最新更新日:2019/03/26
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AI(人工知能)と教育

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前々回に「プログラミング教育」についてお話しさせていただきました。今回はそれに関連して「人工知能=AI」と教育に関して考えていきます。
 つい最近のニュースでアメリカの民間の宇宙船による月旅行を日本人の実業家が予約しました。月旅行なんてSFの世界か、一部の宇宙飛行士以外遠い未来のことだと思っていましたが、こんなに早く月旅行が現実のものになるとは想像以上です。
 しかし、そこには技術の進歩があります。いまや携帯電話より多機能型スマホが主流となり、情報が手のひらサイズ1枚の画面で収集が可能となりました。さらにキャッシュレスカードレスが進み、スマホ一つで予約、決済、預金、払い出し、投資などあらゆる分野でのキャッシュレス化が進んでいます。さらに宿泊の自動チェックイン、アウト、レストラン等のロボットでの応対など、自動化、無人化も急速に進んでいます。現金の流通が今後どうなるのかが注目されます。
 先日オックスフォード大学が急激なコンピュータ化、自動化、AI、ロボット等の普及による消える職業を調査研究し、公表しました。主な職業として、銀行の融資担当者、 スポーツの審判、レストランの案内係、動物のブリーダー、電話オペレーター、給与・福利厚生担当者、レジ係、集金人、ホテルの受付、図書館員の補助員などでした。
 一方、AI等では替えられない主な職業としては、セラピスト、メカニック、修理工、緊急事態の管理監督者、消防監督者、栄養士、心理学者、警察、小学校教員ほかがあげられていました。
 2020年4月には小学校の新学習指導要領が全面実施となり、高校入試や大学入試が変更になる予定です。新学習指導要領でも、AIを意識した改訂が行われています。どの教科等でも三つの柱で、知識・技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力・人間性等を育成しようとしているのも、授業にアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)を導入しようとしているのも、すべてAIには決してまねのできない「人間ならでは」の学びのためです。
 さらに小学校でもプログラミング教育を必修化して、AIを使いこなせる人になれる基礎を養おうとしています。知識を丸覚えして取れる点数だけなら、AIには勝てません。これからは「不易と流行」を意識した学習や勉強の姿勢に改善や工夫を加えていく必要がありそうです。
(参考:第24回大学教育研究フォーラム シンポジウム 京都大学吉田キャンパス 2018年3月20日「人工知能に代替されない能力と その教育を考える」 立教大学文学部 河野 哲也 ベネッセ筆者:渡辺敦司)

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