学 書き添え効果

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学(まなび)シリーズです。


児童生徒が,解き方を,ボード(小黒板)に書いて,それをもとに発表するという場面があります。


上の写真は,式に『移項』や『因数分解』などを生徒が書き添えた例です。


この書き添えにより,ここで『移項』という処理があり,ここで『因数分解』という処理がありということが,他の生徒にも分かりやすくなります。


発表の際も,分かりやすい説明となり効果的です。

モラル 軽率アクセス

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【写真右】は,6月,熊本県の高校3年生女子生徒が,ネット上で知り合った静岡県の男性に危害を加えられた事件の記事です。


最近の少年事件では「ネット上で知り合った」が多いのが特徴。


児童生徒のスマホ等からアクセスできるサイトには,こうした事件につながりかねない危険なサイトもたくさんあります。


フィルタリングをかけることが大切ですが,フィルタリングをすり抜ける手法でサイトが作成されている例も多いのが実態です。(隠語など)


子も親もフィルタリングを過信せず,危険を察知する判断力をもつことが重要です。




児童生徒のスマホ等の使用にある2つの問題。

1 自分がどこの誰か特定されてしまう個人情報を安易に掲載すること

2 軽率に危険なサイトにアクセスすること


これらに関しては情報モラル教育で小中学校で指導しています。


「プロフ」と呼ばれる自己紹介サイト(プロフィールサイト)に,免許証そのものの写真を掲載する高校生の危険な例などが課題です。



児童生徒がスマホを操作するのは帰宅後ですので,各家庭で子へ指導が伴うことで有効な教育となります。


ネット機器がこれほど生活に入り込んで来ている現代,スマホ使用の際の「我が家のルール」は大切です。


「我が家のルール」が実践できた子は「自分のルール」もつくることができるのではないでしょうか。


【写真左】市内小学校保護者対象の情報モラル講話の様子


学 SHOW&TELL

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学(まなび)シリーズです。まず SHOW & TELL は,「見せて語る」というプレゼンテーションの基本スキル(技能)です。


基本スキルなので場に応じてさっと使いこなせる汎用性があります。




【写真上】は,小学校1年生が,算数で「どちらが多い?」「ちがいはいくつ?」を勉強している様子です。


男の子はノートに図をかいて,「1対1対応」の考え方を基盤に「ならべてくらべると,こっちがこれだけおおい」と説明しています。




この説明は見事です。相手意識,目的意識があります。


つまり男の子は「考えたこと」を「図に表して」(見える化),相手に提示しながら,考えを言葉にしています。




こうしたスキル(技能)は,どの教科でも,どの学年でも使うことが必要で,早く身につければ学習も活動もそれだけ深まります。


説明の見事さゆえ【写真下】のように,聞いていた子が,ノートを指して意見交換ができています。

理科 北極星&七夕

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【写真上】北の空に位置を変えない星,それが北極星。

北極星は,こぐま座の尾にあたる二等星。

一年中,不動の場所にあるので,「自分のウチからはあの方向に見える」というのが分かればいつでも容易に見つけることができます。

高さは35度くらいです。



さて「動かない北極星」なのですが,約12000年後には「動いてしまう」のです。

宇宙全体は,膨張を続けていて,星の位置も少しずつ変わっていきます。

そして,12000年後に,今の北極星の位置に来るのは,こと座のベガ。



こと座のベガ=織女=おりひめ星です。

わし座のアルタイル=牽牛=ひこ星と1年に1度会うという星です。

これが七夕伝説です。



きょう(7/7)は,七夕。

【写真下】画面左上に光るのがベガ(未来の北極星),右下がアルタイル。


さあ,ベガはアルタイルに,今夜,会って,「実は,私,12000年後には,北極星になるのよ!」と告白するのでしょうか?

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取手の ICT教育

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取手市では,現在,次のようなICT教育を推進しています。


◆モデル校小中2校において,タブレットを活用した理科授業

 <タブレットのコンテンツ例>

※ウェゲナーの大陸移動説(南米の東端とアフリカ大陸の西端の形が組み合わさることを手がかりに大陸がつながっていたことの発見とその説)


※振り子の等時性(科学者が聖堂の天井からつり下げられたランプを見て発見)


