最新更新日:2019/03/29 | |
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どんぐりと山猫をかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、 一郎のうちにきました。 かねた一郎さま 九月十九日 あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。 あした、めんどなさいばんしますから、おいで んなさい。とびどぐもたないでくなさい。 山ねこ 拝 宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」の書き出しです。 この物語は、主人公の少年一郎が友達の山猫から依頼状をもらって、彼の行う裁判を手助けするという内容です。そしてその裁判は、どんぐりたちの「対立する主張を仲裁する」というものです。 山猫も、どんぐりも、人間ではありません。 でも、この物語は山猫やどんぐりに思いをよせながら、人間の世界に「おこりがちなこと」を、描いているようにもとれます。 高学年の子どもたちの感受性や、「本をどう読むか」といった態度は少しずつ育ってきているでしょうか。 今日は「ノーゲーム読書デー」です。ご家庭での読書指導へのご配慮をお願いいたします。 |
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