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令和5年度 研究主題                            互いに学び合い、自らの学びを深めていく体育学習

第7回 器械運動系領域部会 18:30〜 @品川区立後地小学校

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令和4年6月28日に、第7回器械運動系領域部会が行われました。
前日に行われました、実証授業も踏まえ、今後の研究の方向性について話し合いました。

1 .はじめの言葉
器械運動系領域部会担当常任理事 品川区立後地小学校 西川校長先生 
今後の授業づくりの上で重要な話し合いになると思います。よろしくお願いいたします。

2.実証授業1についての報告
○「いつ」自己評価したがるのか
 ・自分の技ができそうな(できた)とき
 ・児童がこつを発見したとき
 ・自分と模範動画の違いを探したいとき

○「何を」自己評価していたのか
 ・連続図の方を見ていた
 ・自分の動きをを模範動画と比べる
 ・自分が取り組んでいる学習活動はそのとき自分が一番いいと感じている練習

○教師のかかわり
 ・技の示範、児童の補助をして感覚をつかませる、動画を見せながら技能指導
 ・自分の動きを客観視させる問い「自分の動きは思ったよりどうだった?」
 ・教師のコメント返し「何がどのようにできた?」という問いを行う。

★今後の課題 器械部の中で共通理解を図らなくてはならないこと含む
 ・学び方の指導(課題発見の仕方・練習方法の決め方・グループ学習の行い方)
 ・ICTスキル不問の学習資料
 ・学習過程を細かく見て、どの学習指導を重点的に行うか。(学習課題の見いだし方、技能指導)
 ・振り返りのさせ方、時間設定、何を書かせるか。
 ・学び合いの勢い、ICTと直接の関わり合いとのバランス
 ・学びの順序性を児童に与えるか。(課題を設定する力が乏しい場合)
 ・技能指導に必要な知識

3.分科会
◯単元計画
・学習指導の重点について。
 →第一時、器械運動の楽しさ。「する」「見る」「知る」「支える」の視点で学習に取り組ませる。系統図ともつなげる。
 →第二時、一つの技でポイントについての学習を行う。資料から場や練習方法を決める。問いかけて気付かせる。
 →第三時、グループで見合っていく。この後は同じ流れで行っていく。
・指導事項が抜け落ちないようにした計画を作っていくことが大切。

◯評価・検証
・コメントから見とるのは難しかった。
・児童が書き方の分からない実態が見られた。
・事前、事後での検証を行っていく。
・抽出児童の変容(動画)を追っていく。
・振り返りのさせ方
 →終末に振り返ったが、中盤に一度集めることも必要な場面もあるのではないか。成功体験を学級全体に広げていけても良かったのでは。
 →何を書かせるのかは、「取組を振り返る」「友達とのかかわり」ではなく「技」「ポイント」「練習方法」としても良かったのでは。
 →「友達とのかかわり」は残しても良いのか。もしくは、「する、見る、知る、支える」を◯して記述する。などが考えられる。


◯学習資料
・ノートの形式を修正して、児童が書きやすくなるようにしていく。
・学習資料については、つまずきに対しての練習方法。フローチャート形式にすることも検討していく。

4.今後の予定
 ・7月中に部会を2度設定
 ・8月17日 夏季合同研究会

器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。


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R4年度 器械運動系領域部会 第1回実証授業「6年 マット運動」

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令和4年6月27日(月)

6月27日、葛飾区立西亀有小学校にて実証授業1を行いました。
第6学年「マット運動」です。

【協議会】
〇難波校長先生
 今まで器械部で研究をしてきたことも踏まえて、技能指導をどうすると良いのか、改めて考えていけると良いのではないか。
〇西川校長先生
 この研究は3年目です。学習課題を見出し、運動と出会うということができていなかったら、自己評価はできない。個々が学習課題を見出すことが必要。では、どのように自己評価活動につなげていきたい。
〇石井部長
 器械部として、今までの研究を踏まえて共通認識をもてるように取り組んでいきましょう。

1)児童が授業の中で一番懸命に取り組んだ場面
・倒立前転の児童→もう少しでできそうな場面
・ポイントに気がついた時「動画を見て、手の力で何とかしていたのが、足の着く位置に着目した際。」
・動画撮影を友達と見ることで。
・久保先生のかかわり→動画を一緒に見ている時。手本と見比べているとき。
・ロンダートを選択したグループ。反復練習の末、「できた。」→そこから動画撮影、場の選択、などから関わりが広がっていた。
・まず動画撮影をして確かめ。→そもそも側転ができない。課題の修正?
・動画と比べていた。
・頭はね起き→こんな練習をしてみたら。という言葉かけ。「ためる」って何だろう。という議論があった。2人だと先には進めなかった様子。
・できない時に、動画と比べて模範動画との違いを見付けようとした時。
★動画を撮る動機は?
→できた!→「本当に?」と問いかけてきた。
→自分から動画を撮るという流れはなかった。

2)児童がどのタイミングで自己評価をしているのか。
・自己評価は内面的な部分。見える部分は動画を撮影する。こと
・知識が得られていないと学び合いや学習の成果につながらない。前提として知識が必要なのではないか。
・解決する手立てが分からない。動画を見付けられないような場面も見られた。
・何をやればいいのか。にたどり着けない様子が見られた。解決方法にどのようにつなげていくのが課題。→場を変えるようなことはない?
・解決方法の選択をどのようにさせていくのかも課題になるのではないか。
・練習方法やポイントを学ぶのは2時間目。その後、各自が見て自分達でポイントをつかんでいた。→この学び方でも良かったのか。