このほかにも多数あり,小中学校の理科教育に生かすことができます。



◆学校版FACEBOOKにより,各校のWEBサイトの情報(ブログ等)は,スマホなどで手軽に閲覧可能



◆ウェブ会議(PC利用)の,常時運用により,全24校および市教委間の「TV会議システム」として活用


新聞等にも記事が掲載されました。


【写真】取手ICT教育に関する新聞記事,ウェブ会議用のヘッドセット,カメラ


自転車と,広島と

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先日,市内の中学生が,校外学習のため,自転車で藤代庁舎へ来ました。

その時の駐輪のしかたの素晴らしいことには感心しました。【写真参照】

こうした良い行いの一つ一つの積み重ねが成長ということだと思います。




広島に,筆者が,旅した時の話です。

ホテルは原爆ドームの近くで,また,野球場もすぐ近くでした。


ロビーには,バットやヘルメットなどの野球用具がありました。

いや「あった」のではなく「整然と並んでいた」のです。

千羽鶴もありました。これもまた整然と。



そうです。

夏の高校野球,広島県大会が行われていた時期で,筆者は,偶然にも,明日,決勝戦をする高校の野球部員と同じホテルだったのです。


整然と並んだ用具には,強豪校の名前が記されていました。もともと広島県は強豪校の多い県として有名です。



その晩から翌朝にかけて,驚く体験がたくさんありました。

整然と並んだ用具に驚いたのはもちろんのこと,野球部員と見ず知らずの筆者が,偶然にエレベーターを同時に待っていた時には,

「先,お乗り下さい,どうぞ。」

と声をかけられて驚きました。


大浴場では,入り口のスリッパを,向こう向きに並べ直している部員がいました。一般客のぶんです。

洗面台をきれいに拭いている部員もいました。



感心することしきりで,翌朝,ロビーに集まっていた野球部員に「きょうの決勝。頑張って!」と声をかけました。

すると,野球帽をさっと取って「ありがとうございます。」と,深く頭を下げて礼を言われました。青い帽子が今でも目に焼き付いています。


強いチームは礼儀正しい,これは本当です。



その日,夏の高校野球広島県大会決勝戦が行われました。

その高校が勝利! 甲子園出場を決めたのでした。



整然と並んだ自転車【写真】を見た時,あの日,ホテルのロビーに整然と並んだ千羽鶴,バット,ヘルメット・・・あの光景がよみがえりました。


学校訪問と研修

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市教委指導課では,指導主事による学校訪問を実施しています。


テーマ(主題)を設定して,KJ法等で授業改善を図る話し合いが行われる学校,また,他校の先生も授業を参観する学校もあります。


指導課では,授業力の向上を図るための助言を行っています。



連携 ウェブ会議

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きょう(7/1)から,市教委および市内小中学校間を結ぶ「ウェブ会議システム」が開始されました。


PCで,相手と向かい合いながら,会話ができるシステムです。


画面を通しての情報交換が容易になり,教委=学校間,小中学校間の連携が飛躍的に進みます。


このウェブ会議システムは,県内自治体で初の常時運用です。


教委指導課では,このウェブ会議システムを小中連携(一貫)教育において活用して,児童生徒の学習が広がるよう取り組みます。


【写真】市教委で本システムを使って各学校と交流する指導主事


教材 坂東太郎

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写真は,利根川に架かる鉄橋。

鉄橋は明治時代に架設され,鉄道開通の喜びを伝える記事が今でも残っています。



この鉄橋の架かる大きな川が利根川。取手は利根川の下流域に当たります。


長さこそ信濃川に首位を譲り,第2位ですが,驚くべきはその流域面積の広さ。流域面積とは利根川に流れ込む支流の総面積です。

堂々の第1位。

日本最大の平野である関東平野の中央をゆうゆうと流れる川です。



利根川は坂東太郎と呼ばれ,長男とされています。


坂東太郎

筑紫次郎

四国三郎


三兄弟のように3つの川を讃えて名前が付けられているのです。


坂東太郎=利根川(関東)

筑紫次郎=筑後川(九州)

四国三郎=吉野川(四国)


地図帳でこれらの川を調べてみると,地域の発展と川の役割が切っても切れない関係にあることがわかります。





教材 個数で問う

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教室。

「取手発上野行き常磐線快速,みんなも乗ったことがあると思います。(ある,ある) では,つり皮はひとつの車両にいくつあると思う?」


教室内,あちこちで児童生徒の意見が飛び交います。


正確な個数を当てることが目的の質問ではありません。


「え〜見てなかった。」という思いを持たせるのが目的です。



「取手のひとは電車通勤が多いから,じゃ,お父さんかお母さんに尋ねて来てみよう!」と持ちかけるのも方法。

(大人は「え,個数? じぇじぇじぇ,知らない。」という方も多数。「じぇじぇじぇ」はもう言わないにしても。)



そこで,答を児童生徒に言う。

「数えてみたら,なんと118個もありました。」

たいがい50くらいを予想する子が多いので,100越えは驚きです。


ついでに,もう1個質問する。

【写真下】のような車内広告は,ひとつの車両に何枚あるでしょう?

