関ブロ音楽研究会

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きょう(10/24)は,第56回関東音楽教育研究会茨城大会が,取手市を会場として行われました。

澄み渡る秋晴れの取手に,関東各地から多くの先生が集まり,授業公開(9学級),全体会が行われました。

【写真上】全体会のようす

【写真下】研究演奏のようす(取手市立白山小学校6年生)

素晴らしい研究会でした。



ゴミでなく資源(3)

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(前記事から続き)


さらに,子供が気づいて追究するマークにこれ【写真上】があります。

「この1って何だ?」というクエスチョンです。



・「PET」はペットボトルの材質を示す「ポリエチレンテレフタレート」の頭文字。

・「1」は世界共通の数字で「PET」であることの表示。

・「キャップPP」の「PP」は,ポリプロピレンの頭文字。

・「ラベルPS」の「PS」は,プラスティックの頭文字。




【写真下】のように,もし子供から


「どうしてラベルを切りはがして,本体と分けるの?」

と尋ねられたら,

「ラベルはPSで,本体はPETだからだよ」と説明します。



地球上での人類の生存は「持続可能な」がキーワードです。

それにつながる行動として「分ければ資源」の実践を行うことが,環境保全につながる学習となります。


(終)





ゴミでなく資源(2)

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(前記事から続く)


「分ければ資源」の観点を持った児童は「身近なものに記載された資源の印」を探します。


すると,写真に示したように,


・消しゴム(紙・プラ)

・糊(プラ)

・ホチキスの針の箱(紙)


などに資源の印があることに容易に気づきます。


子供には,不思議な力があって「見方」さえ身につければ,大人でさえかなわないほど追究できることがあります。


(続く)

ゴミでなく資源(1)

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(4年生 私たちの生活とごみ処理に関する単元を学習時に)


「【写真上の】レシートを見て,どんな『資源』を買ったか想像してみよう!」


というユニークな質問を児童にしてみる。


レシートには,


1 ちくわ

2 たけのこ

3 あんまん


と,買ったものが記されている。

 

買ったものをよく見ると,


【写真中】ちくわ・たけのこの入った袋には「プラ」とある。

【写真下】あんまんの乗った紙には「紙」とある。



「プラ」は資源のひとつであるプラスティックを指し,「紙」も同様に資源のひとつである「紙」を指す。

(「紙」にちょいとへばりついたあんまんの皮は「可燃生ゴミ」。)



「混ぜればゴミ・分ければ資源」という考えに立つと,

私たちは「必要なモノ」と「資源」を買い物で手にしている,となる。

(続く)





寺原小 研究発表

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きょう(10/17)は,寺原小学校の研究発表会でした。

寺原小では,2年間にわたり,


「数学的な思考力・表現力を育てる授業づくり」
〜自分の考えを書き表し,伝え合う活動を通して〜


をテーマに授業の改善に取り組みました。きょうはその発表会でした。


算数科において「書き表す」「伝え合う」というテーマに沿った授業が実践され,仮説検証型授業となりました。


具体的な一例として,写真右の通り,自分のノートを示して,ペアで伝え合う活動などが随所に見られました。


寺原小の成果が市内小中学校へ広まることを祈念しています。


1分スピ 鳥と烏

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「鳥と烏。

1箇所(一画)だけ違いますね。

ここは目に当たるところです。



(児童生徒の)みなさんも知っているとおり,

この漢字は,ものの形からできた字です。

象形文字と言います。



さて,カラスは,全身が黒い上,黒い目をしていますので,目がはっきりせず,目を示す一画を入れないことで漢字として成り立ったのです。


みなさんが習う漢字で,おや?と思うことがあったら字の成り立ちを調べてみるとおもしろいですよ。」



連携 交流と絆

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きょう(10/15)は,取手市立吉田小学校において「わくわくふれあい会」が開催されました。


このふれあい会は32年間にも渡って継続している東京インドネシア学校と吉田小学校との交流です。


この交流会に,今年度は,来年4月から統合となる小文間小学校,井野小学校の児童も参加しました。


◆写真◆

・和太鼓の演奏を見る東京インドネシア学校の生徒及び小小小連携校の児童

・踊りを披露する東京インドネシア学校の生徒

YUBA英語研修

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中高生が参加するYUBA友好姉妹都市国際交流訪問団の出発が近づきました。

