最新更新日:2024/07/16
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令和5年度 研究主題                            互いに学び合い、自らの学びを深めていく体育学習

7月5日(金) 第2回専門委員会兼部内授業

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 令和6年 7月5日(金)文京区立林町小にて、第2回専門委員会兼部内授業を行いました。
 部内授業は、第4時の子供たちがイメージを広げ、教師リードに合わせて踊り、イメージスライドを使ってひと流れにして踊る、習得・活用場面で行いました。本部会で検討してきた「子供たち自身が学びのサイクルを回し続ける姿」を実証していきました。

(専門委員会・協議会)
 部員の他に、各区市部より表現担当の先生にお越しいただき、部内授業について協議しました。
 本部会の研究の概要をお伝えしたり、参観者の先生方からは授業の中での疑問点や良い点、さらに児童が学びのサイクルを回し続けるための手立ての改善について助言していただいたりしました。
 今回の部内授業や協議会での課題を部会で検討していき、実証授業へつなげていきたいと思います。

 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。

(連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春
     足立区立梅島小学校 03-3889-9501
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実証授業1&第6回器械運動系領域部会@墨田区立第三寺島小学校

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◯実証授業1を終えて
 片付けと準備に10分かかっていた。子供に味わわせたい感覚とそのための場を厳選していく必要がある。腕支持の感覚が身に付いておらず、技を完成させることができない児童がいた。跳び箱運動だけの感覚つくりの運動ではなく、マット運動と共通した感覚等も器械運動を通して身につけさせていくことが必要。
 協働的な学び合いの理想の姿として、「児童が自然発生的に話し合うこと」を目指す。そのためには、児童の必要感や教師の働きかけが必要になると考える。その手立てを部会で検討していく。見る場所や視点を指導しシステム的に行うことは中学年に合っているのか。「友達ともっと話してみよう。」と言葉がけを行い、話し合うよさを実感させていく。
 どのようなアドバイスがよかったのか、児童に学ばせるためにも中学年では全体を集めて、価値付けを行ったり共有したりする時間が必要か。

◯目指す児童像の決定
「友達と共に器械運動の楽しさに触れ、学習活動を工夫しながら、自ら学びを深めていく児童」
 「友達と一緒に」→「友達と共に」に変更。みんなで学習課題を解決していく姿を目指しているため。「自ら学びを深めていく児童」としたのは、3つの資質能力を身に付けようとする過程で発揮される力が自ら学び続ける力として考えている。

◯研究主題の捉え
 器械部の考える「自ら学び続ける力」を考えるにあたって、器械運動の動機づけについて考えた。非日常の感覚、感覚つくりが技につながること、動きの遊び要素、できそうを感じられる学習過程などが挙げられた。これらを児童に味わせることで、自己調整や粘り強く取り組むことにつながるのではないか。

◯技との出会いについて
 遊びに取り組んできた児童に技の手本動画を見せると、「こわい」「できそうにない」と感じる児童が多く見られる。どのように技に出会わせ、「やってみたい」という気持ちをもたせるか、学習過程の中で検討する必要がある。

◯授業に向けて
「評価、検証」
児童の具体的な姿を追っていく。仲間と喜ぶ姿、試行錯誤する姿、技ができそうと感じている姿を目指す児童像から考えた。方法として、子どもの実際の言葉やアンケート、粘り強く取り組む姿を見取っていく。これに対して以下のような意見が出た。
 ただ「技ができた」ではなく、「子供同士でできた」という姿に注目しなければ、目指す児童像に近付けない。
 これまでの高学年の姿と今回の中学年の姿の違いを明確にして検証した方がいい。
 知識及び技能の観点から、技の習得率を事前事後で検証する。

「学習過程」
 3年生の技と出会う段階では、単元を通してもつ目的意識は必要ないのではないか。学習課題は、技ができるようになるのではなく、練習の場や方法を選択することにした方がいいのではないか。しかし、器械運動ということを考えると「技」は必要か。
 グループ学習の内容を前転系の技で共通したポイントを学ばせるようなものはどうか。技能の差によって発展した技に取り組みたい児童も少なくない。前転から学習を始めるのではなく、ポイント別に学習を進めることで、前転系に必要なポイントが身に付き、様々な技に取り組むことができる。
 これに対して、「高学年での系統図の破綻」や「前転から学習を始めた方が効率的に児童できる」点が挙げられた。