これも意見が飛び交います。


「84枚ありました。(2枚一組等あるのでおよそ)

ですから,15両だと1000枚以上の広告があります!」



教材を学習で取り上げる際に「個数,枚数,台数,人数,メニュー数」など,数に着目させるとシャープな切り込みになります。

車両が良い広告掲示の場となっていることも分かります。


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情報モラル教育

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きょう(6/27)は市内の小学校で情報モラル教育の授業(親子)がありました。


※自分がメール送信したらすぐ返信を求めるような態度はどうなのか?

(これで問題が発生している!)



※「既読」なのに返信がないからといって「既読無視」だ!と相手に憤慨する態度はどうなのか?

(これで問題が発生している!)



※気に入らないから「メール同報グループ外し」をするのはどうなのか?

(これで問題が発生している!)


※「スマホを手放せない状態」になるほど子供が互いに束縛し合い日に8時間もスマホをいじって勉強や睡眠に悪影響が出るのはどうなのか?

(これで問題が発生している!)



つまりスマホを買う(契約)前に考えておかなければならないことがたくさんあります。


スマホそのものが悪いのではなく,無料アプリそのものが悪いのでもなく,子供達の使い方に課題があります。


スマホを使い始めた子も,これからという子も,本来身につけておくべきマナーや思いやりや判断力が大切です。


親子でそれを考えれば「我が家のルール」「自分で決めた使い方」ができるのではないでしょうか。


「スマホをウチではどうするか?」は,現在,家庭教育の重要な柱のひとつです。




歴史 本多作左衛門

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【写真上】は,本多作左衛門の鎧です。

鎧は取手市内の本願寺にあります。

江戸時代の武将本多作左衛門(本多作左衛門重次)は,仕事に向かい合う姿勢の厳しさ,決まりごとの適用の厳しさゆえ‘鬼作左’と呼ばれました。


ところで【写真下】は作左衛門が,遠方から家族へ宛てた手紙の全文です。


「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥せ」

「いっぴつけいじょう ひのようじん おせんなかすな うまこやせ」

(火事に注意せよ。赤ん坊の仙千代の子育てを頼むぞ。馬の面倒をしっかり。)



要を得た,しかも,簡潔な手紙として知られています。


研究の推進

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きょう(6/25)は,教育委員会の学校訪問がありました。


市内各校では研修テーマを設けて,研鑽を積んでいます。


この日は学校保健・学校安全に関する研究を進めるため,県・市・学校が連携して授業研究や授業検討会を行いました。

保健 汗と水

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写真は,市内の中学校での保健の授業(板書)。

発汗の意味と水の補給について,効果的な資料で生徒は学びました。


1 「汗をかく」とは,体が体温調節をしていること。
  
  (運動時,入浴時など,発汗により上昇した体温が下がる。恒常性の維持。)


2 汗は塩分を含むので,発汗により水分と塩分が体外へ出ること。

  
3 そこで,補給の際は,スポーツドリンクなどが適していること。

  (脳は,体内の塩分濃度が下がらないよう,水だけの補給を抑制する!)


このような,科学的な根拠のある学習でした。




さて,80年代に,世界的に,スポーツドリンクの開発が始まりました。

日本では先進メーカーが,そのドリンクに「汗」を意味する名前を付けました。

それはまさに体外へ出た「汗」を補給する飲み物であったからです。



道徳 スマホと子供

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「歩きスマホは危険」という趣旨の記事を数多く見ます。

本人も危険なら周囲も危険です。


ところで「歩きスマホ」ばかりでなく「スマホと子供」では多くの課題があります。


◆メール送信したらすぐ返信を求めるってどうなのか?


◆「既読」になっているのに返信がないからと「既読無視」だ!と,その相手に憤るのってどうなのか?


◆気に入らない子という理由で「メール同報グループ外し」をするのってどうなのか?


◆「手からスマホを手放せない状態」に子供が互いに束縛し合って勉強時間や睡眠時間に悪影響が出るってどうなのか?


