最新更新日:2017/03/31
本日:count up1
昨日:2
総数:31321

朝の会の話 〜 かしこく やさしく たくましく 13 〜

   みんなが「めあて」を立てるのはなぜだろう
                 伊達市立大枝小学校長 安生 昌弘
 今日は,この後,みんなのめあてを発表し合う朝の会です。そこで,なぜめあてを立ててそれを発表なんてするのかという話を今日はします。
 めあての前にまず「夢」についてです。よく「あなたの夢は何?」とか「将来の夢は何?」とか訊かれますよね。これは,「大人になったらどんな仕事をするのか」とか「どんな大人になるのか」とか,スポーツをしている人なら「オリンピックに出る」とかいうものです。つまり,「人がなぜ生きていくのか」とか「なぜ頑張っているのか」ということの答えみたいなものが夢なのです。人が何十年もの長い時間をかけて頑張って辿り着くものが「夢」なんです。
 男の子にとても人気があるけど,とても叶えるのが難しい夢があります。それは,「宇宙飛行士」です。日本人で宇宙飛行士になって宇宙に行った人は,たった10人しかいません。その中でも一番多く4回も宇宙に行った若田光一さんの言葉を紹介します。

 人生は究極的には,自分への挑戦。ハードルが高ければ高いほど,
やり甲斐があると信じ,どんなときも前を向くことが大事。(若田光一)

 人が生きていく意味が,夢にどれだけ近づけるかですから,それは人との競争ではなくて自分自身がどれだけ頑張れるのかという事なんだと思います。自分の「怠けたい」とか「楽をしたい」とか,そんな怠け心に自分の良い心が勝つという事なのです。ハードルとは頑張るのが難しいことです。難しければ難しいほどできた時うれしいぞと諦めないことが大事だと若田光一さんは言っているんですね。そのハードルが実はみんなの立てているめあてなのです。そして,いくつものハードルを越えた先にあるゴールがみんなの「夢」なのです。
 みんなのめあては,学校でやっている学習や活動に関係するものが多いと思います。大人の中には,学校で勉強や活動していることの中には,大人になって必要なことばかりじゃないから,あんまり学校では勉強しなくて良いんじゃないかという人がいますが,それは間違いです。担任の先生の言うことをよく聞いて勉強していると,必ず「考える力」が身に付いてくるし,何よりめあてに向かって頑張る良い心が育ちます。その二つが将来,必ず夢を叶えるためのハードルを越えていく力になるんです。だから,先生方はめあてや目標を持って頑張るんだよと励まして下さるんですね。
 今,みんなが学校で学習や活動のめあてを立てて頑張ること,つまりハードルを一つ一つ越えて前に進んでいくことは,必ず大人になって夢を叶えることや仕事を頑張ること,幸せな生活をすることになるのですよ。きょうは「めあてを立てるのはなぜ?」というお話でした。これから発表される,みんなのめあてを楽しみにしていますよ。(2016.1.15)

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
学校行事
1/18 衛生検査
衛生検査 演劇事業(五十沢小へ 期日に予定変更あり)
1/19 ST
1/20 授業参観 PTA全体会 学級懇談会
1/21 ST
1/22 表彰朝の会(漢字) ALT(1 2校時) 中学校体験入学(6年6校時)
伊達市立大枝小学校
〒960-0702
住所:福島県伊達市梁川町東大枝字東荒田2
TEL:024-577-2566
FAX:024-577-2902