「手立て」
 楽しさや喜びを味わわせるための場の工夫。技ごとに遊びのあるワクワクするような場を考える。
 活動の工夫のための学び合いの仕方。価値付け、教えること、学ばせること、子供の関わる工夫を、それぞれ考える。
 自ら学びを深めるための学習資料と学習カードの工夫。資料はこれまで使っていたものでいいのか。3年生の技に出会う段階で、分かりやすいものが必要になってくる。学習カードは「OPPAシート(1枚ポートフォリオ)」にすることで、単元を通した自由な振り返りができる。単元を通してマット運動の楽しさを振り返ることにつながる。昨年の課題であった記述の量を減らすこともできる。

◯平井指導主事より
 夏季合研に向けてアイディアを出し合っていくことが大事。

7月3日(水)第8回表現運動系領域部会

令和6年 7月3日(木)文京区立林町小にて、第8回部会を行いました。7月5日(金)に行われる、第2回専門委員会兼部内授業の当日の流れや部員の役割分担の確認をしました。

〈第2回専門委員会兼部内授業〉
日時  7月5日(金)
会場  文京区立林町小学校
(部内授業)
午後2時10分〜午後2時55分
第4学年表現運動 
表現「オーバーな1日」
     授業者 塚越 潤主任教諭

(協議会・部会)
午後3時15分〜午後4時30分

 心と体を解放して、児童が踊ることの楽しさや喜びを味わえているかや学びのサイクルが表れていたかを実証していきます。

 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
(連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春 
     足立区立梅島小学校 03-3889-9501

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6月25日(金)品川区立後地小学校で専門委員会2

6月25日(金)品川区立後地小学校で専門委員会2を行いました。
活動内容
1 自己紹介
2 昨年度の研究内容とゲームについて
3 授業者の思い
4 実技研修
実技研修では今年度の実証授業に向けて、2年生のボール蹴りゲームについて検討しました。専門委員会1に引き続き、部員が持ち寄ったゲームを実践し、良かった点や課題など、意見を出し合いました。前回の部会で提案されたゲームも含め、今後の部会を通して実施するゲームを決定していきます。

たくさんの先生方にご参加いただき、とても有意義なゲーム検討の時間となりました。

【今後の予定】
7月9日(火)三鷹市立第六小学校小学校 18:30~
7月17日(水)三鷹市立第六小学校小学校 18:30~

ゲーム領域に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、お近くの部員、または部長までご連絡ください。ご参加、お待ちしております。
(連絡先)ゲーム部 部長 吉田 直崇 
     三鷹市立第六小学校 042-244-6376
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5月30日(水)第4回表現運動系領域部会

 令和6年5月30日(水)足立区立梅島小にて、第4回部会を行いました。今回は、第2回専門委員会兼第1回実証授業(部内授業)に向けて、主に学習課題や学習カード、題材について話し合いました。

 子供が見いだすことが想定される学習課題は、学校体育実技指導資料第9集「表現運動系及びダンス指導の手引」を参考にし、再度部員で学習課題について共通理解を図りました。
 学習カードについては、今年度も1枚ポートフォリオ形式のもの使用し、デジタルカードもしくは印刷した紙のカードのどちらかを児童が選択できるようにします。学習の振り返りを記入したカードは、毎時間クラウド上で共有し、児童が友達の振り返りを見ることができるように、相互の学び合いにつなげていきます。
 題材については、教師リードが必要になってくるものもあるため、次回以降の部会でも検討していきます。

 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。

(連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春 
     足立区立梅島小学校 03-3889-9501

6月27日(木)第7回表現運動系領域部会

令和6年6月27日(木)文京区立林町小にて、第7回部会を行いました。

 始めに、7月5日(金)に行われる、第2回専門委員会兼第1回実証授業(部内授業)の指導案検討を行いました。「みんなでやってみる(習得)」で児童に経験させたい、価値付けたい動きをどのように取り上げていくのかという指導と評価の計画を重点的に話し合っていきました。
 次に、授業者から第1時の授業の様子や次時の授業の流れについて話がありました。第1時の様子では、子供たちが表現運動に進んで取り組み、イメージバスケットでは身近な生活の出来事でイメージすることを活発に出し合っていました。子供たちが、より「オーバーな1日」のイメージを膨らませて踊れるようにするためには、「教師のリードで踊る」時間に、表現運動の楽しさや特性を十分に味わわせることが大切だということを再確認しました。

