スーパームーン現る

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いつも見ている月が,大きく見えるスーパームーンが現れました。

1 月が地球の周囲を回る楕円軌道上で地球に近い位置にあること

2 満月であること

この2つの条件が重なって,ひとまわり大きく見えるスーパームーンになります。


(NASAは,再接近時刻と満月時刻が1時間未満という短さから,エキストラ・スーパームーンと名づけました。)



天候に左右される天体ショー。

今回も関東はなんと台風による雨。


写真は,偶然にも11日午後7時頃に撮影できた「1日遅れのスーパームーン」です。1日遅れではありますが,十分に美しい満月でした。

(撮影場所 茨城県取手市 撮影者 筆者)


研修 ICT教育

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きょう(8/8)は,夏季研修として,指導課主催ICT教育デジタル教科書を活用した授業実践研修が行われました。


デジタル教科書を活用すると,児童生徒の学習のめあてに合わせて,より分かりやすい授業展開ができます。


きょうは具体的な教材をもとに,教員が体験したり指導方法を確認したりしました。


視覚的に把握しやすいこと,動きが伴うことで理解しやすいことなど,デジタル教科書のよさを理解できました。



学 授業「1%の」

自由研究に多少役立つと思い,筆者の「1%の・・」授業について書きます。



まず【写真上】を提示。

筆者「この水色のものは何だろうか?」

生徒「?・・・乗り物?」「道を均すローラー?」「機械?」



次に【写真中】を提示。ひとの足が写っているので思考が広がった。

生徒「え,足? 何か,ひとが使う物?」「何これ?」



筆者「ヒントは『生活に必要なものを運搬中』です。」

生徒「わかった! 食べ物!」「水?」「どうして丸いの?」




最後に【写真下】を提示。

生徒「引っ張ってる!」「何で?」「生活に必要なものって?」



筆者

「こうして引っ張って転がして運搬します。中は水です。この容器にはペットボトル500ミリリットルで1000本ぶんの水が入ります。」


「地球は水の星ですが,多くが海水。飲めません。あとはヒマラヤなど高地にある雪や氷。高地で固まっているためそれも飲めません。」


「たった1%が人間が飲める水。地球上の全水量の1%だけが川,湖,地下水などです。しかしそうした水が必ずしも家の近くにはありません。」


「地球上の多くのひとたちは『水を運搬する』作業が生活の一部です。写真の水色容器は運搬作業の過酷さをいくらかでも軽減する発明品です。」


「実は日本のような水道設備は,地球規模で見ると少ないのです。」(終)




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自由研究 スーパー

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「お米は,どこに置いてあるかな?」

とスーパーマーケットで,子供に尋ねると,

「ここ,ここ!」と子供は,喜んで教えてくれると思います。




そんな時,

「ほんとだね。ところで,どうして,お米はここに置くのかな?」

と子供に尋ねると,今度は子供はかなり考えます。


この考えている時間が大事です。いきなり「正解」を出す子供も立派ですが,あれこれ考える時こそ子供の思考力が高まります。



分からない場合はもちろん教えます。次のような答が良いかもしれません。

「レジに近いからだよ。」

「?」

「お米って重いでしょ。レジに近いとそのぶん楽でしょ。」

「!」



スーパーマーケットは,自由研究の対象としてとても興味深い場所です。

保護者であればお子さんと「自由研究の目」で回るとおもしろいと思います。



もう1問。

「子供のお菓子売り場と大人のお菓子売り場,違いは何か?」

その場で考えても良いし,売り場に行ってみるのも良いと思います。



答え:子供のお菓子売り場は子供の手が届く所に商品がある→上の写真参照




最後にもう1問。

「店内に,消火器は何台置いてあるかな?」


(正確に言うと,売り場面積が違うと,台数も違うので,

「消火器Aと何メートル(何歩)離れたところに消火器Bがあるか?」

のほうがより正しいかも。「消火器が置いてあるとは知らなかった」という

人もいます。大人でも子供でも。そこが面白い所です。)




さて,消火器の答は,皆さんのお近くのスーパーマーケットで。







自由研究 歌詞

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このブログの4/28に,アナ雪の歌詞の話題を掲載しました。

アナ雪のメガヒットにより,その第2弾です。



ところで「英語を日本語に置き換える」ことの熟練の技として,映画の字幕スーパーがあります。

字幕スーパーの第一人者である戸田奈津子さんによると・・・


映画「第三の男」の中で,

I shouldn't drink it. It makes me acid.

