最新更新日:2018/03/30 | |
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第67回好間中学校卒業式
好間中学校の卒業式に列席してまいりました。
式に先立ち好間中学校の校長先生より「この子たちはこの卒業式が公立では最初で最後。小学校の卒業式の分まで心に残る式にしてあげたい。」とのお話がありました。この子たちは震災の影響で小学校の卒業式が中止になったのです。 凛とした空気の中で式が始まりました。本校出身の生徒を含む109名の卒業生は本当に立派な態度で臨んでいました。一人一人の大きな返事、きびきびした態度…素晴らしい中学校生活を送ったことがうかがえます。また卒業生全員がステージに並んでの混声合唱による3曲の式歌は本当に心のこもった素晴らしい歌声でした。 私事ですが、前任校は統合した年の第一回卒業式が中止となってしまいました。最上級生として一生懸命に統合校の新しい伝統作りに貢献した子たちの卒業式ができなかった悔しさを思い出しました。今日、その子たちも卒業式をしています。好間中学校の素晴らしい卒業生の態度に前任地の子どもたちの姿が重なり、涙が浮かびました。 本校の31名のきっずも数年後にはこのような立派な態度で新たな進路に向けて義務教育を終えるんだなぁ…とかなり先のことまで考えてしまいました。 防災教室 校長講話 2014.3.11
3年前の今日、私たちが今まで経験したことのない大きな地震が東北地方を襲いました。山が崩れ、家や塀が倒れ、津波が来て家が流されたり原子力発電所が壊れ放射能が飛び散ったりして、大変多くの被害を受けました。亡くなったりけがをしたりした人は全部で2万人を超えました。そして3年たった今でも26万7千人の方々が避難生活を送っています。すでに半旗を揚げてありますが、14:46には黙とうを捧げ、哀悼の意を表したいと思います。
防災教室をこの日に行うことには二つの大きな意味があると思います。 一つは、このような大きな地震が発生した時に起こったことを振り返り、落ち着いて行動し、「自分の命を自分で守ることのできる人」になろう、という勉強の機会とすることです。このような勉強を繰り返していたおかげで私たちはパニックにならず冷静に行動できました。これは世界的に見てもとてもすばらしいことなのです。 もう一つは、この大震災によって分かった人々の絆を忘れないようにしようということです。絆という言葉が日本中にあふれました。人は他の人から勇気をもらい、「よし、がんばろう!」と前に進むことができるのです。今、つらい生活を送りながら、このような気持ちで一生懸命に生きている人がいることを忘れないように、私たちもがんばりましょう。 私たちの生活は震災によりちょっと変わってしまったかもしれません。でもそれを逆にバネにして、自分自身の新しい未来を自分たちで作るチャンスが来たのです。 |
いわき市立好間第三小学校
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