南魚沼市立塩沢中学校

2024/04/17 14:22 更新

校長挨拶

塩沢中学校は、南魚沼市の南部に位置し、東に金城山・巻機山・飯士山などの名峰を仰ぎ、清流魚野川に抱かれている風光明媚な土地にあります。最高級ブランド米「南魚沼産コシヒカリ」の産地として知られ、学校周辺にある様々なスキー場には、毎年多くの観光客が訪れます。

本校は、今年度、統合53周年目を迎えました。昭和47年に上田・塩沢・中之島・石打の旧4中学校が統合して誕生した学校です。学区内の5つの小学校から入学してきた442名の生徒一人ひとりが、自主・自律の精神を身に付け、将来の自立した生活を実現するため、保護者と職員が課題を共有し、同じ方向を向いて、教育目標「深く考え はげまし合って がんばり抜く生徒」の育成を目指しています。

そこで、今年度も、本校では教育目標を達成するために、生徒の「自己有用感」を高める教育を全ての教育活動で展開していきます。生徒が感じる「自己有用感」とは、周りの人とのかかわりの中で、誰かの役に立っている。誰かに必要とされている。誰かに感謝されている。という自分に対してのプラスの感情です。

この「自己有用感」を高めるためのキーワードは、今まで本校が大切にしてきた「あじみこ」です。つまり、「あいさつをする」「じかんを守る」「みだしなみをきちんとする」「ことば遣いをしっかりする」です。「あじみこ」を広く活用することによって、生徒が仲間から、先輩や後輩から、教職員から、家の人から、地域の人から「聴いてもらえた」「認めてもらえた」「褒めてもらえた」という経験を積んでいきます。

中学校の3年間は、今後、社会人として職業人として自立して生きていくための基盤を育むことを目標としています。そのためにこの「自己有用感」をあらゆる教育活動で高めていきたいと考えます。

これからも、学区内にある保育園・幼稚園、5つの小学校とともに、「塩沢を学び ふるさとに誇りをもち 地域に貢献できる生徒」を育てていきたいと思います。保護者の皆様のご理解とご協力を仰ぎ、地域の方々のお力もお借りしながら、職員一丸となって教育にあたってまいります。ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

南魚沼市立塩沢中学校長 浅井 貞夫