賢くスマホを

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きょう(2/24)は,市内の小学校で,スマホ使用の注意点について6年生が学ぶ特別授業がありました。指導課が講話を担当しました。


・通話メールアプリLINEの特徴と発生しがちなトラブルについて

・個人情報の取り扱いに関する注意,危険なサイトについて

・スマホ利用時,家庭での「我が家のルール」の大切さについて


以上が講話の柱でした。


現在,全国の児童生徒及び保護者向けに,メディア指導員,企業の相談担当者などによるネット安全利用のための講座が開催されています。


特に,通話メールアプリLINEは,利用する児童生徒がたいへん多いため,トラブルも発生しやすく指導が必要です。


きょうは,LINEのほか,個人情報の安易な掲載や闇サイトアクセスの危険についても講話の内容としました。


授業参観でしたので,参観保護者の皆様には「スマホ使用に際しての我が家のルール」を決める大切さも伝えました。

背中で教育

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「背中で教育する」と,よく言われます。


これは本当だなぁと,経験上も思うのですが,上の写真に示した新書によっても明らかです。それは「言葉での教育の限界」でもあります。


「やっぱり見た目が9割」では,サザンオールスターズのヴォーカル桑田佳佑の声の効果や「人は相手を0.5秒で判断している」など,具体例満載。


・視聴者は,TV出演者を0.5秒で判断している。

・参加者は,セミナー講師を0.5秒で判断している。

・閲覧者は,このHPを0.5秒で判断している。


このように,置き換えて考察してみることもできるのではないでしょうか。


コミュニケーション論が,さかんに取り上げられる現代です。コミュニケーション論は,実は,現代の児童生徒の育ちに直結した論でもあります。

板書の工夫 3

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【写真上】

「    が にこにこに なるように」


この書き方が「プロの技」です。


◆空白で示すことで,想像=気づきを促している。(この授業は小1が学習者)


◆「分かち書き」と呼ばれる書き方がされ「助詞,文節で分けて書く」ことにより,対象や意味のまとまりが理解しやすい。


◆ひらがなの形がきれい。ひらがなは漢字をもとにしたもので,丸み,縦棒の位置,交わり箇所などを心得て書きたい文字である。




【写真中】

今日の授業では,誰が,何を,どうした,そのときの気持ちなどをまとめるのであるが,活動の指示,説明が,だれにも分かる。(UD)



【写真下】

「あいてをみて」

「うなずきながら」

など,子供にとって意味のある学習活動(友達とのコミュニケーション)を,理解できるからだの動き(みる,うなずく)として指示している。


板書の工夫 2

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【写真上】をご覧ください。


課題が,子供に「ぐっと迫る書き方」になっていますね。小さな工夫ですが大きな効果があります。


「危機感」「衝撃的」「説得力」の表示も,インパクトがあり意欲を高めます。





【写真中】をご覧ください。


・「〜が分かります」

・「〜を表したものです」

・「読み取れます」


などの,有効なフレーズが示されています。これらのフレーズ提示はユニバーサルデザインであり,有ると無いとでは大違いです。





【写真下】をご覧ください。

以上の板書をもとにした子供のノート(シート)です。

驚くべきハイレベルです。


◆板書にあるヒントを生かして記述している

◆短文で文意が明確である

◆グラフや絵や図を入れるスペースを考慮している


子供のノート(シート)を見れば,こうした板書が,学習をがっちりサポートする板書であることは一目瞭然です。



板書の工夫 1

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【写真上】をご覧ください。

本時の目標を,このように提示することで児童生徒は「やることが分かる」「意欲が高まる」ような工夫された板書例です。



【写真下】をご覧ください。(【写真上】とペアです。)

授業の最後に,どのようなカードを書くか? これを明示することで活動をスムーズに進めて行くことができる良い板書例です。


さらに参考作品(絵皿)の提示による相乗効果が見られます。参考作品により「何を,どのようにつくるか」イメージをもつことができます。




黒板をどのように工夫すると効果的でしょうか。

◆ワクワクする板書

◆やることが分かる板書

◆見本がある板書


今日,紹介した板書は,これらが効果的であり,子供の側に立って,十分に加味されています。

良い板書は,生き生きとした活動につながります。



今回から,板書(掲示物を含む)の好例を紹介します。

ゆめあかり展示

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「ゆめあかり」が3月7日(土)に開催されます。(広報とりで等参照)


