みつめて学ぶ もとめて生きる 笑顔をつなぐ

3学期のスタート

 新年おめでとうございます。令和6年がスタートしました。今年のスタートである1月1日には、大きな地震が能登半島で起きました。被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興をお祈りいたします。
 今年は辰年。まさに北辰小の年です。「辰」は、十二支では唯一、空想上の生き物です。十二支は、もともとは古代中国で生み出されたもので、中国の王朝において竜は皇帝の権威の象徴であり、民衆が崇めたてまつる対象でした。架空の存在とはいえ、中国の人々にとって竜は実在する生き物と同等、それ以上の存在だったといえるかもしれません。
 その竜に対して、子どもたちはどのようなイメージをもっているのか聞いてみました。すると、「力強い」「勇ましい」「神秘的」といった答えが返ってきました。
 竜にまつわる故事成語やことわざなどは、たくさんありますが「登竜門」という言葉があります。そのルーツは中国の黄河に位置する「龍門」という急流に関係した伝説にあります。この伝説によると、龍門を上り切ることができた鯉は龍に変身すると言われており、この話から「登竜門」という表現が生まれました。「登竜門」は逆境を克服し、目標を成し遂げる達成感や価値を象徴する言葉となっています。
 今年の抱負に重ねていえば、竜が水や雲、翼を得るように、もてる力を存分に発揮して、飛躍する1年にしていきたいものです。

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