という台詞があり,戸田さんが見た映画では,この台詞の字幕は,

「今夜の酒は荒れそうだ」

と表記されていて,その訳の見事さに感銘を受けたそうです。


状況にぴったり,気持ちが台詞に表れており,長さ(秒数)もぴったり。

日本語は,比較的,言葉を少なくせざるを得ない言語なのですが,それをふまえて上手な翻訳に驚いたそうです。



同様に驚くのは,4月からの人気が続く,アナ雪のテーマソング。

♪すこしも寒くないわ

♪The cold never bothered me anyway

並べてみると,「こ」→ cold

「ないわ」→ anyway

で,アナの口の動きに合っている上に,場面,メッセージ性,長さが合致。

プロの技としか言いようがありません。

もちろん,サビの,Let it go , let it go .
に合わせて歌詞は,ありの〜 ままの〜

口の動き,メッセージ性ほかぴったりです。

ちょっと変わった自由研究でした。



テーマは街の中 2

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テーマ別街歩きの続編。



テーマ 壁とアートと環境と

場所  関東鉄道常総線戸頭駅付近



壁面に,写真のような装飾ペイントがなされており,散策していると,ハッとします。


戸頭駅から南側に歩くと,いくつかの場所でこの装飾ペイントに出会うことができます。


ペイントの題材は,模擬ドアや本棚などが選んで描かれており,明るい感じで「遊び心」満載です。



話は大きくなりますが,西洋美術史では,教会や聖堂の壁に描かれた壁画が,広く市民に愛され,文化的な価値が高く,技巧も高く評価されています。

日本美術史では,ふすま絵,屏風などに尾形光琳はじめ並み居る絵師が腕をふるいました。

最近は,都心などで,広い壁をアートの場として活用し,場の環境を作り出している場所がたくさんありますね。


取手では上記の「戸頭」はおすすめの場所のひとつです。




研修 教育講演会

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昨日(7/31)は,教委指導課主催の特別支援教育講演会がありました。

今年2月に発効した障害者の権利に関する条約に基づいて,特別支援教育に関する取組が進んでいる現状を講師の先生が説明してくださいました。

270名という市内教職員の約半数もの参加がありました。

充実した講演会となりました。

中学生が先生

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算数スクール,学びの広場サポートプランが,現在,それぞれの小学校で行われています。

これは,算数の学力を定着・向上させる事業です。

本市では,この事業に,多くの中学生が「先生役」として参加しています。写真のように,小学生の学習サポートをしてくれます。

小中学校間の連携(小中連携)を進めている本市の取組のひとつです。

テーマは街の中に

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テーマを決めて街を歩くことで地域散策の楽しみが増えます。


【筆者の今日の散策 写真上中下】は,

テーマ 街の中のアート

場所  取手駅周辺


です。取手駅周辺にはクリエイティブなアートがたくさんあります。


【写真上】駅西口に降りて南(利根川方面)へ少し歩くと,この壁画があります。タイトルは「とねがわず」です。


【写真中】駅西口に降りてすぐのところに,この像があります。タイトルは「梟家族」です。


【写真下】駅西口のロータリー中央部に,この像があります。タイトルは「和」(NAGOMI)です。


<いずれも平成26年7月30日朝撮影>




さて,児童生徒は,長期の夏休み中です。

テーマは街の中にあります。児童生徒と地域散策をされてはいかがでしょうか?

