市P連通信 第14号

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8 月19 日 県南地区PTA・子育てネットワーク委員会合同研修会

 牛久市中央生涯学習センターにて行われた研修会に市内各校PTA の皆さんと参加しました。

 この研修会は講演と実践発表の2部構成となっており、講演では、子ども食堂等の運営に携わっているNPO法人コモンズ大野先生と、茨城県ひきこもり支援センターの運営を委託されている一般社団法人アイネットの浅沼先生からのお話をお聞きしました。

 大野先生からは、以下のお話がありました。
 子どもを取り巻く社会状況として、子どもの孤立化・地域の子育て力の低下・子育て世帯の困窮化(子どもの貧困)が目立つ様になった他、ヤングケアラーも多くなっている事が問題となっています。そこで、主に市民ボランティアが主体となり、無料または低価格帯で子ども達などに食事を提供する「子ども食堂」が全国的に普及してきています。子ども食堂という場所は、食事を提供するだけでなく、子どもの居場所づくりとしての目的があります。このような子ども食堂は、小学校区に1つある事が理想ですが、現在、茨城県では充足率24.15%です。(取手市では7か所)子ども食堂を開設していただける方、又は応援をして頂ける方は、是非ともご協力をお願いします。
 詳しくは、「子ども食堂サポートセンターいばらき」https://www.kodomoibaraki.net/でご確認ください。

 浅沼先生からは、ひきこもり問題についてお話がありました。現在のひきこもり者数は、実地調査が行われた秋田県藤里町では人口3,800人の内、113 人(8.74%)だったそうです。また、不登校とひきこもりの連続性を考えると、小中高大、いずれかで不登校を経験した人は61.4%だそうです。この事から、不登校とひきこもりには連続性がある事が分かります。もし、その様な悩みがある場合には、出来るだけ早く相談する事が大切です。

 茨城県ひきこもり相談支援センターは、アイネットに委託してから、全国に比べて相談件数が多く、相談しやすい支援センターとなっております。電話の他に、メール・LINEでも相談できます。「茨城県ひきこもり相談支援センター」https://ibahiki.org/ ※LINE は相談支援センターリーフレット内にあります。  
 https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/seiho/...

 第2部の実践発表では、石岡市P連から、PTA 指導者研修会を対話型研修会の形で実施したこと、今後はこれからのPTAの在り方をみんなで考え、事業の見直しを図っていくことなどについて、発表がありました。

 つくばみらい市P連からは、今研修会と同日に開催されているP連主催の「義務教育フォーラム」についてビデオ発表がありました。フォーラムは、1.Mirai ワークショップ、2.市長・教育長による講演、3.学校PR 4.サイエンススクエア の4つの柱で構成されており、是非ともライブ映像を見たかった催し物でした。

 土浦市・石岡市・かすみがうら市合同での子育てネットワーク委員会からの発表では、3市でアンケートを取り、コロナ禍はマイナス面が多いとの結果が出ました。子育てネットワーク委員会も現状に合わせて、活動内容の見直しを行っていくべきではないかとの提案がありました。

 最後に、県南教育事務所大久保先生より、これからのPTA は、Community(地域)を入れた、「PTCA」を目指す事が理想であるとお話をいただきました。

 研修会の内容は文章では伝えられない事が多くあり、是非とも多くの会員の皆様に参加していただきたく思います。ご興味がある方は、各校PTA本部までお問合せいただければ幸いです。

 市P連会長 鈴木裕

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