教材 個数で問う

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教室。

「取手発上野行き常磐線快速,みんなも乗ったことがあると思います。(ある,ある) では,つり皮はひとつの車両にいくつあると思う?」


教室内,あちこちで児童生徒の意見が飛び交います。


正確な個数を当てることが目的の質問ではありません。


「え〜見てなかった。」という思いを持たせるのが目的です。



「取手のひとは電車通勤が多いから,じゃ,お父さんかお母さんに尋ねて来てみよう!」と持ちかけるのも方法。

(大人は「え,個数? じぇじぇじぇ,知らない。」という方も多数。「じぇじぇじぇ」はもう言わないにしても。)



そこで,答を児童生徒に言う。

「数えてみたら,なんと118個もありました。」

たいがい50くらいを予想する子が多いので,100越えは驚きです。


ついでに,もう1個質問する。

【写真下】のような車内広告は,ひとつの車両に何枚あるでしょう?

これも意見が飛び交います。


「84枚ありました。(2枚一組等あるのでおよそ)

ですから,15両だと1000枚以上の広告があります!」



教材を学習で取り上げる際に「個数,枚数,台数,人数,メニュー数」など,数に着目させるとシャープな切り込みになります。

車両が良い広告掲示の場となっていることも分かります。


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情報モラル教育

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きょう(6/27)は市内の小学校で情報モラル教育の授業(親子)がありました。


※自分がメール送信したらすぐ返信を求めるような態度はどうなのか?

(これで問題が発生している!)



※「既読」なのに返信がないからといって「既読無視」だ!と相手に憤慨する態度はどうなのか?

(これで問題が発生している!)



※気に入らないから「メール同報グループ外し」をするのはどうなのか?

(これで問題が発生している!)


※「スマホを手放せない状態」になるほど子供が互いに束縛し合い日に8時間もスマホをいじって勉強や睡眠に悪影響が出るのはどうなのか?

(これで問題が発生している!)



つまりスマホを買う(契約)前に考えておかなければならないことがたくさんあります。


スマホそのものが悪いのではなく,無料アプリそのものが悪いのでもなく,子供達の使い方に課題があります。


スマホを使い始めた子も,これからという子も,本来身につけておくべきマナーや思いやりや判断力が大切です。


親子でそれを考えれば「我が家のルール」「自分で決めた使い方」ができるのではないでしょうか。


「スマホをウチではどうするか?」は,現在,家庭教育の重要な柱のひとつです。




歴史 本多作左衛門

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【写真上】は,本多作左衛門の鎧です。

鎧は取手市内の本願寺にあります。

江戸時代の武将本多作左衛門(本多作左衛門重次)は,仕事に向かい合う姿勢の厳しさ,決まりごとの適用の厳しさゆえ‘鬼作左’と呼ばれました。


ところで【写真下】は作左衛門が,遠方から家族へ宛てた手紙の全文です。


「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥せ」

「いっぴつけいじょう ひのようじん おせんなかすな うまこやせ」

(火事に注意せよ。赤ん坊の仙千代の子育てを頼むぞ。馬の面倒をしっかり。)



要を得た,しかも,簡潔な手紙として知られています。


研究の推進

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きょう(6/25)は,教育委員会の学校訪問がありました。


市内各校では研修テーマを設けて,研鑽を積んでいます。


この日は学校保健・学校安全に関する研究を進めるため,県・市・学校が連携して授業研究や授業検討会を行いました。

保健 汗と水

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写真は,市内の中学校での保健の授業(板書)。

発汗の意味と水の補給について,効果的な資料で生徒は学びました。


1 「汗をかく」とは,体が体温調節をしていること。
  
  (運動時,入浴時など,発汗により上昇した体温が下がる。恒常性の維持。)


2 汗は塩分を含むので,発汗により水分と塩分が体外へ出ること。

  
3 そこで,補給の際は,スポーツドリンクなどが適していること。

  (脳は,体内の塩分濃度が下がらないよう,水だけの補給を抑制する!)


このような,科学的な根拠のある学習でした。




さて,80年代に,世界的に,スポーツドリンクの開発が始まりました。

日本では先進メーカーが,そのドリンクに「汗」を意味する名前を付けました。

それはまさに体外へ出た「汗」を補給する飲み物であったからです。



道徳 スマホと子供

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「歩きスマホは危険」という趣旨の記事を数多く見ます。

本人も危険なら周囲も危険です。


ところで「歩きスマホ」ばかりでなく「スマホと子供」では多くの課題があります。


◆メール送信したらすぐ返信を求めるってどうなのか?


◆「既読」になっているのに返信がないからと「既読無視」だ!と,その相手に憤るのってどうなのか?


◆気に入らない子という理由で「メール同報グループ外し」をするのってどうなのか?


◆「手からスマホを手放せない状態」に子供が互いに束縛し合って勉強時間や睡眠時間に悪影響が出るってどうなのか?


