最新更新日:2024/07/16
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令和5年度 研究主題                            互いに学び合い、自らの学びを深めていく体育学習

実証授業1&第6回器械運動系領域部会@墨田区立第三寺島小学校

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◯実証授業1を終えて
 片付けと準備に10分かかっていた。子供に味わわせたい感覚とそのための場を厳選していく必要がある。腕支持の感覚が身に付いておらず、技を完成させることができない児童がいた。跳び箱運動だけの感覚つくりの運動ではなく、マット運動と共通した感覚等も器械運動を通して身につけさせていくことが必要。
 協働的な学び合いの理想の姿として、「児童が自然発生的に話し合うこと」を目指す。そのためには、児童の必要感や教師の働きかけが必要になると考える。その手立てを部会で検討していく。見る場所や視点を指導しシステム的に行うことは中学年に合っているのか。「友達ともっと話してみよう。」と言葉がけを行い、話し合うよさを実感させていく。
 どのようなアドバイスがよかったのか、児童に学ばせるためにも中学年では全体を集めて、価値付けを行ったり共有したりする時間が必要か。

◯目指す児童像の決定
「友達と共に器械運動の楽しさに触れ、学習活動を工夫しながら、自ら学びを深めていく児童」
 「友達と一緒に」→「友達と共に」に変更。みんなで学習課題を解決していく姿を目指しているため。「自ら学びを深めていく児童」としたのは、3つの資質能力を身に付けようとする過程で発揮される力が自ら学び続ける力として考えている。

◯研究主題の捉え
 器械部の考える「自ら学び続ける力」を考えるにあたって、器械運動の動機づけについて考えた。非日常の感覚、感覚つくりが技につながること、動きの遊び要素、できそうを感じられる学習過程などが挙げられた。これらを児童に味わせることで、自己調整や粘り強く取り組むことにつながるのではないか。

◯技との出会いについて
 遊びに取り組んできた児童に技の手本動画を見せると、「こわい」「できそうにない」と感じる児童が多く見られる。どのように技に出会わせ、「やってみたい」という気持ちをもたせるか、学習過程の中で検討する必要がある。

◯授業に向けて
「評価、検証」
児童の具体的な姿を追っていく。仲間と喜ぶ姿、試行錯誤する姿、技ができそうと感じている姿を目指す児童像から考えた。方法として、子どもの実際の言葉やアンケート、粘り強く取り組む姿を見取っていく。これに対して以下のような意見が出た。
 ただ「技ができた」ではなく、「子供同士でできた」という姿に注目しなければ、目指す児童像に近付けない。
 これまでの高学年の姿と今回の中学年の姿の違いを明確にして検証した方がいい。
 知識及び技能の観点から、技の習得率を事前事後で検証する。

「学習過程」
 3年生の技と出会う段階では、単元を通してもつ目的意識は必要ないのではないか。学習課題は、技ができるようになるのではなく、練習の場や方法を選択することにした方がいいのではないか。しかし、器械運動ということを考えると「技」は必要か。
 グループ学習の内容を前転系の技で共通したポイントを学ばせるようなものはどうか。技能の差によって発展した技に取り組みたい児童も少なくない。前転から学習を始めるのではなく、ポイント別に学習を進めることで、前転系に必要なポイントが身に付き、様々な技に取り組むことができる。
 これに対して、「高学年での系統図の破綻」や「前転から学習を始めた方が効率的に児童できる」点が挙げられた。

「手立て」
 楽しさや喜びを味わわせるための場の工夫。技ごとに遊びのあるワクワクするような場を考える。
 活動の工夫のための学び合いの仕方。価値付け、教えること、学ばせること、子供の関わる工夫を、それぞれ考える。
 自ら学びを深めるための学習資料と学習カードの工夫。資料はこれまで使っていたものでいいのか。3年生の技に出会う段階で、分かりやすいものが必要になってくる。学習カードは「OPPAシート(1枚ポートフォリオ)」にすることで、単元を通した自由な振り返りができる。単元を通してマット運動の楽しさを振り返ることにつながる。昨年の課題であった記述の量を減らすこともできる。

◯平井指導主事より
 夏季合研に向けてアイディアを出し合っていくことが大事。
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