 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。

(連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春 
     足立区立梅島小学校 03-3889-9501
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6月10日(月)第1回専門委員会・第5回表現運動系領域部会

 令和6年6月10日(月)千代田区立昌平小学校にて第1回専門委員会・第5回部会を行いました。第1回専門委員会ということで、各区市部より表現担当の先生にお越しいただき、今年度の研究についてお伝えすることのできる部会となりました。

 本部会では、予想される子供の思いから学習活動を考え、子供が自ら学び続ける力を仲間と共に身に付けていくための学習過程を作成しています。
 授業の中で、児童から出てきたよい動きや工夫を書き溜めていけるような掲示物「動きの貯金箱」についても、部内授業で使用していきます。
 今回話し合ったことを指導案に反映し、次回の部会で確認していくこととなりました。

 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。

(連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春 
     足立区立梅島小学校 03-3889-9501

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専門委員会実技研修 器械運動系領域部会@墨田区立第三寺島小学校

 墨田区立第三寺島小学校にて第2回専門委員会を行いました。今回は、実技研修を実施し、昨年の研究の成果を発表しました。部員を含めて24名の先生方にが参加してくださいました。課題別でグループを編成し練習方法を工夫しながら、技ができるようになったりコツを見つけたりしました。できなかった技ができるようになって喜ぶ先生の姿も見られました。
 手本動画や練習方法の見られるアプリがホームページの資料にありますので、ぜひご活用ください。
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6月20日(木) 専門委員会1 体の動きを高める運動領域部会

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 6月20日(木)に豊島区立南池袋小学校で体の動きを高める運動領域部会の専門委員会1を行いました。多くの先生方にご参加いただき、実技研修を行いました。

1 担当常任理事の先生より
  井上先生
2 部会紹介
3 実技研修
  ・エンジョイストレッチ
  ・ペットボトルバンブー
  ・スラックレール
  ・風船けまり
  ・アジリティ
4 感想交流
5 担当常任理事の先生より
  佐藤先生
6 事務連絡

体の動きを高める運動領域部会に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
(連絡先)体の動きを高める運動領域系部長 岡田 真典
 江戸川区立上小岩第二小学校 03‐3673‐0993

専門委員会 器械運動系領域部会@墨田区立第三寺島小学校

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器械部 第5回
◯昨年度の研究より
ー友達同士でアドバイスを送り合える児童を目指した。
 主体的なグループ編成では、主体的な課題解決が行われた。自分に合った練習方法を選んで、学習活動を改善できた。共に学ぶ感覚つくりの運動では、友達と運動したり補助をしたりを通して日常的に友達の動きに目を向けることができた。グループ学習の時間では、教師の個に応じた指導の大切さに気付いた。

◯専門委員より
ー基準のグループはどのように組んだのか。
 共に行う感覚つくりの運動では、補助するために身長順や人間関係を踏まえて体格差で編成した。
ーレコーディング収録とは何か。
 試技の様子を友達の声をレコーディングしながら、振り返りをすることができる。振り返りを書く時間の短縮につながる。
ー見合う視点や補助の仕方をどのように友達に伝えていたのか。
 各時間の流れと学び方をYouTubeにて配信し、友達との見合い方を事前に指導している。事前指導を行うことで運動に取り組む時間を確保できる。

◯本年度の研究の進捗状況
ー「できる喜び」だけでなく、「非日常の動きの楽しさ」を感じさせたい。技ありきの器械運動ではなく、運動することの楽しさを実感できるようにしたい。本年度の研究は中学年ということもあり、技との出会いや感覚的な楽しさを大切にしたい。

ー「自ら学びる続ける」とは、欲求が止まらない子ども(授業外に取り組んでいる児童)と捉えた。「欲求」の捉えとして、「友達と一緒に運動するよさ(低学年で味わわせたい)」と「多様な関わり方のよさ(中学年で味わわせたい)」こととした。

◯目指す児童像について
ー「自ら学び続ける力」を身に付けるためには、文末が「楽しさや喜びに触れられる子」ではないのでは。「学びのサイクルを回せる子」や「自らすすんで体を動かす子」を目指していきたい。
ー「運動との関わり方」の「する、見る、支える、知る」の何か一つだけではなく、4つにバランスよく触れられるようにする。
ー器械運動の楽しさを子供に味わわせたい。
ーどのように運動に取り組ませたいか。「すすんで」「繰り返し」「主体的に」「夢中に」など。昨年の研究より「目的意識をもって」取り組む姿を目指したい。

