最新更新日:2024/03/15
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学校教育目標 自ら学ぶ 共に学ぶ 人から学ぶ

1学期始業式

             「当事者意識」 
 先ほどは、気持ちのよい入学式を、新入生をふくめ全校でつくってくれて、ありがとうございました。こられた来賓の皆さんが、今年の東中学校もいいスタートが切れて、一年間楽しみですね。と話してくれました。うれしかったです。
 一学期の始業式に当たって皆さんに伝えたいことは「当事者意識」です。
 「給食当番」という道徳の資料があります。5時間目は、担任の宮川先生の授業でした。授業を始めようとした先生は、持ってきた教科書や資料を長机の上に置こうとされましたが、すぐ横にある台の上に移されました。ぼくは「おや?」と思ってすぐ前の机の上を見ると、こぼれた給食の汁などでひどく汚れたままになっていたのです。その時です。ぼくの席より後ろにいた芳枝さんが、すっと前に出てきて、「先生、気がつかないですいません。」と、小さな声で言いながら持ってきた台ふきで汚れをていねいにふき取って、何ごともなかったように自分の席に戻っていきました。ぼくは思いがけない光景を見て、はっとすると同時に、少し芳枝さんをでしゃばりのように思ったり、自分がやるべきだったかなあと思ったりして、なんとなくもやもやした気分になりました。という話です。
 ぼくは、なぜ芳枝さんをでしゃばりと思ったかな。
 ぼくは、なぜ自分がやるべきだったのかなあと思ったのかな。
でしゃばりと思った自分、自分がやるべきと思った自分、どちらも「当事者意識」の考え方があると思います。私たちは、気持ちよく学校生活を送るために仕事を分担しています。食器を運んだり、配ったり、台ふきをしたりすべてひとりではできません。役割を分担しています。楽しい給食にするためにひとつひとつが大事な仕事です。台ふきは、その日は、ぼくや芳枝さんの分担ではなかったかもしれないけれど楽しい給食にするために誰かがやらなければいけない大切な仕事です。自分に任された仕事とは、一人ではできないのでその人に代わって任された大事な仕事です。他の人がやっている仕事は、自分一人ではできないので他の人にお願いした仕事です。他の人がやっている仕事は、自分の仕事でもあるのです。これが「当事者意識」だと私は思います。他の人がやっている仕事や自分に任された仕事には、そんな意味があるのです。
 気持ちよく学校生活を送るための「当事者意識」、大事にしてほしいと思います。是非、意識してみてください。共にがんばりましょう。
              
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学校行事
3/9 生徒会総会
3/12 同窓会入会式 3年生を送る会
3/13 3学期終業式
3/14 卒業証書授与式 離任式
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