みんな ちがうんだね
1年生が教室の前で育てている『アサガオ』が初夏の陽を浴びてすくすく伸びています。
アサガオは、私にとって人生で初めてじっくり栽培し、観察した植物でした。 梅雨が明ける頃、らせん型のつぼみが開き、鮮やかな花が咲いた朝の喜びは、今もよく覚えています。 また、花が終わると、小さな実が膨らみ、その中にできた黒い種は春に見たものと同じ種でした。 小さな子供でも、生命が繰り返されていることを理解することができました。 たくさんの植物を見てきた中で、アサガオだけがこれだけ鮮明に残るのは、きっと「はじめて自分の手で最後まで育てた植物だから」、そして「みんなで一緒に観察した植物だから」ではないかと思います。 ある1年生が書いた詩を紹介します。 【あさがおのめ】 ねえ せんせい みんなで おなじひに たねを まいたから おなじひに めがでると おもっていたよ みんな ちがうんだね ※同じ日に種を蒔いても、芽が出る日も、花が咲く日も、みんな違います。 アサガオを育てた経験のあるみなさんなら、誰もが納得できることです。 人も花と同じで、成長するスピードがちょっとずつ違います。 高井っ子のみなさん。どうか、それぞれのペースを大事に、じっくり学び育ってください。 今日も、高井小の児童のみなさんの笑顔にたくさん出会えますように・・・。 |
|