◆川越(テーマ 小江戸)

◆成田(テーマ 門前町)

なども取手近くではおすすめの街です。





図工美術 文字

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レタリングのすすめです。

夏休み中は,ポスター,自由研究などで,文字を書くことが増えます。

児童生徒の書く文字は,それぞれに味わいがあって良いものです。



文字を際立たせたい時に,レタリングをしてみることもおすすめです。

【写真】は明朝体(みんちょうたい)の例(作成途中)。


◆文字の「芯」になる線は,垂直は垂直で,斜めは斜めで角度を揃える。

◆ヨコは細く,タテは太くする。

◆「とめ」は盛り上がる。


これに気をつけるだけで完成します。

アピール度はぐんと増します。



研修 市内巡検

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きょう(7/25)は,教委指導課による市内巡検が行われました。


これは取手市内の文化財や歴史的な建造物などを巡る研修です。


きょうは,埋蔵文化財センター,三仏堂,地蔵けやき(高源寺),歴史資料収蔵所などを見学しました。


参加者は,新任の先生および希望する教職員です。


有意義な研修となりました。

歴史 立行司

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大相撲は今場所もいよいよ大詰め。けさ(7/24)の時点では,1敗に2力士が並び優勝回数も注目される場所となっています。


さて,行司に注目して大相撲を見ると歴史や文化が見えて来ます。


立行司(たてぎょうじ)は終盤の取組のみ裁きますが,その前,その前と・・・行司の装束を追って見ていくと色も形も足元も異なります。


立行司は,木村庄之助,式守伊之助の二人ですが,この名前は立行司としての名前であって,本名ではありません。


これまでに30人以上の立行司がいることから,場内には「第○代 木村庄之助です 式守伊之助です」のようにアナウンスされます。


立行司だけが持って土俵に上がるものに短刀があります。これは大相撲が江戸時代から続く歴史的伝統的慣習です。


この短刀は「行司さしちがえ」(軍配の誤り)があったならば,切腹する覚悟で,ということを示す短刀です。TVをよく見ると見えます。


もちろん切腹はありませんが,立行司のさしちがえがあった場合には,立行司が相撲協会に申告をするのは事実です。


「残ったぁ,残ったぁ」も発するタイミングが重要で,「残った」の意味は,「ワザをかけられても踏ん張って土俵に残った(残れ)」のかけ声です。


軍配の房,装束の色,烏帽子の意味など,相撲の行司を歴史と文化の観点で調べてみると興味深いものがありますよ。



理科 橋の強さ

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【写真上】のような橋を見ることがあります。

橋のアーチ部分を,子供たちに注目させてみてください。

このアーチ部分こそ,橋(橋梁)の強さを出す構造です。



【写真中】のように定規や固めの紙などでアーチを作ると,その上部はたいへん強く,かなりの重量に耐えることができます。

この原理を生かしたのがアーチ型の橋です。

この原理は古くは紀元前から知られて建築に生かされていました。



試しに【写真下】のように,水平にしてしまうと,力はまったく失われて,写真のように重量に耐えられません。



旅先でこんな橋を見かけたら,子供たちにお話ししてみてください。

橋の多い都内の隅田川などにかかる橋も多くがアーチ利用です。

名刺1枚でも強さの実験ができますよ。




市内小中終業式

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きょう(7/18)は,取手市内小中学校の第1学期終業式。

明日から夏休みになります。

児童生徒が充実した夏休みを過ごせるよう願っています。
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算数 九九の表

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「小学生のとき,九九の表で,数字の並びを『ななめ』に見ていたら,ハッとしたんです。」


この言葉は,先日開催された数学オリンピックで,みごとに金メダルを獲得した日本の高校生のコメントです。


それでは,上の写真の九九の表を見てみましょう。


確かに,色をつけた部分はもちろんのこと,どの列をななめに見ても,規則性があります。この規則性に気づいたのです。


下の写真はちがった方向をななめに見たものですがやはり独特の規則性があります。

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体育 投力

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投げる力(投力)を伸ばすのは,


・投げる方向が分かる

・スナップをきかすことが分かる,できる

・腕のしなりを支える体の動きの保持ができる


が大切です。



投力を伸ばす学習活動例はいくつかあります。


写真で紹介したのは,ロープを「斜め上方」に張ったものです。これによって「投げる方向」が児童生徒が分かります。


そのロープに「バトン」を通すことで,バトンの上がる高さが目で確認でき,しかもバトンは戻って来るので,繰り返し練習がしやすくなります。


学 資料の見せ方

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児童生徒に,学習資料を提示するときのコツです。

例 自動車工場や製鉄所のような大きな工場はものすごく広大であることをつかませたい場面。


1 【写真上】のように工場そのものは紙などで隠す。(ICTならより簡単)