スマホ自体が悪いのではなく,無料アプリケーション自体が悪いのでもなく,その使い方に課題がある子供が激増。


マイスマホを手にする前に本人が身につけておくべきマナーやエチケット,他者への思いやりが重要ではないでしょうか。

算数 不思議な分配

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むかしむかし,ある国に,父と3人の息子がいました。


父「わしが死んだら,その時に,


長男には,わしの持ってる羊の頭数の半分を与える

次男には,長男に与えた羊の頭数の半分を与える

三男には,次男に与えた羊の頭数の半分を与える


良いな。」


さて,父は天国へ行きました。


その時,羊の頭数は14でした。



長男は「7頭もらえるぞ」

次男は「長男が7頭だから,おいらは3.5頭? でも3.5って?」

三男は「長男が7,次男が3.5だから,おいらは1.75???」


とそれぞれが思ったのですが,当然,うまく分けられません。



するとそこへ‘賢者’と名高い謎の老人が羊を2頭連れてやって来ました。


謎の老人は言いました。

「ここにわしの羊が2頭いる。父親の羊と合わせると16頭じゃな。

その16頭の,

半分の8頭を長男にやる。

(長男は7頭だと思ったのに8頭もらえてラッキーと思いました。)

長男の8頭の半分の4頭を次男にやる。

(次男は3.5頭と思ったのに4頭もらえてラッキーと思いました。)

次男の4頭の半分の2頭を三男にやる。

(三男も1.75頭と思ったのに2頭もらえてラッキーと思いました。)


どうじゃ,長男8,次男4,三男2となり合計14じゃ。

確か,父の持っていた頭数は14じゃった。

わしの2頭の羊はこのまま持ち帰る。」


そう言って‘賢者’と呼ばれた謎の老人は2頭の羊とともに去りました。





社会科 天ぷらそば

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天ぷらそば。「日本の食」の代表選手です。


さて,では「食物の輸入」という観点で「天ぷらそば」を見るとどうでしょうか?



例えば・・・

エビ天のエビは,ベトナム,インドネシア,タイ,インドなどからの輸入が90%を越えます。

エビ天の衣である小麦粉も,アメリカ,オーストラリア,カナダからの輸入が8割強。



そばはどうでしょうか?

そば粉は,中国からの輸入が60%を越え国内産そば粉は20%程度。



では,しょうゆの原料となる大豆は?

アメリカ,ブラジルからの輸入で90%以上を占めます。



結論。

これぞ日本食!と思っていた天ぷらそばは,エビも,衣も,そば粉も,醤油も多くが輸入品であった!!


100%国内産は,上に乗ったネギだけ!


このように我々の日常の食は輸入農産物無しには成立しないのです。そう考えると「天ぷらそば」は食物の輸入を学ぶのに最適な教材と言えます。

学校訪問 授業参観

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教育委員会指導課では学校訪問を行っています。

市内小中学校は全24校。

計画訪問や研究委嘱校訪問などで全校を訪問します。

より良い授業の在り方を考えるため,学校と連携して研修を行っています。研修会では授業参観後に指導主事による助言等が行われます。

SEE YOU AGAIN

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YUBA訪問団の皆様が13日〜19日の間,日本に滞在しました。

教委指導課では,16日に「日本の教育・取手の教育」のプレゼンを行いました。

19日は,藤代庁舎のユーバガーデンでお別れ式がありました。

   NOT‘GOOD-BYE’BUT‘SEE YOU AGAIN’

 (「さようなら」でなく「また会いましょうね」)

そんな声がたくさん聞こえました。


理科 ネムノキ眠る

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【写真上】ネムノキです。(教育委員会前の庭にあるネムノキ)

この時期には花弁の細い,可憐な花を咲かせます。

濃くなった緑の葉にピンクの花がくっきりと浮かび上がります。



名前のとおり,ネムノキは眠ります。


【写真中】をご覧ください。これは昨日(6/19)の日没後のネムノキの葉です。閉じて「眠って」います。

これを,就眠運動と言います。

ネムノキは,カタバミなどと同様に就眠運動が見られる植物です。



【写真下】目覚めました。これは今日(6/20)のネムノキの葉です。太陽の光を全身に受けるように「起きて」います。


さきほど(am7:00)W杯サッカー,日本vsギリシャ戦がキックオフ。ザックジャパンも朝のネムノキのように開け!大きく!ガンバレ!


歴史 地域の偉人

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【写真上】は,間宮林蔵(まみやりんぞう)。

偉大な功績を残した人物です。

その功績とは,北海道の探検です。

【写真下】に「間宮海峡」とあるとおり,これは間宮林蔵の名前に由来します。


北海道の探検,それが,飛行機のない,新幹線どころか鉄道のない,高速道路どころか自動車のない江戸時代の探検です。


林蔵は,樺太が半島なのか,島なのかに特に関心が高く,この北海道のさらに北まで探検し,樺太が島であることをつきとめました。


間宮林蔵の像は,取手市岡の岡堰の中之島にあります。


間宮林蔵の記念館は,つくばみらい市にあります。(岡堰から徒歩15分)


理科 葉の広がり?

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夏。ぐんぐん伸びて広がる葉。

ところで「広がる」って葉のどこが広がるのでしょうか?



それを調べるために【写真上】のように葉に印。

5mmごとに直線を引いたものです。(※油性ペンであること!)

