シートに付箋を

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付箋に,意見・アイデアを記入して,貼り付けるという活動は「交流」が深まる活動です。(写真参照)


自分の意見が,深まる・広がるというのは,他の意見に接した時が一番です。


学校の授業だけでなく,ブレーンストーミングでは,ホワイトボードに,貼ったり,貼り直したりすることが効果的です。


このような「交流」が児童生徒にとっては互いの学習を深いものにします。


辞書に付箋を

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写真のように,辞書を引いたページに付箋を貼っておくことは,児童生徒の学びを確かなものにします。


実践をしてみるとその効果が分かります。


◆辞書を引くのが早くなります。

◆言葉の意味を,あいまいなものでなく確かなものとしてインプットできます。

◆辞書に示された意味や例文がきわめて簡潔で分かりやすいことに気づきます。

◆付箋を見るたびに以前に調べた言葉を思い出します。


「辞書に付箋」は良い学習活動のひとつです。


理科 手で見る

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写真のように,植物をデジカメで撮影すると良い教材になります。

そのひと工夫は,児童の「手のひら」「指」「腕」などを一緒に撮影することです。


「〜と比べて,大きい」

「〜よりも,長い」


児童は,からだ(の一部)を物差しとして,対象を見るようになります。


「アサガオの種は小指の爪よりも小さいのに,ヒマワリの種は親指の爪よりも大きい」のように,観察記録も具体的になります。


◆じゃ,定規で測ってみよう。

◆え〜と,ホウセンカを上から見ると葉が360度の円のように広がっている。


このように発展し,科学的な目をもちます。

教師の写真の撮り方で,その「科学的な目」も育ちます。


「(上の写真の)この葉っぱ,葉のまわりがギザギザ!」


このような発言も飛び出します。


子供の目は指先にある,と言われる所以です。


舞妓は・・・

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舞妓を夢見る少女の成長の物語,その映画を見ました。

素晴らしいエンターテインメント作品!とまず書かせてください。



さて‘ネタばれ’を回避して「教育」という観点でのコメントです。


◆平安遷都1220年,京の文化が学べる作品です。(歴史・美術)

◆二重唱など歌の魅力が全編にあふれます。(音楽)

◆少女の成長は感動的です。(道徳)


優れた映画から学ぶこと多しと感じました。






研修:防災気象情報

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きょう(9/11)は,学校の防災力強化推進事業研修会が実施されました。


水戸気象台から講師の先生をお迎えして,防災気象情報についての講話がありました。


「ナウキャスト」の活用によって,細かな気象情報を得ることができ,防災に役立つことをお聞きしました。


局地的大雨など「これまでに体験したことのない」状況が,近年,多く見られます。


きょう伺った貴重なお話の内容は,市教委から,また,研修会参加者から広げたいと思います。



学 調べ学習でUP

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調べ学習は,工夫により,パワーアップします。



◆子供がネット検索する時,「とは」,「っていう」を付けて検索させると


例えば地球温暖化を [地球温暖化] で検索すると,児童生徒にとって難解なハイレベルなサイトが多く表示されます。


そこでひと工夫。


[地球温暖化 っていう] にすると,小中学生でも理解できるサイトが多く表示されるようになります。


小さな工夫ですが,調べ学習をする児童生徒にはUP!です。





◆辞書を併用させると


上の写真でも,辞書が見られます。


「分かっていると思っていた言葉」なのに誤解だったことは大人もあります。


「書物にある難しい記述」を「噛み砕いて易しく表記」充実した学習です。


これもUP!です。





◆写真を重ねて貼ると


上の写真のように,複数の写真を貼る時は,資料の上部だけ糊付けして,めくれるようにすると見やすくなりこれもUP!です。



調べ学習は,授業者が工夫を加えないと ‘写し学習’ になりがちなものです。ひと工夫してみると児童生徒の学ぶ力は確実にUP!です。
 

学 第1第2の発問

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発問(授業者が児童生徒へ質問すること)にはいくつかの目的があります。


「答をきく」「答の理由をきく」ことは,発問の目的として特に重要です。



◆例「道路沿いにあるコンビニ」


教師第1発問「このコンビニには,どんなお客さんが来るでしょうか?」

児童生徒「歩きや自転車もいますが,自動車で来る人が多いです。」

教師第2発問「なるほど,それは写真のどこを見てですか?」

児童生徒「駐車場です。(停めてある車です。道路から入り易くなったところです。)」



第1発問で答を引き出す。

第2発問で理由を引き出す。

すると答と理由の整合性がわかります。


「答」と「理由」の整合性は重要です。第1発問だけで次へ展開すると思考があいまいになります。



◆例『ごんぎつね』(4年生国語)