教委指導課では,中高生のための英語教室のお手伝いをしました。


写真は上から,

【YUBA市で取手をPRしよう】

【英語でコミュニケーションを深めよう】

【買い物シミュレーションをしよう】

です。

特に,買い物シミュレーションに関しては,アメリカ在住経験の長い講師の方がていねいに指導してくださいました。


これからのグローバルな時代を生きていく中高生にとって,友好姉妹都市YUBAでのホームステイは貴重な体験となることでしょう。



1分間スピーチ

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先生版1分間スピーチの例


「電話機の『5』のボタンには突起が付いていますね。

これにより,目の不自由な人は,指先で『5』を探しやすくなります。

『5』が真ん中で周囲には123467890が配置されています。



数の配置は異なるけれど『5』の突起は電卓も同じです。


『5』の突起は,目の見える人の使用にも支障なく,目の見えない人には役に立つデザインです。こういうのをユニバーサルデザインと言います。


『ユニバーサル』っていうのは,『すべてに』って意味です。

UDは,すべての人に使いやすくできたデザインということです。」



このような「先生版1分間スピーチ」は,学級経営や授業に効果があります。




UD N型Z型

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上手なプレゼンテーションのしかたについて,多くのビジネス書などでは「プレゼンする者の視線の動き」が指摘されます。


◆N型・Z型に視線を移動させ聞き手全体を見るのが良い


理由は,プレゼンの間,聞き手と自分の視線が合う機会が増え,聞き手全体を集約できるからです。




教師が日々行っている授業は,児童生徒へのプレゼンテーション。

教師ほど数多くプレゼンをする職業も珍しいのではないでしょうか?

その時,写真のようなN型・Z型の視線移動を意識すると良いのです。



「目が宙を泳いでしまう」視線,「伏せ目がち」視線,「黒板を向いての」プレゼンを,N型・Z型に変えていくことは,小さな工夫で大きな効果。

まさにUDです。



月食

きょう(10/8)は皆既月食でした。
 【写真上】南東の空の月が少しずつ欠け始めました。
 【写真中】月食が進みました。
 【写真下】月は赤っぽく見えました。(月の写真は撮影が難しい・・・)
我々の住む地球の影が月に映る・・・天体の動きに想像を膨らませました。
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UD 述べる時

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述べる時のUDです。

次のAさん,Bさんの述べ方のどちらがより良いかは音読してみると明らかです。



問題 サンマが9ひき,イワシが5ひきいます。どちらがどれだけ多いですか?



Aさん「答は,9ひく5は4,サンマが4ひき多い,です。いいですか。」



Bさん「はじめに,『どれだけ多いですか』なので,ひきざんです。

つぎに,ひきざんの式は,9−5 (9ひく5) です。

9−5の答は4です。

なので,サンマが4ひき多い です。」



述べる時に,

◆はじめに〜  つぎに〜

◆〜は,〜なので,〜です

◆一文が簡潔(短い)

