究),発明工夫,習字,図画,統計グラフの各優秀作品が展示されており,家族で見に来ている方もおりました。 優れた研究内容,優れた表現の作品を見ると,小中学生の努力の跡が分かります。ぜひお出かけになってはいかがでしょうか。 作品展は2月9日までです。 |
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