3)部会の手立ての有効性
1.教師のかかわり
・模範の試技・補助により考えるきっかけは与えていた。ポイントを示していた。
・繰り返し動画を見て、考えていたが、子供達が解決することにはつながらなかった。
・ロンダートの児童へお手本動画を見るといいよ。と伝えていたが、学びが深まる様子は見られなかった。
・動画を見ている児童への言葉かけ。「思ったよりどう?」と問いかけが多かった。→意図 課題を発見する力を見付ける力を伸ばすため。
・技能指導は必要に応じて行っていた。
2.学習ノートへの記述
・ノートへのコメント返しでは、どこがどのように変わったの?何がどのように?というようなことで行った。コメント返しの難しさを感じた。
・前向きに取り組む児童に対して、技能的なコメントも書いていたが、見られていなかったのでは。(タブレットでの問題は?)
・家でも書くようにしていた。(家庭で書くとやらされている感じが出てしまった。)
・学習ノートへの記述に必要感を持たせることが重要。
3.ICT機器の利活用
・タブレットのカードにすることで振り返りの質が落ちたように感じた。タブレットでの振り返りは検討していく必要があるのではないか。

●実証授業での課題
1.学び方の指導
 ・学習課題の見出し方
 ・グループ学習の意味
2.ICTスキル
 ・簡単に使えるものである必要性
 ・だれでも使いこなせるもの
3.教師のかかわり
 ・学習過程として明確化していく必要があるのではないか。
4.振り返りのさせ方
 ・どのように?
 ・時間設定(どのくらい?)
5.学び合い・伝え合い
 ・伝える意識が薄れてきているのでは。
 ・タブレットを介する中でグループ同士の子供が課題を理解できていたのか。グループ学習では、根本的に学び合いや伝え合いがあるべきでは。それを促せるようなICTの活用にしていく必要がある。
6.スモールステップも必要なのでは?
 ・課題を解決する道筋が必要なのではないか。
7.技能分析
 ・技能を共通認識する必要がある。
 ・技の理論を研修等で深めていきたい。

〇難波校長先生
 しっかり子供の見取りをして、それをまとめたことで課題が明確になった。やってきたこ とを切り捨てることも大切。これからも、実践を通して机上の空論ではなく実践につなげていきましょう。器械部が培ってきたものは、課題をしっかりもって取り組むこと。グループになったときに自己の課題を伝えること。今後も自分が中心になって取り組むことが大切になってくるのでは。まずは自分のめあてをもたせることが大切になってくるのではないか。

〇西川校長先生
 いい話し合いができたのではないか。本時の話し合いを受けて、修正、実践していくことで研究にもつながります。今日の課題を生かしていきましょう。

次回の部会は、6月28日(火)に品川区立後地小学校にて行います。
専門員会も同時開催になりますので、是非ご参加ください。
その他の予定については、「予定表」のページもご参照ください。

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第4回 器械運動系領域部会 18:30〜 @品川区立後地小学校

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令和4年6月14日(火)

今年度、第4回目の部会を品川区立後地小学校にて開催しました。
☆本日は専門委員会も開催いたしました。
部員 18名、専門委員 1名
合計19名の参加でした。
今回は初参加の方も多くいらっしゃいました。このメンバーでより一層研究を深めていきます。

1.はじめの言葉
○品川区立後地小学校 西川校長先生
 実証授業に向け、良い自己評価を目指して研究を進めていきましょう。よろしくお願いいたします。

2.器械部の今年度の研究について
・今年度の大きな柱は自己評価活動
・器械部として
 →低学年は遊びを繰り返す中で遊びを深めてく。
 →中・高学年は課題解決の繰り返しの中で自己評価をしていく。

○器械部が考える自己評価の力とは
 1)目標を設定する力
 2)己の課題を発見する力
 3)自己の動きの変容を分析する力
 4)自己の学習活動を改善する力

3.分科会
○単元計画
・単元前に準備・片付けなどの行い方を確認する。→宿題等で事前に技への意識をもたせる。
・1時・6時は同じグループ、2〜5時は技別グループで行う。(1グループ3人程度)
・感覚作り運動は一律で同じものを行なっていく。

○評価検証
・4つの力をもとに自己評価の高まった姿について確認した。
・上の姿を目指して、手立てについて考えた。
・学習ノートについても資料チームと確認し、今日の取組の振り返りに(する・知る)の視点で書き、友達とのかかわりについて(見る・支える)の視点で記述することにした。
・今日の取組の振り返りについて、検証していく。
 →例 ◯◯の場でこういう風に練習したら◯◯ができるようになった。
・動画を撮る、見てもらう、資料と比べるなどから選んでいけるとよいのではないか。必要な時に撮影をする。

○学習資料
・学習ノートについて(評価チームと同様)
 →文言については修正した。
・新しく加える学習資料について
 →初めの段階の前転
 →易しい場での伸膝前転
・資料が多くなる。紙ベース?タブレット?ハイブリッド?でいくのかを検討していく必要がある。
 →学級の実態に応じて検討が必要。

4.実証授業1について(部内授業)
日時:6月27日(月) 14時30分〜
会場:葛飾区立西亀有小学校 体育館
器械部のみの参加となります。

○終わりの言葉
○杉並区立斉美小学校 難波校長先生
 久保先生の授業が、間近です。自己評価の力が高まった姿を共通認識をしていくことが大切です。その姿をイメージして研究を進めていきましょう。こんな言葉を交わしたら、こんな記述があったら。など具体的なイメージをもっていきましょう。

次回の部会は、6月20日(月)に品川区立後地小学校にて行います。
その他の予定については、「予定表」のページもご参照ください。

器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。


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