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令和5年度 研究主題                            互いに学び合い、自らの学びを深めていく体育学習

R4年度 器械運動系領域部会 第1回実証授業「6年 マット運動」

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令和4年6月27日(月)

6月27日、葛飾区立西亀有小学校にて実証授業1を行いました。
第6学年「マット運動」です。

【協議会】
〇難波校長先生
 今まで器械部で研究をしてきたことも踏まえて、技能指導をどうすると良いのか、改めて考えていけると良いのではないか。
〇西川校長先生
 この研究は3年目です。学習課題を見出し、運動と出会うということができていなかったら、自己評価はできない。個々が学習課題を見出すことが必要。では、どのように自己評価活動につなげていきたい。
〇石井部長
 器械部として、今までの研究を踏まえて共通認識をもてるように取り組んでいきましょう。

1)児童が授業の中で一番懸命に取り組んだ場面
・倒立前転の児童→もう少しでできそうな場面
・ポイントに気がついた時「動画を見て、手の力で何とかしていたのが、足の着く位置に着目した際。」
・動画撮影を友達と見ることで。
・久保先生のかかわり→動画を一緒に見ている時。手本と見比べているとき。
・ロンダートを選択したグループ。反復練習の末、「できた。」→そこから動画撮影、場の選択、などから関わりが広がっていた。
・まず動画撮影をして確かめ。→そもそも側転ができない。課題の修正?
・動画と比べていた。
・頭はね起き→こんな練習をしてみたら。という言葉かけ。「ためる」って何だろう。という議論があった。2人だと先には進めなかった様子。
・できない時に、動画と比べて模範動画との違いを見付けようとした時。
★動画を撮る動機は?
→できた!→「本当に?」と問いかけてきた。
→自分から動画を撮るという流れはなかった。

2)児童がどのタイミングで自己評価をしているのか。
・自己評価は内面的な部分。見える部分は動画を撮影する。こと
・知識が得られていないと学び合いや学習の成果につながらない。前提として知識が必要なのではないか。
・解決する手立てが分からない。動画を見付けられないような場面も見られた。
・何をやればいいのか。にたどり着けない様子が見られた。解決方法にどのようにつなげていくのが課題。→場を変えるようなことはない?
・解決方法の選択をどのようにさせていくのかも課題になるのではないか。
・練習方法やポイントを学ぶのは2時間目。その後、各自が見て自分達でポイントをつかんでいた。→この学び方でも良かったのか。

3)部会の手立ての有効性
1.教師のかかわり
・模範の試技・補助により考えるきっかけは与えていた。ポイントを示していた。
・繰り返し動画を見て、考えていたが、子供達が解決することにはつながらなかった。
・ロンダートの児童へお手本動画を見るといいよ。と伝えていたが、学びが深まる様子は見られなかった。
・動画を見ている児童への言葉かけ。「思ったよりどう?」と問いかけが多かった。→意図 課題を発見する力を見付ける力を伸ばすため。
・技能指導は必要に応じて行っていた。
2.学習ノートへの記述
・ノートへのコメント返しでは、どこがどのように変わったの?何がどのように?というようなことで行った。コメント返しの難しさを感じた。
・前向きに取り組む児童に対して、技能的なコメントも書いていたが、見られていなかったのでは。(タブレットでの問題は?)
・家でも書くようにしていた。(家庭で書くとやらされている感じが出てしまった。)
・学習ノートへの記述に必要感を持たせることが重要。
3.ICT機器の利活用
・タブレットのカードにすることで振り返りの質が落ちたように感じた。タブレットでの振り返りは検討していく必要があるのではないか。

●実証授業での課題
1.学び方の指導
 ・学習課題の見出し方
 ・グループ学習の意味
2.ICTスキル
 ・簡単に使えるものである必要性
 ・だれでも使いこなせるもの
3.教師のかかわり
 ・学習過程として明確化していく必要があるのではないか。
4.振り返りのさせ方
 ・どのように?
 ・時間設定(どのくらい?)
5.学び合い・伝え合い
 ・伝える意識が薄れてきているのでは。
 ・タブレットを介する中でグループ同士の子供が課題を理解できていたのか。グループ学習では、根本的に学び合いや伝え合いがあるべきでは。それを促せるようなICTの活用にしていく必要がある。
6.スモールステップも必要なのでは?
 ・課題を解決する道筋が必要なのではないか。
7.技能分析
 ・技能を共通認識する必要がある。
 ・技の理論を研修等で深めていきたい。

〇難波校長先生
 しっかり子供の見取りをして、それをまとめたことで課題が明確になった。やってきたこ とを切り捨てることも大切。これからも、実践を通して机上の空論ではなく実践につなげていきましょう。器械部が培ってきたものは、課題をしっかりもって取り組むこと。グループになったときに自己の課題を伝えること。今後も自分が中心になって取り組むことが大切になってくるのでは。まずは自分のめあてをもたせることが大切になってくるのではないか。

〇西川校長先生
 いい話し合いができたのではないか。本時の話し合いを受けて、修正、実践していくことで研究にもつながります。今日の課題を生かしていきましょう。

次回の部会は、6月28日(火)に品川区立後地小学校にて行います。
専門員会も同時開催になりますので、是非ご参加ください。
その他の予定については、「予定表」のページもご参照ください。

器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。


https://www3.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=...


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