ひとり言

 おはようございます。高井小の児童のみなさん。今週も頑張りましたね。楽しかったね。
 今日と明日は、ゆっくり休んでくださいね。スポーツ少年団や習い事の活動がある人は、力の限り頑張ってくださいね。いつも応援していますよ。


☆時計なんか怖くない☆ 向田 邦子さん(放送作家)の文章より抜粋

 一日は、どうして24時間しかないんだろう。人間は誰でも一度や二度はこう考えるでしょうが、私も20代には、かなり真剣にこう考えたものです。24−8=16 一日8時間は寝ないと体に毒だといわれて、一応、こんなひき算をしてみるのですが、その8を7にし、6にして、起きている時間を増やしました。
 読みたい本。始めた習いごと。観たい映画や芝居。行ってみたい旅。いつも、それらのスケジュール(実現不可能な夢のプランです)が、時計のセコンドのように私を追い立て、責め立てていました。

『また一日を無駄にしてしまった』本当に眠るのがもったいないと思ったものです。

 今から考えると、なぜあんなに焦(じ)れていたのかと思います。あの頃の私は、いつも腕時計を気にしていました。(中略)

 時にしても同じです。1時間単位、2時間単位で時間を使ったといっても、それはせいぜい、時計を有効に使ったことにすぎません。人間は、時計を発明した瞬間から、能率的にはなりましたが、同時に『時計の奴隷』になり下がったように思います。

 時計は絶対ではありません。
 人間が作ったかりそめの約束です。

 もっと大きな『人生』『一生』という目に見えない大時計で、自分だけの時を計ってもいいのではないでしょうか。若い時の『ああ、今日一日、無駄にしてしまった』という絶望は、人生の大時計で計れば、ほんの一秒ほどの素敵な時間です。恐れとむなしさを知らず、得意になって生きるより、それはずっと素晴らしいことになると思います。

 どんな毎日にも、生きている限り『無駄』はないと思います。『焦り』『後悔』も、人間の貴重な栄養です。いつの日かそれが、『無駄』にならず『こやし』になる日が、必ずあると思います。

 真剣に暮らしていれば・・・・です。


※この文章を読んで、心がすっーとしました。いつも心に余裕を持って生活していきたいですね。それでは、よい休日をお過ごしください。
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