幼児の視野は

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【写真上】この「幼児視野体験メガネ」は,幼児の見えている範囲(チャイルドビジョン)が,狭いことを体験できる教具です。



これを使って学習したのは,中学校3年生。

中3では,家庭科で,幼児とのふれ合いについて学習します。幼児がどのような視野で生活しているかはこうした体験を通すと実感できます。



幼児は,中学生(または大人)を,下から見上げるように見るので,像は大きく視野全体に広がって見えます。



そこで,しゃがんで対応することで,幼児とのコミュニケーションが取りやすくなります。

しゃがむことは,目を合わせやすくなることにもなります。



この授業で,視線の優しさ,声の大小,軽く触れる,ほほえみながら聞くなどのコミュニケーションを中学生は学びました。

【写真下】幼児の身長に合わせた高さで見る学習をしています。


本時のふりかえり

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授業の終了時に「今日の学習をふりかえって」を書くことがあります。

学習活動の自己評価です。



児童生徒が,それを書く時に,


◆キーワードを入れて書く


を指示した結果は下のようになります。


◆児童生徒のふりかえり例 


<違い>をキーワードとして,絵の鑑賞をした授業で,



「日本画と西洋の絵画を比べると,遠近感に違いがありました。」

「墨絵は,色彩が無いぶん,線の太さに違いがあるのが分かりました。」

「筆のタッチが,セザンヌとルノワールではずいぶん違いました。」



「今日の学習をふりかえって」の内容



「本時の学習の目標」に合致



<違い>といったキーワード意識が無いと,次のようになりがちです。


「いろんな絵を鑑賞しました。」

「ぼくは日本画が好きになりました。」


のように,本時の学習の目標はそれはそれ,感想はこれはこれになってしまうことが多いのではないでしょうか。


【写真】キーワードを示した指導案です。参考になります。



メモできる子供は

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写真は,聞きながらメモをしている児童(5年生)のノート。

メモできる子供は,学ぶ力のある子供です。



ノートのメモ内容を見ても分かるとおり,


・キーワードを書いている

・何がすごいのかを理解して書いている

・適切な表記をしている(引用とか,具体的とか)


筆者の経験では,

・話す力よりも聞く力をつけることは難しい

・聞いて書き取る力をつけることはさらに難しい

と思います。


この写真の先生が,日頃から児童に力をつける授業をしていることが分かります。

授業に広報とりで

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「広報とりで」を授業に活用してみましょう。



(例)10月15日号には,長禅寺(取手駅東口徒歩3分)の記事があります。


(以下要旨)
山号に大鹿山とあるとおり,かつては大鹿村の寺であった長禅寺は,もとは平将門が創建したものです(931年)。



村の人々は,水戸街道が通った頃から街道沿いの取手村に移住し,新規の移住により「新町」が誕生し,今も新町と呼ばれます。



大鹿村の寺だった長禅寺もともに今の地に移転しました。



このように「広報とりで」には,授業に役立つ記事が豊富にあります。


YUBAから帰着

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11月7日(金)夕方,YUBA国際交流派遣の中学生たちが,取手市役所へ帰って来ました。


生徒たちの会話を聞くと,ホームステイで親切にしてもらったことや,サンフランシスコで買い物をしたことなど多くの話題がありました。


これからのグローバル社会を生きていく中学生にとって,貴重な体験となりました。

県境を指で(2)

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(1)から続く


栃木県との県境を指でゆっくりたどると,

◆八溝山(1022m)

◆尺丈山(512m)

◆鶏足山(431m)

◆雨巻山(533m)

が,県境上にあることが分かりました。

「山頂が県境になることが多い」ことに気づきました。ここで富士山の例の説明がありました。




最後に,茨城県には新幹線が通っていること(古河市),海岸線の形が県北と県南で異なることなどの発見がありました。



「子供の目は指先に在る」と言われます。指でこそ分かる,なぞってみてこそ気づくことが多いのは本当です。


県境を指でたどる活動によって,50分の充実した学習ができました。


県境を指で(1)

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「茨城県の県境(けんざかい)を,指でたどってみましょう。」

という社会科の授業を参観しました。

県境を「たどる,なぞる」という活動で,地図を読み取る力がつく授業です。



先生の指示は

◆「ゆっくりとたどること,地図上の字が読めるくらいゆっくり」

◆「県境の線の曲がりに合わせて,正確に線上をたどること」

◆「早く終わった人は,逆ルートでもたどってみること」

この3つ。

この3つの指示の時,生徒の視線を教師側に集約していました。

この3つの指示・視線の集約,早めに終了した生徒への指示と,これはハイレベル。



さて,どんな学習が展開されたのでしょうか?



