< 生きる >を活用した道徳授業
新潟県は、新しい時代を生き抜くために必要となる力をつけるための学習の方策として、<主体的・対話的で深い学びの実現>と、豊かな心の育成を目指すため、<いじめをしない、許さない 命を大切にする意識の醸成>の2点を学校教育の重点として掲げています。
豊かな心の育成に向けて、道徳教育は欠かせません。道徳の授業では、題材を通して、自分の考えを元に、仲間と意見を交わし合ったり、時に議論をしたりして、他者の考えに触れ、自分の考えを再構築したりさらに深めたりしていきます。 学校の再開間もないところですが、4年生では<生きる>という、同和教育を中心に据えた人権教育のための冊子を用いて、道徳の授業を行いました。 内容は、子供たちにとって<自分事に受け止めやすい>学校の日常を取り上げていました。馬鹿にされ傷ついたY子の悲しみからスタートします。友達がY子に言った何気ない日常の一言。言った本人にはそんなに悪気はなかったのかもしれません。 教師の投げかけに、子供たちは真剣に向き合い、自分の考えをまとめていきました。 子供たちは、<言われた人、相手の気持ちを考えて、言葉を使わなくてはならない>、ということに気がつきます。 本を読み進めていくと、<Y子さんが、かわいそう>と、語るHさんの文章に出会います。きっと、4年生であれば、この言葉に共感し、すぐ通り過ぎてしまいそうなところです。<誰が、かわいそうなのかな?他にはいない?>と、教師は投げかけ、子供たちをさらに深い思考へと導きます。 <かわいそう>この言葉の中に、実は見えない、見えにくい差別意識が潜んでいました。見ようとしなければ、差別には気がつかない。人権意識は発達段階に応じながらも、繰り返し繰り返し意識させて考えさせて、磨き上げていかなくてはならないのだ、ということを改めて感じました。 この題材は、<できる、できない>が、人の評価のすべてになってはいけないんだ、という黄色信号を点滅させてもくれました。<その人の良さを見いだし、尊重する><誰もが思いやりを持って、支え合って生きていく>といった、共生社会についても考えさせる、とっても素晴らしい題材でした。 3年生・校外学習 社会科「地域探検」
とっても良い気候になりました。3年生はこの日を待っていました!
3年生は、社会科の地域探検学習に出かけました。学びは、学校でみんなと学ぶことで広がり深まります。そして、学校だけでは学べないことを地域の方々から、体験をとおして学ばせていただきます。 体験=リアル。実物を通して目で、手づかみで、視覚触覚だけではなく、嗅覚も大事。五感を通して、広がり深まる学び。仲間との協同の学習で、自分とは異なる仲間たちの様々なつぶやきから、学び合いが生まれていきます。リモートでは、なかなか得られない、この学びができることに感謝です。 楽しい時間、もどる!
今週は給食後放課のため、みんなと遊ぶ時間は2時間目と3時間目の間の休み時間しかありません。新型コロナ禍において、推奨されている外遊び。子供たちは外に飛び出して、短い時間でも思いっきりはじけていました。
異学年ごちゃまぜで、遊んでいる様子がほほえましいです。6年生女子のお姉さんと、1年生のサッカー交流も見られました。昼休みは、来週までお預けです。 爽やかな陽気。いい季節です。 1年生朝顔植え つづき全校で、見守っていきます。 学校再開!
5月11日月曜日、学校に子供たちの元気な笑顔と声が戻ってきました!