今年は,これに先立って,藤代庁舎1Fエントランスに,市内の藤代小学校,藤代幼稚園の児童園児のメッセージ袋が展示されています。


「希望」「絆」「助け合い」などの温かく力強い言葉が記されています。

終わりの3分 5

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本を紹介します。


ベストセラー新書で,竹内一郎「人は見た目が9割」(新潮新書)です。


竹内氏は,この本で,顔つき,仕草,目つき・・・色,温度,距離など「言葉以外の情報が持つ意味」を解説しています。


非言語によるコミュニケーションの重要性を学ぶのに最適な本です。




さて,授業の終わりの3分で,非言語によるコミュニケーションを心がけた教師が,児童生徒に著しい変容があったことを語ってくれたことがあります。


その教師が心がけたことは,


◆いつも以上に張り切った児童生徒に視線を送る

◆友達を支援した児童生徒にほほえんでうなずく

◆良い発言発表をした児童生徒に「親指グッド」を示す


などで,このような授業の終わりの3分の教師の行為が,児童生徒の学習意欲を高めた,とその教師は語ってくれました。


実践を経た真実です。


上記の本の趣旨と合致しており,筆者は感銘を受けました。



◆◆さて,筆者は,このHPの,今年度:99900というアクセス数を見ながら,今,深々と頭を下げております。皆様に感謝します。

ICT教育研修

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きょう(2/12)は,ICT教育研修会が開かれました。

市内各小中学校のICT教育担当者が研修会に参加し,


・ICTを活用した授業実践例

・児童生徒がICTを使ったコミュニケーションにおいて留意すべき点

・情報モラル教育


等について,各校の報告をもとに,グループごとに検討をしました。



ネットで予約,スマホで注文など,今や我々の生活に深く入り込んでいるインターネット・コミュニケーション・テクノロジーです。


情報収集,報告,プレゼンなど,今の小中学生が社会に出て仕事をする際には,ICTツールとスキルは必須のものとなることでしょう。


それらの基礎となる部分を学校の授業の中で学習しています。


終わりの3分 4

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上の版画作品は「指」(1/29本HPに掲載)の最終形です。


「授業始まりの3分」シリーズで,爪を中心として描き始めて「中心から周辺に広げて線描すること」を述べました。


指,手,顔は,児童生徒が,表現を豊かにできる部分(パーツ)なのです。


やがて最終で,部分と部分を適切に構成すると,上記の版画作品のような最終形になります。指の表現,顔の表情を参考にしてください。

(作品=木版画は,5年生児童によるもの)

終わりの3分 3

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算数で,授業の終盤に,必ず入れるべきことは適用練習です。


◆「分かった」と「できた」は違う。

◆「皆で解いたらできた」と「自力でできた」は違う。


正直に告白すると,筆者は学級担任時代に,児童の「分かった」と「できた」が違うことを理解するのに数年かかりました。


「解き方が分かった」と「解くことができた」の間には,ハードルがあります。「できた感」は,問題を解けた時につかむものです。



そのようなわけで適用練習は重要です。


「時間がなくなっちゃったので練習問題はこのつぎネ。」


では,確かな学力に遠く及びません。




ところで適用練習には,まず第一に,教科書の練習問題が良いと思います。その理由は次のとおりです。


◆教科書の「数字」は,検討に検討がなされている。

◆教科書の「問題掲載順」は,検討に検討がなされている。


担任の先生による自作問題を否定はしませんが,写真(=教科書の一部)の通り,教科書は児童の一歩一歩の学習に合わせてできています。


終わりの3分 2

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本時のふりかえりの場面です。【写真】


児童が,ふりかえりカードに書いた言葉に注目です。

「〜引き,ということがわかった」

「定価の求め方がわかった」

のように,

◆きょう勉強したキーワードが入った文◆

になっています。



単に,きょうの勉強をふりかえって,を記入するように指示すると,

「がんばった。」

「協力してできた。」

「むずかしかった,でも,分かった。」

のように書くのが一般的です。


これでも良いとは思いますが,上記のように,キーワードを入れてと指示すると,よりふりかえりが焦点化されます。


キーワードは本時のねらいと合致するからです。


授業終わりの3分

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ノート【写真】をご覧ください。グッドモデルノートです。よさを5つ解説してみます。

よさ1 商16を,同色(赤)で結びつけておさえています。

よさ2 あまり3を,同色(青)で結びつけておさえています。

よさ3 ゆったりとノートを書いているためすっきりまとまっています。

よさ4 「た−か−ひ−お」&「右の渦巻き」など細部がていねいです。

よさ5 ひっさんの横線を定規を使ってぴしっと引いています。


以上5点を見ると,授業者(先生)は高い授業力があることが分かります。



◆テーマを「授業の終わりの3分(広義のまとめ)」として数回載せます。





 

研究校訪問

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きょう(2/5)は,研究委嘱校訪問がありました。

平成26〜27年度と,研究テーマをもとに3つの学校が授業研究を進めています。

きょうは今年度最後の研究校訪問でした。


授業における協同タイムの在り方について,きょうは,研究授業をもとに検討会を行いました。

分科会では活発な意見が出され,生徒の学びをどのように支援していくかについて,有意義な検討がなされました。


始まりの3分 5

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スーパーの広告は,生活に密着しており,授業で使うとインパクトがあります。


