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令和5年度 研究主題                            互いに学び合い、自らの学びを深めていく体育学習

令和5年度 器械運動系領域部会 第2回実証授業「5年 マット運動」@世田谷区立給田小学校

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令和5年10月23日月曜日 
 給田小学校にて、第5学年「マット運動」の実証授業を行いました。多くの方にご参観いただきありがとうございました。いただいたご意見を今後の研究に生かしていきたいと思います。協議会でのご意見、指導講評の一部を紹介いたします。

〇部会提案
 HPのTOPの指導案、資料集をご覧ください。
・指導案
https://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/files/13500...

・資料集
 https://www3.schoolweb.ne.jp/weblog/files/13500...


◯授業者自評
 課題を解決する時間、2時間目。本時は学習課題を修正、再設定する時間です。前時であまり高まりを実感できていない子供から声掛けをしていきました。子供たちが緊張していたのは、私の緊張が子供たちに影響を与えてしまったかもしれません。ただ、アドバイスをし合う姿は見られたかと思います。一度全員を集めたのは、成功→次の課題を設定していくことにつなげたかったからです。マネジメントの部分について修正して改善していきたいです。

◯全体協議会
1.子供たちが主体的に行うグループ学習の中で課題解決に向けて教師がどのように働きかけたいくのか。
・技能の伸びが感じられない時、行き詰まった時、効果的な支援が必要。
・苦手な子への声掛けが中心、ICTを見ての前の段階の子供に対して。また、どうして?と考えさせる発問を使い分けることが大切。
◯思考力がもう一つ。という子供に対してどのようにアプローチをしますか?
→途中で動画見るように声掛けをしても良いのではないか。
→自分たちで練習の場の選択肢を与えることができるとよいのではないか。

2.学び合うよさを実感し、共にできる喜びを味わわせるための感覚つくり運動について。
・共に行う感覚つくり。学び合うよさを感じられるのはよい。感覚つくりに行うものを選ばせることも一つの方法。
・種類は良いのでは。技能的なものなので、時間を分ける方法もあるのではないか。
・手押し車の前転がよいと思った。開脚前転のようなゆりかご。番号確認前転(後ろにいる人が番号を示す。)
・友達と一緒に行う楽しさと共に、肯定感を味わえるのがよい。
・時間を確保する。十分できている子もいるのでは?時間配分は同じじゃなくてもいいのかなと思った。

3.共にできる喜びを味わわせるための手立ては?
・できたという実感があればあるほどよい。また、「友達ができた」につながるためには何ができたかも、重要と考える。
・手立てによって運動を楽しむことができた。
・タブレットを使いすぎることがマイナス面に働く可能性もあったのでは。

◯指導講評 
台東区教育委員会指導主事 野中 由香先生
 研究の重点について中心に話をしていきます。個別最適な学び+協働的な学びを目指している。令和の日本型教育として、求められているものは学習指導要領に示されている。
 素直な子供たち。先生との関係も良かった様子が見られた。学ぶ意識、意欲が高い子供たちだった。共に学習する感覚つくりの運動は、スムーズで十分な運動ができていた。前転ジャンプハイタッチは、逆に回転が小さくなってしまう場面があった。全員でやるべきもの。その子がその時やるべきものを選ぶ。どちらもあっていい。しかし、経験させたい運動を取り入れることも大切。
 倒立系のグループの様子。「練習方法ができたら」→赤帽子。これは、できるようになったら場所を移動していた。いろんな技の子が集まった際に、どこを見るのかという視点が広くなってしまう。どの子が集まっても、資料やICTを活用することで、学び合いを深められる。賞賛の声掛けができていたので、技能的な伝え合いも知識を身に付ければ充実したものになったのではないか。
 学習の振り返りの場面で、前方倒立回転跳びを最後に取り上げたが、難易度を下げても良かったのでは、と感じた。
 課題としては、「必要感を感じさせる」というのが難しいと感じた。「自分も上達するし、友達もできるようになるから、一緒にやりたい。」という思いをもたせたい。という部会の思い、全員が安心して取り組める場、という視点も重要。思考面に課題がある子供や、同じ課題が1人だけの子供など検討が必要。検証について友達と学び合うよさを実感し、共にできる喜びを実感できる子を育てていけるとよい。



 器械部では実証授業でのご意見やご講評をもとに、今年度の研究のまとめをしていきます。2月の発表では、さらに深まった研究を発表できるよう研究を進めてまいります。


実技研等での講師の依頼もお近くの器械運動領域部員までお問い合わせください。
器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
https://www3.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=...


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