教師第1発問「兵十は,ごんをどう思っていたのかな?」

児童A「悪いことをするきつねだと前々から思ってた。」

教師第2発問「Aさんは,どこを読んで,そう考えたのかな?」

児童A「『ぬすとぎつねめ』と『め』をつけてどなっているところです。」


第1発問,第2発問で,児童の読みは叙述に即したもの,理由との整合性を考えたものになります。



必勝〜必笑 の教え

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1918年と言えば大正7年。

以来96年ぶりの,全米テニス4強入りの錦織選手。

準々決勝のバックハンドの1本は,対戦相手も手を叩く高等テクニックでした。


さて筆者が驚いているのは,若い力のある選手たち(最近では錦織選手,ハイブリッド6戦術で決勝まで上がった女子バレー選手)の笑顔。


笑顔が,ピンチでも出るのがすごい。


実は,これに関して,甲子園大会で,球児の笑顔のすごさ,ということを新聞で書いていたライターの方がおりました。


「必勝」は「必笑」から。強いチームは笑顔があるというのです。


児童生徒の育て方に関連していました。近年のコーチ(監督・指導者)は,


◆よさを見つける〜伸ばす

◆教える〜褒める


これが基本ということです。


強豪高校野球のある監督も「最近は対戦校の適切な分析に基づいて,攻守を教え,伸ばし褒めることが大切。昔の‘根性’ではスポーツにならない」と。



強い選手のいい笑顔。

育つ育てるということの秘訣がそこにあるように思いました。


学 学びの跡のある

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ノートに児童生徒の学びの跡があること,これは,学んだ力となり,学んで行く力となります。


ノート指導は,それぞれの先生が,授業の中で工夫をしているところですが,写真のノートはその一例です。


このノートではキーワードを発見して記入させていること,短い文で簡潔に書くようにさせていることなどが分かります。


これは小5のノートですが,行数も少なめなものを使用し,ゆったり書くことができていることも分かります。


書き出しの「文頭の揃え」を意識しているため,整っています。


さて,子供にノートを書かせるときに,大人は言い方にひと工夫。


「ていねいに」「きちんと」などの言い方は子供には理解しにくいと言われます。


「見出しを付けて」「・を書き短い文で」などの言葉であるほうが,子供は理解しやすいです。



学 2人とも発言

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学(まなび)シリーズです。

児童生徒の発言が多くなり,交流が多くなることは言語活動の活発化です。


写真は,2人で話し合って,その後,2人とも発言する学習活動です。

この活動のよさは,互いに話し合ったことを教室全体に2人とも発言するので,


◆自信をもって発言できる

◆相手の発言をカバーする,フォローするように発言できる

(相手の言い足りないところを発言する)


ことになります。

1人での発言よりも,内容が豊かになります。

発言内容の豊かさは,その前に行う2人の交流の豊かさに支えられるものです。




2学期スタート

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取手市は,きょう(9/1)から2学期が始まりました。

2学期は,季候も良く期間も長く,学習に運動に適した学期です。

2学期は,小学校も中学校も,学校行事がたくさん実施されます。

さあ,2学期のスタートです。


【写真】雨模様となったけさの登校風景



小中連携各校HP

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この夏季休業中に,夏休み算数スクール,学びの広場サポートプランを全小学校で実施しました。


各小学校では,「先生役」となった中学生が小学生にアドバイスをする様子がたくさん見られました。


8月最終週に学習を実施している小学校のHPには,その様子が掲載されていました。


中学生が小学生に学習アドバイスをする取組は,本市で進めている小中連携事業の一環です。



B問題とは

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きょう(8/26)のTV,新聞等で,全国学力学習状況調査(以後全国学テ)結果が報道されました。


全国学テは,今年の4月に,小学校6年生,中学校3年生が受けた調査です。


全国学テは,国語と算数(数学)のA問題とB問題からなります。



さて,児童生徒が解く問題を,文部科学省のHP等で,ぜひ見てみることをお勧めします。A問題,B問題とも出題のねらいがあります。


写真はB問題の一例です。


見ますと分かるとおり,B問題は活用力を見る問題で,生活の中の事象が問題となっているものが多くあります。


B問題は,問題の意味を読み解く力が必要です。これが読解力につながって行きます。


問題を読み,答とその根拠を見い出すことの大切さが分かる出題です。児童生徒と同様に実際に解いてみますとよりいっそう感じます。



連携してのフォーラム

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きょう(8/26)は,市内の中学校を会場に,小学生と中学生の代表が参加してのフォーラムがありました。


フォーラムでは,中学校生活に関する情報を,各小学校の代表に分かりやすく伝える場面がありました。


小学生は,小学校の生活と中学校の生活との違いを学び,また,関心の高い内容を中学生に質問をするなどして積極的に学ぶことができました。


こうした小中学校の連携は素晴らしいと思います。




柔軟な思考力!

