11/25 避難訓練を実施しました、校長の話から

本日8:47より秋期避難訓練を実施しました。
想定は地震です。
清掃後の生徒の動きがある中での訓練としました。
訓練に専念するため、写真撮影はしていませんので写真はありません。

問題点や課題がないわけではありませんが、生徒と職員はがんばってくれました。
今回は課題を浮き彫りにすることも大切にしての訓練でしたので、教育活動に生かしていきたいと思います。

訓練を終えての校長講話で話した内容の一部を掲載します。

1 避難訓練について
 学校では、さまざまな災害を想定した避難訓練を行わねばなりません。これは法律で決まっています。今日は地震、春の訓練は火災でした。
 大和中では不審者対応の訓練、Jアラート対応の訓練なども過去には行いました。

2 避難についての日本人の弱点
 「エスニックジョーク」と言う言葉を知っていますか?
 「エスニックジョーク」とは、ある民族の民族性、もしくはある国の国民性を端的にあらわすような話によって笑いを誘うジョークのことを言います。
 エスニックジョークの有名なものに「沈没船」があります。
 ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。 
アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています」
イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には「飛び込まないでください」
日本人には「みんな飛び込んでますよ」
・・・笑えるようで笑えません。
 つまり日本人はまわりに流され、自分の判断で避難することが非常に苦手であると言うことです。周囲の行動に従いがちという気質を我々はもっています。これは危険です。
状況をそれぞれが判断してそれぞれが自分で行動するということを大切にしてください。

3 声を出すこと
 避難の「お・は・し・も・て」(おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない、低学年優先)を意識して行いましたが、しゃべらないには但し書きがあります。
 不要な私語はしないということは、逆に言うと必要なことを大声でと言うことです。
 どんな声が必要ですか?本当の地震なら避難の際に「ガラスが割れている気をつけて」「そっちはいけないよ」「こっちから外に出られる!」などの声が必要です。
 今日の避難訓練でも、もし階段の1階部分で合流で人が詰まったり、階段で転んだ人がいたらどうですか?躊躇なく怒鳴ることが必要です。「階段の上に向かって『止まれ!階段が詰まる、危ない』さらには『上の人にどんどん伝えて』と言わなければならない。階段の下が詰まっているのに上から階段で避難する人がどんどん来たらどうなりますか?韓国であったような悲惨な事故が起きることになります。
 車椅子の友達、松葉杖の友達がいたらどうですか?階段を降りるスピードは抑制しなくてはいけない。また、上手に回り込んで追い越させるように動くという人がいてもいいのではないか。

 日頃から、出すべき声を出す、言うべきことを言うということを意識してみてください。





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