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好間第三小学校は、平成30年3月31日に閉校します。

全校集会 校長講話  2015.1.26

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これは校長室の戸棚に入れてある学校の宝物です。ずいぶん古そうな壷ですね。まずはこの壷に水を入れてみましょう(水を一杯だけ注ぐ)。どのくらい水を入れたらあふれるでしょうか?誰かにやってもらおうか(どんどん水を入れさせていく)。ようやくあふれましたね。壷の中は見えませんから、あとどのくらいで水があふれるのかはやってみないとわかりません。

さて、人間は何かに挑戦しようとする時、心の中に、神様からこのような壷をもらうそうです。それを「努力の壷」といいます。一生懸命に努力をすると、努力が壷の中にどんどん貯まっていき、最後に壷からあふれた時に、やっとできるようになるのだそうです。簡単なことに挑戦する時にもらう壷は小さいかもしれません。ですからすぐに努力があふれ、できるようになるでしょう。苦手なことや難しいことに挑戦する時にもらう壷は多分大きいので、たくさんたくさん努力を貯めないと壷からあふれることはありません。残念なのは、この壷の大きさが自分はもちろん誰にも分からないということです。だからあとどのくらい努力を貯め続ければあふれるのか、できるようになるのかが分からないのです。貯まっていく様子は目に見えないのです。
でも、努力をした分は間違いなく壷の中に貯まっていますから、努力を続けていればいつかは必ず、さっきの実験のようにあふれる時がくるのです。あと少しであふれるかもしれないのに、努力をそこでやめてしまっては本当にもったいないと思います。

皆さんは今、なわとびに一生懸命に取り組んでいます。皆さんが目標とする技の「努力の壷」の大きさはどれくらいなのでしょうね。それは誰にも分かりません。でも努力を続けていればいつか必ず、その努力は壷からあふれ、その技ができるようになります。あきらめずに努力を続けてください。
今日は「努力の壷」の話でした。


※この講話は「子どもの作文珠玉集No.1作文25選『子どもを変えた親の一言』(明治図書)」掲載の作文をもとに作成しました。
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