県境を指でゆっくりたどると,

 ◆利根川=千葉県との県境=ほとんど一緒

に気づくことはもちろんのことですが,一歩進んで,

 ◆川は海に出る=海は陸より低い=太平洋・北浦・霞ヶ浦と並んでいる

ことに気づきます。


 ◆大昔,この辺り一面が海であったこと

を教えたり,調べたりしました。


 ◆海岸沿いに「波崎」「大洋」「大洗」「那珂湊」「東海」「河原子」「大津」「五浦」と,水に関係する「さんずい」の漢字の地名


が並ぶことに気づきました。


(続く)


5年児童から市長へ

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「環境問題プロジェクトY提案書」を作成した児童が,市長へその提案書を提出する会がありました。


きょう(11/5)は,市内の小学校5年生が,国語題材「森林のおくりもの」の学習成果を生かして,

・緑のカーテン推進

・デング熱への注意喚起

・リサイクルへの取組

・花いっぱい運動

・利根川へのサケの放流

・クリーンステーション活動

・防災マンガの活用


の各提案がありました。児童作成の提案書は,事前調査に基づき,いずれも根拠を明確にした上で記されたものでした。


自信をもって市長に説明,提出をした児童の姿はりっぱでした。【写真参照】


担任の先生の指導による「単元を貫く言語活動」により,環境に関する提言にまとめた児童の学習の広がりは生きてはたらく力となりました。

TV会議でQ&A

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今週は,市内の中学校で,TV会議システムを活用した英語の授業が行われます。

きょう(11/4)は,写真のように,


 ◆生徒からの英語での質問→LIVE映像でALTへ


 ◆ALTからの生徒への答え→LIVE映像で生徒へ


の授業でした。取手市で導入しているTV会議システムが,有効に活用されました。


文化の日・坂のまち

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取手駅東口西口とも坂がありまが,そのひとつ,JR取手駅東口を出て左(東)へ進むと,この雁耕坂があります。


「雁耕」とは,雁が落ち穂をついばむ動きから,雁が耕作をしているように見えることが,この地の名の由来。


取手は,JR山手線日暮里駅から,30数分。都心へのアクセスも良く,駅周辺に高層マンションが増えました。


きょうは文化の日。地名は地域の文化のひとつ。雁耕坂にほど近い取手一高の文化祭は,雁耕祭と呼ばれています。






YUBAへ出発!

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きょう(10/30)は,いよいよYUBA市へ向けて,中学生19名を含む訪問団が出発しました。


福祉交流センター前で開催された出発式で,市長のお話などを聞いた生徒たちはいよいよ出発の時を迎え,喜びと緊張が交じった様子でした。


中学生19名および高校生は,このユーバ市訪問に向けて,英会話教室やマナーに関する研修を受けました。


ぜひ,研修の成果を生かし,ユーバ市の皆さんとコミュニケーションを深め,わがまち取手市のよさを伝えて来てほしいと願っています。


生徒代表の高校生の抱負は実に力強いものでした。


HAVE A NICE TIME IN YUBA!


六郷小 研究発表

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きょう(10/28)は,六郷小学校の研究発表会でした。

六郷小では,

「思考力・表現力を育成する算数科学習指導の在り方」

を研究テーマに授業の改善に取り組みました。きょうはその発表会でした。



六郷小学校では算数的活動を取り入れた問題解決型学習の授業が実践されました。

写真右では,1年生児童が「大きな数の数え方」について53個のおはじきを「10のまとまり」をキーワードに数え方を説明しているところです。


六郷小の研究成果が市内小中学校へ広まることを期待しています。






1秒はどのくらい

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「1秒ってどのくらい?」

児童生徒は,たいがい,「い〜ち,くらい」と答えます。

確かにそのくらいです。


とらえにくいこの「1秒」を,子供の感覚でとらえることができると,活用の場面が広がります。


子供ができる次のようなとらえさせ方があります。


「あけましておめでとう」って言うと,これで1秒。



「あけまして」で0.5秒。

「あけ」で0.2秒。


とらえにくい秒の長さを,とらえやすい言葉に置き換えるのです。



これと似たことをプロのアイススケート選手が実行していたのを,雑誌で読んだ時には驚きました。


その選手は,滑りながら正確に5秒を数えたり,ストップ2秒を取ったりする際に,


「ワンアイスクリーム」


と唱えるそうです。ワンアイスクリームって唱えるとちょうど1秒。


ワンアイスクリーム,ツーアイスクリーム,スリーアイスクリームで3秒。


言ってみると本当にそうで,あけましておめでとうと同じ秒数になりました!!



