最新更新日:2024/03/06
本日:count up1
昨日:12
総数:56064
学校教育目標 かがやく生命(いのち) ひろがる笑顔

力を出し切った音楽会!

 音楽会の前日に、以下のコメントが書かれたプリントを子ども達に配りました。

 人はなぜ音楽を必要としているのだろう。
 私たちは、日頃「感情」をおさえて生活をしている。赤ちゃんみたいに、いちいち泣いたり、わめいたり、はしゃいだりしていては学校生活に支障が出てしまうからだ。「感情」をコントロールすることは、学校生活を円滑に過ごしたり友達関係を上手に築いたりする上で、欠かすことができない力だからだ。
 けれども、わたしたちは、ロボットではない。わたしたちは、「感情」の生き物だ。うれしい時には、飛び上がって喜びたいのだ。悲しい時には、大声で泣きたいのだ。さみしい時は、おろおろと涙を流したいし、楽しい時は、体を自然に動かせたいのだ。でも、それを、自由にできないのが現実だ。
 そこで、音楽の登場だ。音楽は、思考を通さないで、直接「感情」につながる力があると言われている。たとえば、切ない歌が心にしみるのは、自分の中に切ない感情があるからだ。音楽を聴いて「切ないなあ」と感じることで、自分の中の切ない「感情」につながって、知らず知らずのうちに、「切なさ」を時に意識させているのだ。
 明日は、いよいよ音楽会。音楽に包まれる時だ。自分の「感情」を解き放つ時だ。
 「ミッションインポッシブル」は、ワクワクドキドキの「感情」を全校のみんなに感じ取らせよう。聴く側は、ハラハラドキドキの「感情」を感じ取ろう。
 「エル・クンバンチェロ」は、「楽しい」感情を爆発させよう。聴く側は、「最高!」「アミーゴ!」「ブラボー!」「アモーレ?」の感情を感じ取ろう。ただし、感情は高まっても、それを口に出すことは我慢しよう。
 「FACE」は、みんなそれぞれに思い描いたストーリーがあるに違いない。「優しさ」「苦しさ」「喜び」「感謝」「希望」この歌には、様々な「感情」がある。自分が一番伝えたい「感情」をみんなの心に届けよう。わたしたちの「感情」が伝われば、聴く側の「表情」がきっと変わるだろう。

 さて、5年生の演奏は、いかがだったでしょうか。私は、5年生の演奏全て、今持っている力を出し切ったと思います。ただし、「今持っている力」には、今後徐々に顕在化するであろう潜在能力は含まれていません。これに対する期待は、来年度に取っておきたいと思います。それでも、千人以上が見つめるとてつもない緊張感の中、練習通りの演奏ができました。合奏で自分の感情をしっかり解き放つことができました。合唱で、自分の思いをきちんと伝えることができました。こんな姿を見ると、やはり、力を出し切ったと言えるのではないでしょうか。心の底から賞賛の拍手を贈りたいです。(この拍手には、準備や片付けで汗びっしょりになって働いてくれたことへの感謝の拍手も含まれています。)
 また、5年生の演奏以外にも、合奏部や合唱部、さらには、わかくさの太鼓などで頑張ってくれました。これらの演奏にも、今一度大きな拍手を贈りたいです。
 さて、今年6年生がとてつもない演奏をしてくれました。正に最後を飾るにふさわしいとても感動的な演奏でした。終了直後から沸き起こった拍手がなかなか鳴り止まなかったことからも、いかにすごい演奏だったかお分かりでしょう。私たちも、来年の今頃には、あの高みに達していなければいけないのです。なんといっても「トリ」を任されるのですから。今日から全員で、コツコツとあの高み目指してできることから取り組んでいきます。

画像1画像2画像3
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
安曇野市立穂高北小学校
〒399-8301
住所:長野県安曇野市穂高有明943
TEL:0263-83-2502
FAX:0263-83-3069
☆ご感想・ご意見をお寄せください