最新更新日:2017/11/17
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人権を思う 松沢求策に学ぶ

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 今日から前期の人権旬間です。スタートにあたって、話をします。
 私たちの生徒会には、立ち合い演説会そして生徒会選挙があります。その選挙によって今の生徒会正副会長が選ばれました。
 私たちは、生徒会活動への思いを語ることができます。生徒会長や副会長に立候補することができます。生徒会長や副会長にふさわしいと考える人に自分の意思で投票することができます。この権利のことを参政権と言います。人権には、参政権以外に自由権、社会権があります。自由権とは、表現、自分の考えを書いたり、話したりする権利です。信条は、宗教を含めた考え方です。社会権、生きていく権利です。先ほど表現や信条の自由と言いましたが、人を傷つける表現や信条の自由は、許されません。
 今日は、一緒に参政権について考えましょう。この表を見て下さい。明治維新から13年たって憲法ができ、選挙による国民の代表による政治が行われるようになりました。しかし、見て下さい。選挙権、参政権を持っている人は、1%です。明治、大正、昭和と戦争の時代を経て、1945年、昭和20年になって、日本が戦争に敗れ、20才以上の男女すべてに参政権が認められるようになりました。それまで女性には、参政権がなかったのです。日本のこの参政権に力を尽くした人が穂高にいます。
 松沢求策です。先週、1年生には、総合的な学習の時間について話をしましたが、その中で私が一人勉強している人がいますと話しましたが、覚えていますか。松沢求策のことでした。旧道、八十二銀行を少し北に進んだところに彼の生家があります。今の若松屋さんです。
 彼は、23才で加助騒動の脚本を書きました。国民に、参政権とは何なのかを伝えるのにこの加助騒動がわかりやすいということで考えたのです。江戸時代、三郷中萱の農民たちが、年貢を納める量を改善してほしいと藩主に訴えたのが、この騒動です。結果的に、代表の多田加助ほか8名が処刑されました。今、貞享義民館として建てられていますが、この騒動を世に出したのは、広げたのは、松沢求策です。
 国会開設の請願には、長野県2万・・・の代表者として松沢求策の名前が記されています。この松沢求策の動きは、政府を危険にさらすということで、逮捕され八丈島に流されてしまいました。更に32才の時に、入試問題漏洩に加わった罪を負い、牢獄で結核により命を落としたのです。悔しかったと思います。でも彼の考え方は、民衆の中に着実に広がっていきます。
 彼の死後、2年後に憲法ができます。その翌年、初めての選挙、そして国会が開設されたのです。穂高が生んだ松沢求策は、参政権、自由民権運動をリードしたけれど、志半ばで命を落とした人物です。
 今の東中には、目安箱が設置されています。皆から意見を求めています。学級生徒会も活発に行われています。民主的な生徒会活動です。松沢求策が今の東中に現れたとしたら、涙を流して喜ぶでしょう。
 今、選挙権は18才になりました。世界ではほとんどの国が18才以上です。先週、3年の松田君と醍醐さんがオーストラリアホームステイ報告をしてくれましたが、オーストラリアは、16才から選挙権が得られる国です。始業式でパキスタンのマララユスフザイさんの話をしました。世界では、人権が脅かされている国があります。今、私たちが手にしている参政権を含めて人権は、簡単に手にしたものではありません。苦難の歴史があります。私もそうですが、人間は人を恨んだり、ねたんだり、特定な人に苦手意識を持ったりします。それは普通のことだと私は思います。人間にはそんな弱い部分があるのです。そんな弱い自分だからこそ、自分たちだからこそ、一人一人が認められ、誰もが安全で安心して生活することができるように、この人権について常に意識し、自己コントロールしていく必要があるのだと私は、思います。

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