【写真左】「全品半額」=「どの品も半額で買える」という基本を確認


もちろん「値段は,品物ごとに異なり,その値札の半額」という,これもあたりまえのことを,具体例を示し,おさえておくことが重要です。



これらの内容について,5年教科書では

「もとにする量」

「比べる量」

「割合」

という考え方で学習します。




【写真中】「かに3割引」は,かにのおいしさを演出したのち(?),学習



学習の際,「3割引」は「3割」と「引」に分けておさえさせます。


「3割」と「3割引」を混同する児童が少なくありません。


よって「付いている値札」の「3割」に当たる金額を,「値札の金額」から「引」いた値段で買うことができるということをおさえます。



【写真右】「%」と「割」の意味および上記の流れで学習




スーパーの広告を,単元全体のどの部分で使うかは授業者の構想によります。


スーパーの広告を使うと「学習したこと→生活へ生かす」が把握でき,児童の関心や意欲が高まります。


スーパーの広告は,効果的な学習教材と言えます。

児童生徒作品展

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取手市立小中学校児童生徒作品展が,「きらり」(取手駅西口)にて,開催されています。筆者は,この土曜日に見て来ました。


科学研究作品(理科自由研究),発明工夫,習字,図画,統計グラフの各優秀作品が展示されており,家族で見に来ている方もおりました。


優れた研究内容,優れた表現の作品を見ると,小中学生の努力の跡が分かります。ぜひお出かけになってはいかがでしょうか。


作品展は2月9日までです。

始まりの3分 4

かなの発明は,のちの日本の文化につながっています。そこで【写真上】を示し,漢字の形とかなの形の似た所,読みが同じであることも確認します。


【写真上】の「世・せ」以外にも「仁・に」「安・あ」【中】などを提示します。


先生「では,『る』『な』『そ』『き』のもとになった漢字は何だろうか?」


この3分間は,かなの成立と日本人の知恵を学ぶのに適しています。画数の多い漢字をいかに日本人が上品なかなにしたか分かる導入です。【写真下】
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始まりの3分 3

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理科の実験,始めの3分間です。

実験では,器具の準備,配置が重要です。「準備はするけど配置があいまい」というのが児童生徒に見られる傾向です。

そこで,配置模範図を示して,配置のしかた&実験の目的を確認しておくと,良い活動,良い着眼,良い考察につながります。


【写真上】模範図で「方位磁針と電磁石。どの向きに置いていますか?」と問う。


【写真下】
「スイッチONで針がどう動くか見よう。」

「動いた針の先を指さそう。」

「それは何度やっても同じだろうか。」

「乾電池の向きを変えても同じだろうか。」と問う。
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始まりの3分 2

先生 「自分の親指の『爪の形』を,よ〜く見てみよう。

よ〜く見た『爪の形の輪郭』を,30秒かけて,描いてみよう。

爪が描けたら『関節のしわ』も,30秒かけて,描いてみよう。」

◆こうして最初の1分で描いた「指の絵」が次の上の写真。3分で中の写真。5分で下の写真。

HP読者で教員の方はご存じの通り,子供は対象物を中心から描くとき,生きた線が出ます。‘中心から’がポイントです。
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授業始まりの3分

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先生

「電卓です。

5のボタンに注目してみましょう。

5のボタンには○が付いています。

この○は指でさわると『突起』になっています。

『突起』の○は,5以外のボタンには付いていますか?」



児童生徒

「5以外には付いていません。」



先生

「5に付いている『突起』の○は,見なくてもそこが『5』であることが,指先で識別できるように付いています。」



児童生徒

「!!」

「え〜,知らなかった。」



先生

「もう1枚の写真です。これは何ですか?」(画面下に掲載)



児童生徒

「電話機です。」



先生

「どのボタンに注目するかというと・・・?」



児童生徒

「5です。」



先生

「そうです。気づいたことがあったら,教えてください。」



児童生徒

「あっ,5のボタンだけ,ポチッと何か付いてます。」

「さっきの電卓の突起と同じ意味なんですか?」

「そうだよ,そうだよ。きっと。はい,同じ役目だと思います。」



先生

「よく気がつきました。その通りです。


『5』が分かるように作られていているものが電卓や電話機の他にもあります。


特に電話は,目の不自由な人が,指で『5』を見つけて,番号が押せるようなつくり,つまりデザインになっています。


このようなデザインを何と言うか知っている人いますか?」



児童生徒

「?・・・」

「あれ,なんかで見たな。」



先生

「ユニバーサルデザインと言います。


ユニバーサルとは,誰にでも,どこでも,広くという意味です。


突起は,目の不自由な人にはあると便利で,そうでない人にも使用上の不便さはありません。誰にとっても使い易いデザインがユニバーサルデザインです。


この時間はユニバーサルデザインについて調べてみましょう。」





◆「業始まりの3分」は本時のねらい確認,活動の方向付けにおいて重要です。上の例は,導入での写真提示が効果的な例です。


◆数回にわたり「授業始まりの3分」について記します。
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取手で梅開花

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取手市台宿にある井野天満宮。

井野天満宮の寒梅の開花は,新聞各紙によく掲載されます。



14日土曜日に,筆者も行ってまいりました。

写真のように,紅梅が花を開かせていました。

この寒梅木は,周辺の梅よりも開花が早めで,3分咲きというところでした。



紅梅のため,ぱっと目に付き,青空によく映えていました。

取手に居ながらひと足先に春を感じたひとときでした。



ここ井野天満宮は学問の神様である菅原道真をまつっています。

道真公には,飛梅伝説があったことを,ふと思い出しました。






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