平成31年度入学式

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4月8日(月)に平成31年度入学式が行われました。新たに85名の新入生を迎え、計279名で八海中学校2年目がスタートしました。以下に校長式辞を載せますので、どうぞご覧ください。「うららかな春、卯月。思いもよらぬ大雪に見舞われたものの、今日の日差し(空気)は、既にいつもの春の穏やかさを取り戻しています。雪解け、芽吹き、開花、何かが始まろうとしている希望の季節です。本日、南魚沼市教育委員会 教育委員 川島亜希子様、を始め多数の御来賓、保護者、ご家族の皆様のご臨席をいただき、平成三十一年度南魚沼市立八海中学校入学式を挙行できますことに、衷心より御礼申し上げます。先週、百九十四名の二・三年生とともに始業式を行いました。そして今、八十五名の新入生を迎え、総勢二百七十九名の生徒による八海中学校が開校二年目のスタートを切りました。新入生の皆さん、入学おめでとうございます。今の自分の姿、どのように心に映っていますか。新しい制服、呼名を受けての返事、起立の動作、気を付けの姿勢、そのすべてから、特別な日である今日をしっかりと受け止め、「八海中生としてがんばろう」という強い意気込み、そして頼もしさが感じられます。今日のこの気持ち、今のこの気持ちこそ、今後何かにぶつかったときに立ち返るべきスタートラインです。しっかりと、記憶にとどめてください。皆さんの左手の壁に掲げてある、「自立 共生 創造」という文字、これが私たちの八海中学校の教育目標です。言い換えるならば、今日から始まる八海中学校での3年間の学びを通して、皆さんに身に付けてほしい力です。中学校では、自分で考え行動することが求められます。それが「自立」です。自分はかけがえのない大切な存在だと気づくこと、自分は誰かの役に立つことのできる存在だと気づくこと、そして、自分の行動の根拠を自分で決定する場面を積み重ねていくこと。こうした自己肯定感、自己有用感、自己決定力を身に付けることが自立するということです。自立した自分作りにおおいに励みましょう。「共生」とは「すべての人々が支え合い、生き生きとした人生を送ること」です。中学校では、小学生時代とは比較にならないほど多くの人と出会い、交友関係はどんどん広がって行きます。そうした中で、自分以外の人々を認めながら、自分の居場所を作っていかなければなりません。それは、決して簡単なことではありません。たくさん失敗もすることでしょう。でも、失敗は恥ずかしいことではありません。恥ずかしいのは、失敗を恐れて何もしないことです。失敗を繰り返し、ときには後戻りしながら、共生する力を培っていきましょう。「創造」とは、新しく何かを作り上げることです。新たな仲間との絆作り、まだまだ途上にある八海中学校の校風作り、そして、地域社会との絆作り等々、創造すべきことは無限にあります。君たち一人一人が新たな「創造」の担い手として、活躍してくれることを期待しています。皆さんは今、思春期に足を踏み入れています。自分の考えと行動が一致しないような不可解さを感じることも今後、ますます多くなるでしょう。そんな思春期の春の気持ちを、詩人谷川俊太郎さんは「このきもちはなんだろう このきもちはなんだろう」と繰り返し読みました。まさに、自分で自分が分からなくなるようなそんな思いがよく表現されていると思いませんか。みなさんも、ぜひ感じたことを黙っていないで言葉に表してください。きれいだと感じたら、「きれいだね」と声に出すのです。うれしかったら、「ありがとう、うれしいよ」と声に出すのです。そうすることで「感性」は豊かに磨かれ、たくさんの感動や喜びを与えてくれると私は信じます。保護者の皆様、本日は、お子様の入学誠におめでとうございます。心身ともに大きく成長するお子様を、職員全員で支え、励ます教育に努めてまいります。「子供たちの健やかな育ち」を保護者の皆様と共有しながら、それぞれの役割を果たせるよう連携を深めていきたいと存じます。地域の皆様、昨年度来、大きく広がった校区ではありますが、引き続き、子供たちをこの八海中学校区の宝として、温かく見守ってくださるようお願いいたします。開校から2年目の、まだまだ未熟な八海中学校でござます。当校の教育活動に格別のご理解とご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げ、式辞といたします。平成三十一年 四月八日 南魚沼市立八海中学校長  坂西 徳彦」
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