最新更新日:2024/06/04 | |
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第3回器械運動系領域部会@品川区立後地小学校
◯器械部における自ら学ぶ意欲は、どのようになっていくか。
ー低中高の段階で考える。「やってみたい、おもしろい」から「できるかも、できた」になっていくとよいのでは。中学年は1〜3年と4〜6年で分けて考え、「友達の動きへの憧れの気持ちが芽生え、どうしたらできるようになるかな」と意欲をもたせることが、「課題をもって取り組むこと」につながる。段階的にできる経験を増やしていく。 ー3年生の段階で遊びだけだと飽和してしまう。3年の段階では遊び要素を入れつつ、技に取り組むとよい。技との出会いの工夫が必要。そのためには、技という枠組みではなく、動きの中で身に付けた感覚から技につなげていく。中学年は大まかなテーマを設定して、取り組んでいく。場から動きを身につけさせたい。 ー高学年では「自分に合ったちょうどよい課題が見つかる」「教えてもらうことでできた」が身に付く。そのような経験を積ませるためにも、技に対する課題をもたせるだけでなく、友達との関わりを大切にしていく。 ◯器械部が考える自ら学ぶ意欲をもつ目指す児童像とは。 ー繰り返し取り組む、自分の課題を見つけて取り組む。子供の言葉でコツを伝えると分かりやすくなる。(オノマトペ) ー技を見る視点を明確にすることで、伝え合いが増えていく。 ー次の「課題」を学ぶ意欲として捉えるのではなく、今「できている動き」がなぜできているのかと考え思考を深めることで、学ぶ意欲につなげられるのではないか。 ◯目指す児童増に近付けていくために器械部が考えていく、学びのサイクルとは。 ー今後考えていくべきこと。 ◯須藤校長先生より 子供が自由に動き回って、体を動かすことを楽しむことを目標にした授業。自ら学ぶ意欲は運動特性に戻ってくる。器械の運動特性はできること。「ちょっと頑張ればできそう」なくらいが「楽しい」。その「頑張る」とは何か。それは、場の選択であったり練習方法の選択であったり思考面のことになる。個によって「ちょっと」の度合いが違う。発達の段階によって、目標のもち方が違うため、そのもたせ方が重要になる。 令和6年度 専門委員会(部内授業)について
令和6年度の専門委員会(部内授業)は、7月2日(火)14:15から江戸川区立西葛西小学校で第4学年の授業を公開します。多くの先生方のご参加をお待ちしております。雨天時は、これまでの水泳運動系領域部の研究内容の紹介をします。
5月16日(木) 第3回体の動きを高める運動領域部会
5月16日(木)の総会後に第3回体の動きを高める運動領域部会を行いました。新しく参加してくださった先生方もおり、有意義な時間となりました。
1 体の動きを高める運動領域部会とは 2 令和6年度の方向性 3 今後のスケジュール 4 自己紹介 5 担当常任理事の先生方より 井上先生 佐藤先生 金原先生 体の動きを高める運動領域部会に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。 (連絡先)体の動きを高める運動領域部長 岡田 真典 江戸川区立上小岩第二小学校 03-3673-0093 第2回 器械運動系領域部会 @品川区立後地小学校
令和6年5月9日木曜日、後地小学校にて第2回器械運動領域部会を行いました。
1.研究組織の確認 2.正副部長会報告 会長挨拶 「東京都教育ビジョン」 ・運動の楽しさを大切にする。 ・深い学びの系統的な姿を考える。 ・運動領域と保健領域の関連、他領域間のつながりを考える。 ・自己実現に向けた自己調整を大切にする。 ・豊かなスポーツライフにつなげる。 スポーツとの多様な関わり方、専門家との連携、ICT機器を使ったエビデンスベースの授業展開。 どの学校も使えるように一般化していく。+革新的なものを考えていく。 「教師が自ら学び続ける人間を育てるには、教師が自ら学び続けることの楽しさを知らなければできない。」 青鹿調査研究部長より 主題に対する議論と方針を示していく。 成果の示し方、1年間の研究の進め方を共通理解する。領域での「ウリ」を明確に打ち出していく。これまでの研究を受けて、今年度の研究主題となる。自立した学習者として、学び手としてのゴールを目指す。