終わりの3分 3
算数で,授業の終盤に,必ず入れるべきことは適用練習です。
◆「分かった」と「できた」は違う。 ◆「皆で解いたらできた」と「自力でできた」は違う。 正直に告白すると,筆者は学級担任時代に,児童の「分かった」と「できた」が違うことを理解するのに数年かかりました。 「解き方が分かった」と「解くことができた」の間には,ハードルがあります。「できた感」は,問題を解けた時につかむものです。 そのようなわけで適用練習は重要です。 「時間がなくなっちゃったので練習問題はこのつぎネ。」 では,確かな学力に遠く及びません。 ところで適用練習には,まず第一に,教科書の練習問題が良いと思います。その理由は次のとおりです。 ◆教科書の「数字」は,検討に検討がなされている。 ◆教科書の「問題掲載順」は,検討に検討がなされている。 担任の先生による自作問題を否定はしませんが,写真(=教科書の一部)の通り,教科書は児童の一歩一歩の学習に合わせてできています。 |
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