久々に友達と顔を合わせた子供たちは、とっても嬉しそうです。各教室や廊下にグラウンドに、子供たちの声が響きます。当たり前のことに、また感動してしまいました。 1年生は、この日を待ち焦がれていました。やっとやっと、念願の朝顔の種まきができるからです。みんな、「大きくなってね!」と声をかけながら心を込めて、6つの種を植えました。 これから毎日観察をして、水やりなどお世話をしていきます。学校の畑も学校田も、子供たちが来るのを待ちわびていました。生命の偉大さ、自然がもたらす恵みを体験活動をとおして、仲間とともに試行錯誤しながら、学んでいきます。 五月後半にいよいよ今度は5年生が力を合わせて田植えをします。ボランティアの保護者の御参加をお待ちしています(祖父母の皆様でも、もちろんOKです)。 スクールサポーター 出前授業1
本日は、警察署からスクールサポーターの櫻井さんをお招きし、犯罪を犯さない・巻き込まれないための、防犯学習の授業をしていただきました。
春先は、児童が不審者に遭遇する機会が多い時です。また、規範意識は発達段階に応じて、しっかりと理解させながら、身につけさせていくことが大切です。 今回は、ふれあい学級と1学年児童を対象に、行っていただきました。 櫻井さんは、警察の方ですが、子供たちにしっかりと理解してほしいからと、自作の紙芝居を使って、本当にわかりやすく教えてくださいました。 <いかのおすし>(不審者に出会ったら。ついて、いかない。車に、のらない。おおごえをだす。すぐ、にげる。おとなに、しらせる。)についてや<万引き>について、具体例を挙げて教えてくださいました。これはいいだろう、と思うことが実は犯罪である、というように、クイズも交えて教えてくださいました。 子供たちも、<万引きは悪い、とわかっている。しかし、自分は万引きをしていなくとも、誰かが万引きしたものをもらったら、それは悪いことなんだ>ということを教えていただき、新たな知識を増やしていました。 子供たちは、今回のように教職員以外の方からの教えを、とてもありがたがっています。これからも、たくさんの地域の方々から教わりたいと、胸を膨らませていました。 地域の方々、よろしくお願いいたします。 出前授業について2
1年生の様子をお知らせします。
元気いっぱいの1年生。いかのおすしについても、しっかりと勉強できました。 1年生では、こんなことが児童に驚きを与えていました。 3枚目の絵を見せて、<皆さん、悪い人は、だれですかー?>と、櫻井さんは問いかけました。すると、1年生は元気よく全員が<左の人、左の人ーー!!!>と、興奮状態。 しかし櫻井さんは、<そうではありませんよ。悪い人は見かけではわかりません。イケメンや女性でも、悪いことをすれば悪い人。決して、見かけで人を判断してはいけませんよ!>と、念を押して話してくださいました。1年生たちは、自分たちの答えが間違っていたこと、裏切られた分、大きく納得してうなずいていました。 人を見かけで判断しない。これは、犯罪に巻き込まれないようにするために学んだこと。しかし、人を外見で判断し、あらぬ差別をしてはならない、という大切なことも学んだのではないか、と、うれしく思いました。 人生という教科
今日は、5年生の授業を参観しました。
算数に続き、4限は、道徳。テーマはなんと「人生という教科」です。 とっても重たい、というか、大きなテーマです。大人でもムムム、とたじろいでしまいそうなこのテーマに、果たして5年生はどう立ち向かうのか、と心で応援してみていました。 算数の時には、ちょっと難しい表情をしていた子も、教科が変われば表情が変わるものです。みんな真剣に「人生」について考えていました。 いくつかの考えるポイント(発問)と児童の考えを紹介します。 〇 「人生という教科で何を学ぶか?」という問いかけに対して、「自分自身で問題を作り、自分自身で問題を解く力を身に着ける」という考えがありました。また、 〇 「自分の答えを見つけるために大切なことは?」という問いかけに「百歳まで生きて答えを探し続ける」という考えがありました。 どんなテーマであっても、子供たちに与えてみることで、子供たちなりにしっかりと受け止め考えていることに、感心します。 最後のまとめで、「これからの人生、どのように生きていきたいか」と授業者は問いかけました。 「健康で長きすること」「楽しく生活していくこと」など、皆それぞれの思いをしっかりと書いていました。中でも、「何事にも挑戦する」や、「あきらめない」と書いていたり、「人のために役に立ちたい」と書いている子がいたことに、私は大いに驚きました。 子供の素直な感性は素晴らしい、そして子供たちは大いなる可能性をもっていることにあらためて感動しました。 暖かな日差しの中で・・・ 幼保・小の連携
ここ数日、冬を思い出すような寒い日が続き、体調を悪くしていた児童もいましたが、ようやく暖かい春の日差しが戻ってきました。
今年は、お花見もはばかられるような世情でしたが、学校の玄関も校庭も、今が見頃と桜が咲き誇っています。 自然の猛威に、時に人間はその厳しさに打ちのめされることもあるのですが、このように、自然に心癒やされるのもまた事実です。人間は、自然の一部に過ぎない、そして自然との共生が最も大切だ、と思いを巡らせました。 さて、今日の業間休みに子供たちを見守っていたところ、保育園の園児たちが本校のグラウンド脇に散歩に来てくれました。小学生も何人かが声をかけていました。いつもの年なら、手を取って仲良く遊びたいところでしょう。 このような温かな交流はとても大切です。子供の成長に、施設の違いはあっても、途切れはない。成長を継続して見守っていく姿勢が、子供たちが安心して成長していくことには欠かせない、ということを感じました。 |
南魚沼市立赤石小学校
〒949-7235 住所:新潟県南魚沼市荒金273番地2 TEL:025-779-3005 FAX:025-780-1018 |