スマホ自体が悪いのではなく,無料アプリケーション自体が悪いのでもなく,その使い方に課題がある子供が激増。


マイスマホを手にする前に本人が身につけておくべきマナーやエチケット,他者への思いやりが重要ではないでしょうか。

算数 不思議な分配

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むかしむかし,ある国に,父と3人の息子がいました。


父「わしが死んだら,その時に,


長男には,わしの持ってる羊の頭数の半分を与える

次男には,長男に与えた羊の頭数の半分を与える

三男には,次男に与えた羊の頭数の半分を与える


良いな。」


さて,父は天国へ行きました。


その時,羊の頭数は14でした。



長男は「7頭もらえるぞ」

次男は「長男が7頭だから,おいらは3.5頭? でも3.5って?」

三男は「長男が7,次男が3.5だから,おいらは1.75???」


とそれぞれが思ったのですが,当然,うまく分けられません。



するとそこへ‘賢者’と名高い謎の老人が羊を2頭連れてやって来ました。


謎の老人は言いました。

「ここにわしの羊が2頭いる。父親の羊と合わせると16頭じゃな。

その16頭の,

半分の8頭を長男にやる。

(長男は7頭だと思ったのに8頭もらえてラッキーと思いました。)

長男の8頭の半分の4頭を次男にやる。

(次男は3.5頭と思ったのに4頭もらえてラッキーと思いました。)

次男の4頭の半分の2頭を三男にやる。

(三男も1.75頭と思ったのに2頭もらえてラッキーと思いました。)


どうじゃ,長男8,次男4,三男2となり合計14じゃ。

確か,父の持っていた頭数は14じゃった。

わしの2頭の羊はこのまま持ち帰る。」


そう言って‘賢者’と呼ばれた謎の老人は2頭の羊とともに去りました。





社会科 天ぷらそば

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天ぷらそば。「日本の食」の代表選手です。


さて,では「食物の輸入」という観点で「天ぷらそば」を見るとどうでしょうか?



例えば・・・

エビ天のエビは,ベトナム,インドネシア,タイ,インドなどからの輸入が90%を越えます。

エビ天の衣である小麦粉も,アメリカ,オーストラリア,カナダからの輸入が8割強。



そばはどうでしょうか?

そば粉は,中国からの輸入が60%を越え国内産そば粉は20%程度。



では,しょうゆの原料となる大豆は?

アメリカ,ブラジルからの輸入で90%以上を占めます。



結論。

これぞ日本食!と思っていた天ぷらそばは,エビも,衣も,そば粉も,醤油も多くが輸入品であった!!


100%国内産は,上に乗ったネギだけ!


このように我々の日常の食は輸入農産物無しには成立しないのです。そう考えると「天ぷらそば」は食物の輸入を学ぶのに最適な教材と言えます。

学校訪問 授業参観

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教育委員会指導課では学校訪問を行っています。

市内小中学校は全24校。

計画訪問や研究委嘱校訪問などで全校を訪問します。

より良い授業の在り方を考えるため,学校と連携して研修を行っています。研修会では授業参観後に指導主事による助言等が行われます。

SEE YOU AGAIN

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YUBA訪問団の皆様が13日〜19日の間,日本に滞在しました。

教委指導課では,16日に「日本の教育・取手の教育」のプレゼンを行いました。

19日は,藤代庁舎のユーバガーデンでお別れ式がありました。

   NOT‘GOOD-BYE’BUT‘SEE YOU AGAIN’

 (「さようなら」でなく「また会いましょうね」)

そんな声がたくさん聞こえました。


理科 ネムノキ眠る

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【写真上】ネムノキです。(教育委員会前の庭にあるネムノキ)

この時期には花弁の細い,可憐な花を咲かせます。

濃くなった緑の葉にピンクの花がくっきりと浮かび上がります。



名前のとおり,ネムノキは眠ります。


【写真中】をご覧ください。これは昨日(6/19)の日没後のネムノキの葉です。閉じて「眠って」います。

これを,就眠運動と言います。

ネムノキは,カタバミなどと同様に就眠運動が見られる植物です。



【写真下】目覚めました。これは今日(6/20)のネムノキの葉です。太陽の光を全身に受けるように「起きて」います。


さきほど(am7:00)W杯サッカー,日本vsギリシャ戦がキックオフ。ザックジャパンも朝のネムノキのように開け!大きく!ガンバレ!


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