学校近くの林から、毎日そして朝から夕方まで小鳥のとても美しいさえずりが聞こえます。その鳥は、ガビチョウという鳥です。この鳥は、特定外来生物に指定されています。台湾、香港、中国南部から東南アジア北部にかけて生息している野鳥で、とても大きな声でさえずります。ガビチョウの輸入は1970年代に飼い鳥ブームにのって急増したようです。
　ところが、日本ではこの大きい声が多くの人にとって騒音としてしか聞こえず、人気が上がらず、ペット業界は輸入をやめたそうです。そして、飼われていたガビチョウがいつのまにか自然界で繁殖して、現在は日本全土に及んでいるそうです。
　今日、学校に来校された時にそのさえずりが聞こえてくるかもしれません。とても美しいさえずりです。しかし、朝からずうっとそれも毎日となると人によっては「騒音」となるかもしれません。
　特定外来生物は、他にアライグマ、カミツキガメ、ブラックバスなどです。