最新更新日:2018/03/30
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好間第三小学校は、平成30年3月31日に閉校します。

全校集会 校長講話  2014.2.14

(白衣で登場)これは校長先生が大学時代に来ていた白衣です。もう30年以上前なのでちょっと汚れているね。袖もヨレヨレです。今日は科学に関係ある話をしようと昔の服を探してきました。

さて、この方はだれでしょう?(写真を出す)今日は割ぽう着で実験に取り組んでいる「小保方晴子(おぼかたはるこ)さん」の話をします。

小保方さんは理化学研究所でSTAP細胞という万能細胞を発見したチームのリーダーです。人間の体は細胞という部品からできていて、お母さんのお腹の中で育ち始める時にはボールペンの先ぐらいのたった一つの細胞だったものが、2つに分かれ、次に4つに分かれ、8、16、32…と、どんどん増えて体になっていくのです。人間の細胞の数はいろいろな説がありますが大体60兆個と言われています。(黒板に書く 60000000000000個)この細胞は「脳になるもの」「筋肉になるもの」「血液になるもの」「髪の毛になるもの」など、ちゃんと役割が決まっています。ところが万能細胞というのはどんな細胞にでも変化することができるかもしれない細胞です。そうすると、例えば事故で腕をなくしてしまった場合でもトカゲの尻尾のように腕を再生することができるようになるかも知れないのです。年をとった部分を取り替えて若返ることもできるかも知れません。
小保方さんはこの万能細胞を簡単に作る方法に気が付きました。ところが世界中の科学者は「そんな馬鹿な方法でできるはずがない!間違いだ!」とだれも相手にしなかったのです。小保方さんは、悔しくて悔しくて眠れない日が続いたそうです。さて、ここであきらめれば世紀の大発見はなかったのです。小保方さんは「今日一日だけがんばろう。もう一日だけがんばろう!」と努力に努力を重ねたそうです。食事の時もお風呂に入っている時もデートの時も万能細胞のことを考えていたそうです。そして5年かかってようやく大発見が認められたのです。

ソチオリンピックが開催されています。メダルを期待されていながらうまくいかず、悔し涙を流した選手がたくさんいます。毎日毎日、すごい練習を積み重ねている一流のアスリートにだってそういうことがあるのです。
みなさんは本気で悔しいと思ったことがありますか?テストで100点が取れなくて悔しかったことがあるでしょう…。持久走でライバルに負けて悔しかったことがあるでしょう…。その時どうしましたか?
大切なのはその後の努力です。何もしなければ何も変わりません。小保方さんは毎日実験を続けました。選手たちは今まで以上に激しい練習をするはずです。

今、来週の学力検査でいい点数を取ろうと学校中で算数を一生懸命にがんばっていますね。それなのに家で勉強を全然しない人はいませんか?ゲームを長々としている人はいませんか?テレビばかり見ている人はいませんか?そんな人がいい結果を出せるはずはありません。
土曜日、日曜日、みなさんの本気のがんばりに期待しています。

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いわき市立好間第三小学校
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