3月6日(木)の朝、全校放送により子どもたちの作文発表がありました。
今日は、1年生の伊藤珠弓さんと4年生の佐藤壱蕗さんの発表がありました。題名は、
○ 1年 伊藤珠弓さん 「わたしのおとうさん」
○ 4年 佐藤壱蕗さん 「ゾウの森とポテトチップス」を読んで
佐藤壱蕗さんの読書感想文は、昨年10月30日に掲載しましたので、今回は1年生の伊藤珠弓さんの作文をご紹介します。
『わたしのおとうさん』 1年 いとう たまみ
「わたしのおとうさんは、いしやさんです。なくなった人が入るおはかをつくったり、しせつのきねんひをたてたりするおしごとをしています。このおしごとは、わたしのおじいさんがはじめました。いしやさんになってことしで52ねん目になるそうです。
わたしのいえには、おとうさんがしごとをするじむしょと、いしをきったり、みがいたりする大きなこうばがあります。わたしのかぞくは6人ですが、おきゃくさんやじゅうぎょういんさんで、いえの中は、いつもにぎやかです。
おきゃくさんからちゅうもんをうけると、おとうさんはじむしょでどんなおはかにするのかをかんがえます。おきゃくさんのかぞくがおはかまいりをしやすいようにかんがえるそうです。そして、おはかのかたちがきまると、こうばでじゅうぎょういんさんといっしょに、こころをこめて手づくりのおはかをつくります。
こうばのおしごとが終わると、トラックにいしをのせて、おはかをたてにいきます。おもたいいしをじょうずにもちあげて、いしをつぎつぎとくみあわせて、つぎつぎとくっつけていきます。するとりっぱなおはかがかんせいします。
三ねんまえのひがしにほん大しんさいのとき、おとうさんはおはかでおしごとをしていました。大きなじしんだったので、まわりのおはかがたくさんたおれてきたので、ひなんするのがとても大へんだったそうです。ぶじにいえにもどってきてくれましたが、おとうさんがとおったかえりみちは、そのあとのつなみでこわされていました。
わたしのいえは、水どうのお水がとまり、とてもふべんなおもいをしました。でも、おとうさんは、つぎのひからひとりで、こわれたおはかをなおしにでかけました。いえにかえってくると、るすばんするわたしたちに、じしんやつなみでこわれたおはかやたてもののようす、まちのようす、まわりにこまっているひとたちがたくさんいることをおしえてくれました。わたしは、じしんやほうしゃせんがしんぱいされているときに、ひなんしないで、まいにちおはかをなおしにでかけていたおとうさんのことを、とてもりっぱだとおもいます。おとうさんのつくるおはかはわたしのじまんです。
きょねんのなつも、おぼんにむけて、おとうさんはまいにちおおいそがしでした。あついなつだったので、たくさんひやけをして、あせをいっぱいかきながら、がんばっておしごとをしていました。
これからもからだにきをつけて、おおきなじしんがきても、たおれないじょうぶなおはかと、おきゃくさんによろこんでもらえるようなおはかがつくれるように、おとうさんをかぞくみんなで、おうえんしていきたいとおもいます。」