情報が多過ぎるとかえって

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「縄文土器は何に使ったのだろう?」を例に挙げてみたいと思います。


「縄文土器の写真情報は多いほうが良い」のでしょうか?




さて【写真左】は資料集や教科書によく掲載される縄文土器写真です。


この「写真資料」は、学ぶ素材としては良い情報です。


ただし生徒にとっては、情報が多過ぎるかもしれません。




そこで【写真右】を示すと、生徒は「器のふち(縁)が、ぎざぎざだったら使いにくいんじゃないかな?」と言った発見があります。

この発見は、【写真左】では、なかなか出ない発見です。




そして、土器=調理器具というよりは他の用途?と思考が広がります。




すると、縄文時代=狩猟時代ですので、自然条件によって食物の量が変わることから、祈り、まじないの用途に土器を使ったと考えられます。


このように情報を限定することで解釈がシャープになるものです。




教材研究とは、児童生徒の学びを促す研究です。


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