【学校長コラム】 SDGs宣言

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校舎を取り囲む桜のつぼみが、日に日に大きくなっている。学校が淡いピンク色に染まる日も近そうだ。17日(金)の卒業式、24日(金)の修了式を控える中、子どもたちは、今、まさに学校生活の総まとめに取り組んでいるところである。

本校では、思考力・表現力の育成を重視する中、子どもたちが学習課題を自分事として捉え、考え、行動できるようにするため、今年度はSDGsの視点を取り入れた授業を推進してきた。9日(木)、学習の集大成としての横断幕を校舎に掲げる「取手西小SDGs宣言」を行った。この横断幕には、SDGsのロゴとともに5年生が考えたキャッチフレーズ「私たちでもこの未来・地球を変えられる!」が印刷されている。日々この言葉を目にすることで、子どもたちはきっと地球の課題を自分事として捉え、何をすべきかを考えてくれることだろう。催しの中、私からは次のような話をさせてもらった、
 
みなさん、こんにちは。ポカポカの陽気のとてもいい天気。こんな日は何だかいつも以上に幸せな気持ちになりますね。こうした幸せな気持ちをこの地球上に住む誰もが感じられたらいいのだけれど、今この世界ではこれまでにないほどたくさんの問題が起きています。

例えば、食べ物の問題。雨が降らない、あるいは雨が降りすぎるといった自然災害や戦争などによって、世界中には8億人もの人が食糧不足に苦しんでいるそうです。一方、この日本では、まだ食べられる食料をたくさん捨てている食品ロスが問題になっていますね。

このこと以外にも、世界の問題はたくさんあります。このままでは人々が安心してこの地球で生活し続けることが難しくなってしまうことを心配した世界の国々が話し合って、持続可能でよりよい世界を目指すために立てた17の目標、それがSDGs。世界のみんなが一緒にがんばっていこうという目標です。

大切なことは、「誰かがやってくれるだろう。」と、人ごとにしないこと。一人一人が、自分のこととして何ができるかを考え、行動することが必要です。今日、みんなで掲げた取手西小SDGs宣言「わたしたちでもこの未来・地球を変えられる!」は、まさにそのことをみんなに教えてくれる素晴らしいキャッチフレーズですね。考えてくれた5年生、どうもありがとう。

今回、4年生以上のみなさんにキャッチフレーズを考え、応募してもらいました。ひとつひとつを見せてもらいましたが、どれも素晴らしいキャッチフレーズでしたよ。まさに、SDGsを自分のこととして考えていることが伝わってきました。応募してくれて本当にありがとう。

さて、今日は4月から最上級生になる5年生からの感謝と決意、来週の金曜日に卒業していく6年生から在校生へのエールとしてのソーラン節が披露されました。どちらも本当に素晴らしかった。ありがとう。

SDGsに向けて行動することは、この取手西小をもっともっと素敵な学校にすることにもつながります。これからも、みんなで「笑顔あふれる取手西小学校」をめざしていきましょう。

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