また、仲間とともに身に付けていくことは、体育科では大切なことであり定着させていきたい。 副主題については、思考判断に比重を置きすぎたことは課題。体育の学習だからこそ、子供が味わえることを求めていく。 3.今年度の研究の方向性について 「運動の楽しさ、課題解決の喜び」 課題解決の喜びの方が強いのではないか。それは、自分の成長を実感できるからである。運動の楽しさは、技ができただけでなく感覚を身に付けた時にも感じられる。課題解決は思考面での実感が大きい。 「よりできた」「よりうまくいった」の経験が楽しさにつながる。低学年は、運動することが楽しい。回る感覚や友達の真似など、技ができなくても楽しいと感じていることが多い。高学年は、「できる、できない」の比重が大きいため、運動することの楽しさを常に味わせられるようにしたい。 「器械運動における学びのサイクル」 PDCAサイクルが単元の流れとして適しているのではないか。ただ、1時間の流れの中ではAARサイクルが適している。AARの見通しとはなんだろう。経験からかもつものなのか、1時間の学習成果からもつものなのか。これまでの研究は思考面に偏っている部分が大きいため、やってみることに重きをおいた方が中学年にはあっているのではないか。 「できた」経験は、運動を続けるきっかけになる。その手立てを立てたい。年間、1単元、1単位時間で様々な学びのサイクルの複合化をしていく。「これ」といった1つのものに縛られないようにする。 授業の中だけでなく、授業外で感覚作りを行ったり資料を見たりすることが、これからの学び続ける力になるのでは。(ICTの活用など) →「見通し」とは? 既習事項から目的をもつことでは。 場面によって見通すものが違うのでは。運動しながらも見通すことができる。 こうなりたいといった大まかな見通しはもっておいた方がいい。 どのように練習したらできるようになるのかといった過程も見通しではないか。中学年で学び方をどこまで教えるか。 これまでは細かくプランニングしていたが、難しさがあった。 PDCAのDのなかにAARがあるのではないか。大きな目標はあらかじめもっておいた方がいい。 「器械運動系領域のウリ」 自分の能力に適した技を選択して取り組むことができる。3年生では、運動との出会いを大切にしたい。学年が上がると苦手意識が大きくなる。低学年の段階から器械運動を楽しむことを大切にしたい。楽しみ続けられる力を育みたい。学び方の定着が子供自身で学ぶ力になる。中学年のうちに技の知識の部分を子供の言葉で使えるようにすることで、高学年での教え合いに生きてくる。 部会として、技能分析を改めて行うことで、教師の運動を見る目を育てられる。 4.今後の予定 〇5/16小体研総会 終了後、領域部会。 提示される学びの指針をもとに、協議を行う。 〇実証授業 今年度も2回行う。授業作りと並行して、基礎研究を行なっていく。1学期の指導案はこれまでの研究を生かして行なっていく。今年度の具体的な手立てはこれから検討する。 5.常任理事の先生から 〇小板橋校長先生 「見通し」は児童と教師の目線でもつものがある。目指す児童像を協議していくことで、どのような学びのサイクルが必要なのか見えてくるのではないか。そこで、器械部に合った学びのサイクルを見つけていかれるといい。 〇永瀬校長先生 水泳と器械は個人の運動。楽しいは「できる、できない」ではなく、運動感覚や友達と合わせる調子の良さも大切にしたい。技の入り口で躓くことなく、補助の場などでの「できた」を毎時間積み重ねる。 見通しとは、知識が支えるものになる。知識はこれまでの学習経験が土台となる。発達段階の考えると、中学年の感覚的な楽しさを大事にしてほしい。できていなくても、出来栄えでなく感覚やできた気分を意識して取り組ませるとよい。 〇須藤先生 器械の特性を考えることから研究が始まる。器械は自分の体を操作して、イメージした動きに近つける楽しさがある。(ウリ)学びのサイクルの出発点は、「できるようになりたい。」これが見通しになる。イメージしたことに近付いたかどうかをICTを活用して確認する。 実技研等での講師の依頼もお近くの器械運動領域部員までお問い合わせください。 器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。 https://www3.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=... 4月24日(水) 第1回表現運動系領域部会
