卒業式が行われました2

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 子どもたちだけでなく,教職員も気持ちを新たにスタートしようと考えています。
 以下に紹介するのは,本日の式辞です。

【式  辞】

 柔らかな春の日差しを浴び、正門の桜の蕾も膨らみ始めた今日の佳き日に、保護者の皆様のご列席を賜り、取手西小学校第6回卒業証書授与式を挙行できますことを、卒業生はもとより私ども教職員にとりましても、この上ない喜びであり、心から感謝申しあげます。
 ただ今、卒業証書を手にした48名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 一人一人の堂々とした決意を聞き、皆さんが小学校六年間の学びを得て自信に満ち、立派に成長した姿を見ることができました。
 皆さん、一人一人の目の輝きに、これからの限りない可能性を強く感じています。
 6年前、皆さんはお家の方に手を引かれ、今では小さく感じるランドセルを背負い、小学校に入学してきました。
 学習や学校行事、運動に励み、心も体も大きく成長しました。
 コロナ禍をどう乗り切るか。止めることはせず、今だからできること、今しかできないことを一緒に考え、取り組んできました。
 中でも一泊二日の修学旅行は思い出に残深いのではないでしょうか。竜頭の滝から湯本のホテルまでのハイキング。一生で一度の体験かも知れませんね。自然の雄大さ偉大さを自分の足で感じたのではないでしょうか。友達と過ごしたあの日には二度と戻ることができませんが、一生の宝になった人もいることでしょう。
 2日目の班別行動では、東照宮から日光駅まで友だちと語り合いながら歩きましたね。金粉入りのソフトクリームを美味しそうに食べていたのが思い出されます。お土産もたくさん買っていましたね。友情の輪が広まり、よい思い出ができましたね。
 入学式では空のランドセルに希望や夢をたくさん詰めて西小の正門をくぐったみなさん。今はランドセルに入りきれないほどの思い出でいっぱいになっているのではないでしょうか。
 皆さんはいつも、明るく元気に学校を盛り上げ、取手西小学校を支えてくれました。
 自分の心を豊かにし、心も体もたくましく成長しました。そんな皆さんも4月からいよいよ中学生ですす。
 卒業にあたり、餞の言葉を贈ります。
 昨年10月から日本ハムファイターズの監督に就任した新庄剛志監督の言葉です。
 「苦労が楽しさに変わるまで苦労する。努力と思わない努力をする。」
 この「楽しさ」とは自分の目標を叶えたり、なりたい自分になったりするまでの過程でする苦労や努力のことであると思います。その苦労が「楽しい」と思えるまで、やりたくないと思うこともやり続けなくてはなりません。今は苦しくても、それを「楽しい」と思えるまで努力したとき、その目標が叶っていたり、なりたい自分になれていたりするはずです。みなさんにはこれから先、「楽しい」と思えるまでの努力をし、自分らしく歩んでいってほしいと願っています。
 終わりになりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業誠におめでとうございます。思い起こせば、6年前、不安と期待を胸に、本校に入学してきたことと思います。この6年間でお子様は、たくさんの友だちや先生と出会い、様々なことを学んできました。今、こうして立派に成長されたお子様の姿をご覧になり、感慨もひとしおのことと思います。この間、保護者の皆様には、本校教育の充実・発展のために多大なるご支援、ご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
 結びに、卒業証書という新しい世界への切符を手にした卒業生の皆さん一人一人が、多くの人と手と手をつなぎあい、幸せな世界を築いていってくれることを願っています。
 卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを祈念いたしまして式辞といたします。
  
 令和3年3月18日

   取手市立取手西小学校       校長 小林 正雄

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