2月23日(月)の朝の放送の時間に、コンクールで入選した作文の発表がありました。
今回は、福島県作文コンクールいわき地区予選で「特選」に輝いた1年生の岡田京子さんが、はっきりとした大きな声で発表してくれました。1年生になり、徐々に成長していく自分をとてもくわしく表現した作文です。以下 紹介します。
【よろこばれること】 1年 おかだ きょうこ
「きょねんの11月に、いもうとが生まれました。3人きょうだいになりました。はじめてあかちゃんを見たとき、小さくてかわいくて、おとうとと大よろこびしました。
でも、おかあさんは。とてもいそがしくなりました。わたしが何かおねがいしても、
『ちょっと、まっててね』『今は、むりだから、あとでね』
といわれてしまいます。わたしは、すこしさびしいきもちになりました。でも、いもうとはうまれたばかりのあかちゃんなので、じぶんでできることは、やってみようとおもいました。
お水がのみたいときは、自分でコップに水をくみます。学校のじゅんびも、じぶんでします。つぎの日のようふくもじぶんでえらびます。今までは、おかあさんにやってもらいましたが、じぶんでできることがふえていくのが、とてもうれしくなりました。
つぎは、おかあさんのおてつだいをしようとおもいました。そこで、はじめにおふろあらいにちょうせんしました。でも、はじめはうまくできなくて、きれいにあらうことができませんでした。だから、わたしがあらったあとにまた、おかあさんがあらっていました。それでもあきらめないで、まいにちまいにちつづけるうちに、少しずつきれいにあらえるようになりました。おかあさんに、
『じょうずになったね。ありがとう』
と喜んでくれるようになりました。わたしは、おかあさんによろこんでもらえるのがうれしくなりました。
おとうとが、こまっているときも、わたしがたすけてあげます。ひとりできがえができないときは、ようふくをきせてあげました。ひとりでトイレに行けないときは、いっしょに行ってあげました。すると、おとうとも
『ありがとう』
といってよろこんでくれました。
夕ごはんのときは、みんなのごはんをくばりました。ひとりひとりにわたしおわると、おとうさんからも、
『ありがとう』
といわれました。おとうさんにもよろこんでもらえて、とてもうれしくなりました。
わたしは、まだ1年生で、たくさんのことはできません。でも、じぶんできそうなことは、なんでもやってみれば、できるようになることがわかりました。
わたしは、こまっている人をたすけて、よろこんでもらえるとうれしいきもちになるのだとおもいました。これからは、かぞくだけでなく、お友だちやまわりの人が、こまっているときは、たすけてあげたいとおもいました。そして、たくさんの人たちに、よろこんでもらうことができるように、がんばってみたいとおもいました。