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「32校が出場するトーナメント戦で,優勝が決定するまでには,何試合おこなわれるでしょうか?」という問題が出たときのことです。

(但し「引き分け再試合」は考えない)



筆者は必死に写真のようなトーナメントを書き,1つ,2つ・・・と数えました。


ところが隣の人が「はいっ,分かりました。」と。その間,ものの1秒。


その人の説明がまたすごかったのです。


「答は31試合。1試合実施すれば1校が敗退する。31試合実施すれば31校が敗退する。32校中残った1校が優勝だから全試合数は31。」



お見事!


その人の‘柔軟な思考力’に筆者はいたく感激しました。

自分には,こんなすごいもののとらえ方はできないなぁと思いました。


さて熱闘続いた甲子園大会決勝。大阪桐蔭が全49校の頂点でした。

きょうの決勝が今大会48試合目。






研修 学級経営講座

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きょう(8/22)は,指導課主催の学級経営講座がありました。


参加した市内小中学校の教員は,意欲的に研修に参加し,新学期にすぐに活用できる研修内容に耳を傾けました。


学級経営ということで,児童生徒への言葉かけをどのようにするか,児童生徒のよさをどのように認めていくかなど具体的な内容でした。


講師の先生からは講話やグループごとの意見交換時にアドバイスをいただきました。

学 ノートを交換

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ノートを交換して,お互いに見るという学習活動の写真です。


PISA型読解力でも,「情報の取り出し」「評価=吟味」「共有」は重要な力として指摘されています。


授業の中で


・言語活動の取り入れ

・児童生徒同士の交流

・話し合い活動

・比較検討してより良い解決方法の発見

・算数的活動


などを授業者が取り入れる時に,それらがより有効となる活動のひとつが「ノート交換」で,写真に示しました。


児童生徒は,相手のノートをよく見ます。ノートには相手が考えたことのあしあとが記されています。


算数(数学)の立式にも,国語のキーワードにも,理科の実験観察の着眼点にも,相手の考えが記されているのがノートです。


写真のような「ノート交換」という活動を取り入れることによって,その後の学習活動の広がりと深まりが増します。


「ノート交換」は,小学校低学年から中学校3年生まで有効です。ちなみに写真は,小6,小1です。


授業の中のささやかな活動ですが,効果は大きいと言えます。



学 ノート指導こそ

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「ひっさんの横線は定規で引きましょう」

このささやかな‘ノート指導’を「する・しないの差」は大きいのです。


実例が上の2枚の写真です。

【写真上】ある担任の先生が「ひっさんの横線」未指導時の児童のノート

【写真下】同じ担任の先生が「ひっさんの横線」指導後の児童のノート



BEFORE−AFTERの典型のようです。

匠の技は,たいへんシンプル。

「ひっさんの横線は定規で引きましょう」の指導を厳しく。継続的に。



その担任の先生に「AFTER」後にうかがったら次のとおりでした。


・計算ミスが少なくなったことは○つけしながら驚くばかり。


・ノートに児童が自信をもつようになった。ノートを開いて嬉しそう。


・指導前は「横線ぐらい」と思っていたがそれは勘違いだった。


・保護者から驚きと感謝の声が届くようになった。


・テストのはじっこに書くひっさんも横線を定規で引くので点数UP。


・百の位,千の位など「位取り」がずれなくなった。


・ひっさんと隣のひっさんが,くっつかなくなった。



感嘆の声。

たかが横線?されど横線!なのです。

ノート指導は,ささやかなところから始めるのがコツです。

もちろん家庭学習の時にもできます。
















テーマは街の中 3

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取手駅東口。

【写真上】の彫刻は題「シュプリンゲン」,東京芸術大学の先生の作品です。

アートの街とりでを感じさせます。

取手駅は東西口とも,緑豊かな場所です。



【写真下】はアートギャラリーを反対側から写したものです。

ここも緑がいっぱいです。



【写真中】台宿から駅へ向かう通りにはきれいな百合の花が。


本HPは茨城県取手市からは離れたところの方からのアクセスも多くあり,いつも見ていただきありがとうございます。m(_ _)m



学 分からなさに・・

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分からなさに寄り添うことが子供に勉強を教える時のコツです。


例 写真左の 5943÷7


◆「5943の数字全部」を見てしまう子は「分からない」と感じます。

◆「5だけ」を見る子は「分かるぞ,解けるぞ」と感じます。



教える側として,子供の「分からなさに寄り添う方法」例=写真中。



写真中は「よけいな情報を隠す」という方法。シンプルに指で隠しています。

よけいな情報が隠れることにより子供は持っているスキルが使えます。


「え〜と,5の中に7は入ってないからぁ」という思考スキルです。

そこで写真右,59という情報までを示す。

「え〜と59の中には,7が8コだな。『しちは56』っと。良し。次は〜」


単純な教え方です。しかし分からない子供には有効な指導方法です。


一般に子供が苦手なのは「見ないようにする」ことです。9以下ずらっと見えているわけですから子供に「見ないように」は難しい。


上記の方法の‘さりげなさ’は優れています。


「全部を見ないで,ここだけに着目すればぁ〜だから」ができることイコール勉強のコツをつかむことです。


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