関ブロ音楽研究会

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きょう(10/24)は,第56回関東音楽教育研究会茨城大会が,取手市を会場として行われました。

澄み渡る秋晴れの取手に,関東各地から多くの先生が集まり,授業公開(9学級),全体会が行われました。

【写真上】全体会のようす

【写真下】研究演奏のようす(取手市立白山小学校6年生)

素晴らしい研究会でした。



ゴミでなく資源(3)

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(前記事から続き)


さらに,子供が気づいて追究するマークにこれ【写真上】があります。

「この1って何だ?」というクエスチョンです。



・「PET」はペットボトルの材質を示す「ポリエチレンテレフタレート」の頭文字。

・「1」は世界共通の数字で「PET」であることの表示。

・「キャップPP」の「PP」は,ポリプロピレンの頭文字。

・「ラベルPS」の「PS」は,プラスティックの頭文字。




【写真下】のように,もし子供から


「どうしてラベルを切りはがして,本体と分けるの?」

と尋ねられたら,

「ラベルはPSで,本体はPETだからだよ」と説明します。



地球上での人類の生存は「持続可能な」がキーワードです。

それにつながる行動として「分ければ資源」の実践を行うことが,環境保全につながる学習となります。


(終)





ゴミでなく資源(2)

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(前記事から続く)


「分ければ資源」の観点を持った児童は「身近なものに記載された資源の印」を探します。


すると,写真に示したように,


・消しゴム(紙・プラ)

・糊(プラ)

・ホチキスの針の箱(紙)


などに資源の印があることに容易に気づきます。


子供には,不思議な力があって「見方」さえ身につければ,大人でさえかなわないほど追究できることがあります。


(続く)

ゴミでなく資源(1)

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(4年生 私たちの生活とごみ処理に関する単元を学習時に)


「【写真上の】レシートを見て,どんな『資源』を買ったか想像してみよう!」


というユニークな質問を児童にしてみる。


レシートには,


1 ちくわ

2 たけのこ

3 あんまん


と,買ったものが記されている。

 

買ったものをよく見ると,


【写真中】ちくわ・たけのこの入った袋には「プラ」とある。

【写真下】あんまんの乗った紙には「紙」とある。



「プラ」は資源のひとつであるプラスティックを指し,「紙」も同様に資源のひとつである「紙」を指す。

(「紙」にちょいとへばりついたあんまんの皮は「可燃生ゴミ」。)



「混ぜればゴミ・分ければ資源」という考えに立つと,

私たちは「必要なモノ」と「資源」を買い物で手にしている,となる。

(続く)





寺原小 研究発表

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きょう(10/17)は,寺原小学校の研究発表会でした。

寺原小では,2年間にわたり,


「数学的な思考力・表現力を育てる授業づくり」
〜自分の考えを書き表し,伝え合う活動を通して〜


をテーマに授業の改善に取り組みました。きょうはその発表会でした。


算数科において「書き表す」「伝え合う」というテーマに沿った授業が実践され,仮説検証型授業となりました。


具体的な一例として,写真右の通り,自分のノートを示して,ペアで伝え合う活動などが随所に見られました。


寺原小の成果が市内小中学校へ広まることを祈念しています。


1分スピ 鳥と烏

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「鳥と烏。

1箇所(一画)だけ違いますね。

ここは目に当たるところです。



(児童生徒の)みなさんも知っているとおり,

この漢字は,ものの形からできた字です。

象形文字と言います。



さて,カラスは,全身が黒い上,黒い目をしていますので,目がはっきりせず,目を示す一画を入れないことで漢字として成り立ったのです。


みなさんが習う漢字で,おや?と思うことがあったら字の成り立ちを調べてみるとおもしろいですよ。」



YUBA英語研修

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中高生が参加するYUBA友好姉妹都市国際交流訪問団の出発が近づきました。

教委指導課では,中高生のための英語教室のお手伝いをしました。


写真は上から,

【YUBA市で取手をPRしよう】

【英語でコミュニケーションを深めよう】

【買い物シミュレーションをしよう】

です。

特に,買い物シミュレーションに関しては,アメリカ在住経験の長い講師の方がていねいに指導してくださいました。


これからのグローバルな時代を生きていく中高生にとって,友好姉妹都市YUBAでのホームステイは貴重な体験となることでしょう。



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