世界を考える,世界とつながる1夏休み,自由課題でさまざまなことに取り組んでいる人もいるかと思いますが,まだ決まっていないよ!という人がいたら,少しでも考えるヒントになればと思い,毎年この時期が来ると思うことを紹介しますね。 この写真はある国で8年前に教師海外研修に参加して撮ってきたものですが,どこの国か分かりますか? ヒント1 今も火山が噴火し続けていて,日本のように地震のある国です(1番上の写真)。 ヒント2 70年以上前の大きな鉄のかたまりが今でもこうして残っている国です。なぜでしょう?(真ん中の写真) ヒント3 どこに行ってもこんなに素敵な笑顔の子どもたちであふれている国です。(一番下の写真) ヒント4 長岡の出身の「山本五十六(やまもといそろく)さん」のことをとてもよく知っている人たちもいます。 ヒント5 「ハトポッポ」の歌をとても上手に歌うことができます。 ヒント6 水木しげるさんも戦争の時,兵隊として行っていた国です。 とヒントをあげてもむずかしいですよね。 この国は70年以上前に日本がアメリカと戦争をしていた時の戦地のひとつになった国です。 ラバウルという町の人たちは墜落した戦闘機を今も火山灰を払いのけ,残してくれています。 ここで山本五十六さんはじめたくさんの日本兵が滞在していて,「ぼくたちは住んでいるあなたたちには危険なことをしませんよ。」という意味も込め,「ハトポッポ」を歌いながらラバウルの人たちと仲良くなったそうで,今でも語り継がれて子どもから大人までこの歌を歌うことができるそうです。 水道もなく,電気が通ってない場所も多くありましたが,こんなに素敵なスマイルで生きることができるこの国の人たちは幸せでうらやましいなあと思います。 ここの国は「ピジン語」という言葉を話します。 みなさんもピジン語で知っている言葉が実はあるんですよ。「バルス!」です。有名な映画で最後に唱える言葉ですよね。ピジン語で「飛行機」という意味だそうです。 前回に引き続き,その国の人たちと仲良くなれるコツを2つお伝えします。 1つ目は,その国独特の食べ物にチャレンジすること!やる気を感じ取ってもらえます。でも無理をしちゃいけません! 2つ目は,その国の服装(ふくそう)をすることです。私もドハデな服を着ていますが,「旅の恥は掻き捨て!」とはよく言ったもので,すすめられて買って着ていたらどこに行っても声を掛けてもらえてあっという間に仲良くなれました。 もちろん,ピジン語は話せませんので,ジェスチャーも織り交ぜながら必死に自分の思いを伝え合うのですが(笑)。 この夏,上所小の友達の中にも海外でさまざまな経験をしている人たちがいます。 世界が彼らの目にどんなふうに映ったのか,今から話を聞くのがとても楽しみです。 今,長岡ではお祭りをしていますね。 長岡空襲で亡くなった方たちを思って始まったこのお祭りを思うと,私は山本五十六さんとこの国のつながりをいつも思い出します。 同じ郷土の人が他の国で今でも語り継がれている,きっと探したら他にもこのようなエピソードがあるのでしょうね。 毎年担任するクラスでは必ず紹介するのですが,今回はブログでも紹介させていただきました。 今回のブログは内容がむずかしいところもあります。 分からないけどちょっと知りたいな!と思った人はぜひ,夏休みに調べてみてください。 そして,どんなことを感じたか,ぜひ教えてください。 もちろん,分からないことがあったら聞いてください。 一緒に世界を考えましょうねっ。 国際理解教育担当 神田 ※ ちょっぴり重い内容ですが,ぜひ考えてもらいたいと思い,紹介しました。日本は様々な国の小学校や橋,空港の建設,そして青年海外協力隊として素晴らしい技術を伝えるという国際貢献をしています。子どもたちにネガティブなイメージだけではなく,世界のためにしていることもこれから紹介していきます。 教師海外研修→http://www.jica.go.jp/tokyo/enterprise/kaihatsu... |
新潟市立上所小学校
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