2 工場わき(左側)にあるグラウンド(広場)は見せて,サッカーができる程度の広さがコレというのを理解させる。


3 紙をめくると【写真下】のように工場が現れ,広大さの把握が容易。


4 事前にグラウンド(広場)を尺度としてもたせた点が指導のコツ。


これは,情報番組,ニュース番組の基本的な手法であり,学習指導に生かせます。

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国語 言葉の誤用が

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W杯は,途中起用されたゲッツェのトラップボレーシュートで決まり。ゲッツェは大役を果たしました。


さてこの「役」に関する言葉の誤用に「役不足」があります。



次は誤用です。

「このたび本営業部へ着任しました**です。課長として役不足ではありますが,一生懸命頑張ります。」


「役不足」を「力不足」の意味で使用していると思われる誤用。


「役不足」とは,その人は力があるのに,その力に見合った役割が与えられていないことを指す言葉で,本人でなく他人が使うのが通例。


自分で「役不足」と言ってしまっては,何をえらそうに!となります。



誤用・誤表記の例

×的を得る ○的を射る

×綺羅星の如く ○綺羅,星の如く(きら,ほしのごとく)

×間髪を入れず ○間,髪を入れず(かん,はつをいれず)

×コミニュケーション ○コミュニケーション

×怒り心頭に達す  ○怒り心頭に発す


◆「間髪」「綺羅星」→ ×の使用のほうが多い!のが現状




「とんでもございません」も誤りなのですが,多くの方が「とんでもない」のていねいな言い方として使っています。


「とんでもない」の「ない」は「無い」ではありません。「きたない」の「ない」が「無い」でないのと同様です。


「きたない」を「きたございません」と言わないのと同様に「とんでもございません」は誤用。


もし,ていねいに言うなら「とんでもないことでございます」が正しいのです。



文化庁の調査で,誤用が多数で「本来は誤用なのだが・・・」という例もあり,まさに言葉は生きているとも言えますが。



・情けはひとのためならず


・鳥肌が立つ


などがその例です。


「鳥肌が立つ」は本来は「ぞっとする」なのですが,最近は「あまりに素晴らしくて感動」の場面で使われる例が目立ちます。


誤用は「噴飯もの」(可笑しくて吹き出す)なのですが,この「噴飯もの」でさえ「頭に来る,文句を言わないでいられない」の意味に誤用されています。

防災 釜石の奇跡

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藤代庁舎エントランスでは,東日本大震災と復興についての写真展(パネル展示:県南生涯学習センター)が行われています。



これに関連し「釜石の奇跡」と称された出来事を紹介します。


3.11大地震の直後,釜石市の小中学生は,津波が来るから避難だ,という判断のもと,すみやかに高台等への避難をしました。


小中学生の避難行動は,一般市民より断然速く,小中学生の避難行動を見て避難をした人もおおぜいいました。




釜石市の小中学生はなぜこうした賢明な判断ができたのでしょうか?




それは防災教育の成果でした。群馬大学の先生を講師として,津波の発生と避難行動について日頃から勉強していたからでした。


しかも市内には,午後2:46に,帰宅していた小中学生もおり,避難行動が学校からではなく,その子らは自分が居た場所からの行動でした。


小中学生が,住民に声をかけたり,小さな子の手を引いた例もありました。



こうして「被害ゼロ」(但:学校管理下での被害)という奇跡が起きたのでした。



加えて「津波てんでんこ」という古来からの教えがありました。「津波の時はてんでんばらばらに逃げろ」という教えです。


たとえ家族であっても互いに探さず,あらかじめ決めた場所へ,てんでんに避難する。そして避難した場所で家族は会える。


「釜石の奇跡」から学ぶことは多い,そう思いました。

◆臨時休校◆

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台風8号の接近により風が強くなって来ました。

写真は,10日(木)午後2時半の教育委員会前の木々です。

今後,猛烈な風雨が予想されます。

児童生徒の安全確保の観点から市教委にて次の通り決定されました。



  7月11日(金)小中学校とも臨時休校


気象予報などを見ながら,被害が無いよう備えたいと思います。

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