という「型」が,論理的な説明として効果的です。


「型」を身につけるのは早いほど良いです。「型で述べる,伝える」ができる児童生徒は‘相手への理解させやすさ’も同時に身につけます。


「型」は適切な指導があれば,短期間で定着します。



そのための初期の指導時には,

◆「はい」と返事をする指導

◆「はい,   です。」の指導


のようにスモールステップが効果的です。


「はい」が「はいっ」になればワンランクアップです。


UD 言葉での指示

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「よ〜く見てみよう」

という言葉で,児童生徒に指示をする,そんな場面がよくあります。



UD授業では,よ〜く見せたい時に,次のようにすると効果が高まります。



例:上の写真で大切なのは,


◆左手に持つガラス棒は少し傾けること

◆ビーカーの壁にろうとの脚を付けていること


です。棒を傾ける意味は液体を的確に伝わらせて落とすことです。壁に脚を付けるのは壁伝いに流下させてはねかえりを防止するためです。



よって,言葉での指示は,


「ガラス棒は,まっすぐかな?」

「ビーカーの壁にろうとの脚が付いているかな?」


になります。



UD まとまった文節

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児童生徒に示す文の良い例


◆写真上のようにまとまった文節で示す


文は文字情報ですので,目でとらえる時に,意味のまとまりがあるほうが,情報としてよりとらえやすくなります。


よって文節重視による改行が良。適切でないところで改行をしてしまうと,写真下のようになってしまいます。


黒板等に提示する課題文,提示する資料などは特にそうです。




UD 立ち位置

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教師には,授業でのより良い立ち位置があります。

写真は,好例のひとつです。

教室の前方で,説明(プレゼン)をしている場面です。

ここで教師は,あえて最後方に立っています。


この立ち位置は,

◆説明している生徒の様子,声量,資料の視認性が見えること

◆説明している生徒を見ている生徒の様子が見えること

が,そのよさです。


そして授業の中でキーポイントを説明するなどの重要場面では,中央で生徒の視線を見て話すことが良いので黒板前中央が立ち位置となります。


授業をUDしていく視点のひとつが教師の立ち位置です。




UD 見え消し

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見えるようにしたままで消すこと,見え消しと呼ぶこととしますが,この学習作業は次の点で有効です。


◆もとが何で,どう,直したのか,その跡が残ること

◆間違い(誤解,ケアレスミス)を残すことで,同じ間違いをしなくなること

◆直す過程で,思考力・表現力がつくこと


消しゴムという「便利な」文具は,跡形もなく消してしまうという点で,「子供に使用させるには留意すべき」文具なのです。



さて,上記の写真で示したように,


◆文の推敲=より効果的な表現へ

◆計算の誤り=位取りなどの基礎基本の確認へ


これらは児童生徒には大切な学習です。


「間違い」「不十分」を踏まえるからこそ「習熟」「効果」あるからです。


「消してしまうこと」で「もとが何だったのか分からなくなる」のが子供ですので,見え消しを取り入れた授業は成果が出ます。



市学力向上研修会

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きょう(10/1)は,市学力向上研修会が開催されました。


実践発表があり,学力向上を図るためのUD視点に立った授業づくりの紹介はとても参考になりました。


分科会での意見交換ののち,県の指導主事の先生から指導助言をいただきました。



UD

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UD(ユニバーサルデザイン)についてです。

写真のように「曲がるストロー」を多く見かけます。

この「曲がること」によって,「使いやすさ」を感じる場面があります。



コップを斜めにするとこぼれてしまいますが,斜めにしなくても,ストローが曲がることによって,例えば,寝たままでも使用できます。

「使いにくさ」の解消を,具体的にデザインしたものです。もちろん,まっすぐのままでも使うことができるデザインです。



このような「より使いやすいデザインであるもの」を,ユニバーサルデザイン(UD)と呼びます。


(ちなみに,この「曲がるストロー」は,日本人の発明です。ケガで起きられない方に水を飲ませたい,と発明されました!)



次回から,UD授業,つまり「より学びやすい授業づくり」について記します。





学 アイコンタクト

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アイコンタクトとは,目と目を合わせることです。


小学校外国語活動では,コミュニケーションの素地を培うために,特にアイコンタクトの重要性が求められています。


さて,アイコンタクト重視の活動では,カード(または実物)の相手への示し方の指導が重要です。


【写真左】のようなカードを使ったアクティビティの場合,カードをどの位置で相手に示すのが良いでしょうか?


それは,【写真右】のように「目の高さ」です。


目の高さで示すことでアイコンタクトが多くなります。


これは言語活動一般にも言えることです。




「二画」が見える

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写真は,書写。

題材である「必要」の「必」に着目してみます。



「必」という字を児童に示した時に,児童は「必」の最初の二画に着目することは,難しいのです。

そこで,写真のように,マーカーを入れることで,


◆最初の二画の位置関係


が見えるようになります。つまり一画目の点よりも,二画目がぐっと上方から筆が入って来る,ということです。



二画が見えた! このように,児童が題材教材が見えること,そして,児童生徒が題材教材を見えるようにする支援が重要です。


二画が見える見えないの違いは,児童生徒の筆の運びの違いになります。



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