令和6年4月24日(水)千代田区立昌平小学校にて、第1回部会を行いました。
今年度1回目の部会ということで、部員の自己紹介と組織及び役割分担を行いました。初めて部会に参加してくださった先生方もたくさんお見えになり、令和6年度は新体制で研究を深めていきます。 今年度の小体研研究主題は、 「自ら学び続ける力を、仲間と共に身に付けていく体育学習」〜運動の楽しさや課題解決の喜びを味わうことを通して〜 となりました。児童が課題解決することで得られる楽しさや喜びだけでなく、それぞれの運動領域の運動特性に応じた楽しさや喜びも味わうことの重要性を再確認しました。 部会の後半では、中学年・表現における「よい授業とは」というテーマのもと、小グループで話し合い、その後全体協議を行いました。昨年度までの研究成果から、導入部分で心と体をほぐす活動を大切にしていきたい、という意見が多数出ました。その他にも、扱うべき題材や学習過程などについて話し合いました。次回の部会では、「現代の児童たちの具体的な生活からの題材」について検討していきます。 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。 (連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春 足立区立梅島小学校 03-3889-9501 第1回 器械運動系領域部会 @品川区立後地小学校
令和6年4月26日金曜日
品川区立後地小学校にて第1回器械運動系領域部会を行いました。 1.研究組織紹介 常任理事 ・小板橋 悦子先生(東村山市立 久米川小学校校長) ・永瀬 功二先生(東久留米市立 本村小学校長) ・須藤 央先生(世田谷区立 深沢小学校長) 部長 江東区立浅間竪川小学校の伊藤雅久先生 の新体制のもと、取り組んでいきます。 授業者 墨田区立第三寺島小学校の久保哲也先生 2.昨年度の研究について 「互いに学び合い、自らの学びを深めていく器械運動領域の体育学習」を実現するために (1)グループ学習は、学習課題が同じになるように子供が主体的にグループを編成する (2)感覚つくりの運動から共に学習しやすい環境(動きを見合う、補助し合う)で取り組む (3)教師はグループ学習の仕方を示し、子供の学び合いを価値付け、個に応じて、技能指導を行う 3.今年度の研究の方向性について 【研究主題】 「自ら学び続ける力を、仲間と共に身に付けていく体育学習」 〜運動の楽しさや課題解決の喜びを味わうことを通して〜 という新たな主題について話し合いました。 ◯学ぶのは「自分」で、「仲間と共に」をどのように扱って行くのか。「仲間に頼る」という学び方は必要不可欠。そこをどのように身に付けさせていくのか。グループありきでなくても、良いのではないか。 ◯仲間との関わり方を学んでいくことも大切になるのではないか。 ◯跳び箱での教え合いは難しさもありそう。中学年の鉄棒なども良いのではないか。 ◯自ら学び続けるためのモチベーションをどのように持たせるのか。自らPDCAサイクルを回し続ける力を自分自身で身に付けていくことができるのだろうか。 小板橋校長先生から 主題については、まだまだ考え方が煮詰まっていない段階。いろいろな意見を踏まえて、議論されていくと思います。時間をかけて、話し合っていきましょう。遠慮なく意見を伝えていきましょう。6月の専門委員会もよろしくお願いします。 4.今後の予定 5月16日(木) 江東区立南陽小学校 小体研総会 6月18日(火) 墨田区立第三寺島小学校18時30分〜 専門委員会 6月25日(火) 墨田区立第三寺島小学校18時30分〜 専門委員会 実技研等での講師の依頼もお近くの器械運動領域部員までお問い合わせください。 器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。 https://www3.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=... |
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