この葉はアジサイですが,これからの季節ではヒマワリなど今後の広がりが大きい葉でそのまだ小さい葉を選ぶのがコツ。



◆直線は直線のままなのでしょうか?

◆均等な幅はどう変化するのでしょうか?



【写真下】で,1〜3のあたりが広がるのか?

それとも15〜17あたりが広がるのか?

それとも1〜17まで広がるのか?



広がった部分が,伸びている(生長している)部分です。

児童の夏休みの研究にしてみると面白い題材です。


◆応用:茎(くき)に5mmの線を付けても興味深い結果が見られます。

◆応用:日々の天候・気温と伸びを記録しておくとさらに面白いものになります。


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YUBA交流 学校へ

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交流を始めて25周年となった今年。

YUBA訪問団の方々は6/16に幼稚園や学校訪問へ行きました。

藤代小学校では,体育の授業を参観しました。

藤代幼稚園では,園児の歌や踊りに参加しました。

山王小学校では,インド人日本学校との交流があり,そこで行われた「田植え体験交流」を参観したのち懇談をしました。

永山小学校では,給食会食を行ったのち校舎内施設を見学しました。

取手一中では,書道の授業を参観し,書道体験も行いました。

【写真上】YUBAストリートのプレート

【写真中】YUBAストリートのプレート除幕

【写真下】YUBAの皆さんのための歓迎演奏会をおこなった藤代中吹奏楽部

豊かな心育成推進

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きょう(6/16)は,市豊かな心育成推進協議会が開催されました。


各幼稚園保育線保育所,小中学校,高校のコーディネーター,PTA代表,校長会代表,幼保代表,青少年育成代表の参加で,教育委員会が事務局となって開催されました。


これは子どもの豊かな心の育成を図るためそれぞれが携して協議するための会議です。


本日も,意見交換を含め有意義な会議が行われました。

Welcome !

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Welcome to Toride Board of Education!

  取手市教育委員会へようこそ!

きょう(6/16)は姉妹都市であるアメリカ合衆国カリフォルニア州ユーバ市民訪問団の皆様が市教委へお見えになりました。


指導課では日本の教育・取手の教育の説明および市の紹介をしました。


1 Compulsory Education (義務教育について)

2 Educational Target in Toride (取手の教育目標)

3 School Education with Energy of Life (生きる力をはぐくむ学校教育)

4 Interaction among schools of all ages (小中連携教育)

5 Studying with ICT (ICT教育)

6 School Events in Japan (学校行事)


これらについて英語でプレゼンテーションをおこないました。


【写真上】小学校の学校行事について

【写真下】取手市の歴史的建造物について


このあと,藤代小学校,藤代幼稚園,山王小学校,永山小学校,取手第一中学校を訪問しました。


お知らせ

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このトップページに 「輝け! 取手の子どもたち!」 があります。

そこでは勉強や文化・芸術や運動に取り組む「輝く子どもたちの姿」を掲載しています。

歴史 川そして水

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写真は小貝川。

相馬二万石の美田に豊かな水を供給して来たのがこの小貝川。

そして向こうに見える堰が岡堰。小貝川三大堰のひとつ。


建立されている記念碑には,江戸幕府三代将軍徳川家光からの令で郡代伊奈半十郎忠治が水の調整堰を築いたのが始まりとあります。


なんと当時は丸太を切り出し,これを組み合わせて堰としました。

やがて昭和の改築により【写真中】の堰が造られました。

昭和の堰は,中之島にその一部が残されています。【写真下】

ここ岡堰は川と水の歴史を知るには絶好の場所です。

算数 分度器に工夫

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分度器は慣れるまでは難しいものです。児童は3回の着目が必要です。

1回目は,分度器の中央下部と角度の先端を合わせること。
2回目は,分度器の0度線を一方の線に合わせること。
3回目は,計ろうとする角の示す数値を読むこと。

さらに,90度より大きい角(鈍角)になると例えば100度と読むべき所を80度と読み誤ることがあります。

さて,児童の分度器の操作の初期段階に,家庭でも学校でも扱いやすくする方法がペンで着色した分度器です。(写真下)

1,2に合わせる。3を読む時,鈍角・鋭角を誤る際には「赤で読む? 青で読む?」と確認。ちょっとの工夫でわかりやすくなります。
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社会科 お寺を訪ねて

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写真は長禅寺(取手市取手)です。


臨済宗妙心寺派の禅寺で取手市内小学校3〜4年生が使用する社会科副読本にも掲載されている寺院です。特に三世堂が有名です。


三世堂は登る参拝者と下る参拝者が交差しない「さざえ堂様式」です。


「さざえ堂様式」は全国に5例しか現存しないという貴重な建築です。


この時期は紫陽花と建物のコントラストが美しく,静かな境内をゆっくり歩くと,悠然とした歴史の流れを感じます。


長禅寺は茨城百景にも選ばれています。


【写真】

1枚目:さざえ堂様式の三世堂と紫陽花

3枚目:この階段下に「茨城百景」の石碑あり

◆注 三世堂は特別公開のみで常時公開はされていません。



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