目指す児童像
「友達と一緒に器械運動の楽しさや喜びに触れ、学習活動を工夫しながら、( )運動に取り組む子」
※( )内は考えをまとめて、次回決定する。

◯小板橋先生より
ー目指す児童像に向けて部員でイメージを共有して、決めていきたい。今日の会議で児童像が煮詰まってきた。器械部で共通の捉えをもつことが大切。

◯永瀬先生
ー3年生という発達段階を踏まえて、場が子供の動きを呼ぶような研究をしていってほしい。中学年では、「できた」「楽しい」を大切にしてほしい。

第4回ゲーム領域部会(専門委員会1)

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6月14日(金)三鷹市立第六小学校で専門委員会1を行いました。
活動内容
1 いろはのい(テーマ:体育に難しさを感じている子への指導)
2 昨年度の研究内容について
3 今年度の研究について(三つの手立て 等)
4 実技研修
実技研修では今年度の実証授業に向けて、2年生のボール蹴りゲームについて検討しました。部員が持ち寄ったゲームを実践し、良かった点や課題など、意見を出し合いました。次回、専門委員会2でも、残りのゲーム案について検討します。

【今後の予定】
6月25日(火)品川区立後地小学校 18:30~ 専門委員会2
実技研を行うので、運動できる服装と靴をご用意ください。
7月9日(火)三鷹市立第六小学校小学校 18:30~
7月17日(水)三鷹市立第六小学校小学校 18:30~

ゲーム領域に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、お近くの部員、または部長までご連絡ください。ご参加、お待ちしております。
(連絡先)ゲーム部 部長 吉田 直崇 
     三鷹市立第六小学校 042-244-6376

6月6日(木)第4回多様な動きをつくる運動(遊び)部会

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 6月6日(木)に、武蔵野市立第一小学校にて第4回部会を行いました。
 今年度の研究主題となっている「自ら学び続ける力」について部内で話し合いました。また部内授業に向けての準備が始まりました。
 これから「多様部会に参加してみたい!」という方は、お近くの多様部員や部長まで、お気軽にご連絡ください!

【次回の予定】
 第5回部会 6月18日(月) 18:30 武蔵野市立第一小学校

連絡先:部長 中本 隼介 武蔵野市立第一小学校 0422-22-1421

6月17日(月)第5回多様な動きをつくる運動(遊び)部会

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 6月17日(月)に、武蔵野市立第一小学校にて第5回部会を行いました。
 25日(火)の部内授業に向けて、事前授業の動画を部員で観ながら、自ら学び続ける姿について話し合いました。
 これから「多様部会に参加してみたい!」という方は、お近くの多様部員や部長まで、お気軽にご連絡ください!

【次回の予定】
専門委員会(部内授業+研究説明) 6月25日(火)14:20 足立区立千寿双葉小学校

連絡先:部長 中本 隼介 武蔵野市立第一小学校 0422−22−1421

6月13日(木) 第5回体の動きを高める運動領域部会

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6月13日(木)に第5回体の動きを高める運動領域部会を行いました。7月11日(木)専門委員会2(部内授業)に向けて共有タイムの在り方や取り組む運動について話し合いました。

1 担当常任理事の先生より
  佐藤先生
2 正副部長会報告
3 手立てグループごとの協議
4 専門委員会に向けて
5 事務連絡
6 担当常任理事の先生より
  井上先生

 6月20日(木)18:30から豊島区立南池袋小学校にて専門委員会1(実技研修)を行います。体の動きを高める運動領域部会に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
(連絡先)体の動きを高める運動領域系部長 岡田 真典
     江戸川区立上小岩第二小学校 03‐3673‐0993

5月30日(木)第3回表現運動系領域部会

 令和6年5月30日(木)千代田区立昌平小学校にて、第3回部会を行いました。

 部会前半では、研究主題に向けた部会の考え方について話し合いました。本部会では、
・心と体を解放し、表現運動系の楽しさ喜びを味わうこと
・表現運動系の学習を楽しむために最低限必要な知識及び技能を身に付けること
の2つが保証されることで自ら学び続けることができるという考えに基づいて研究を進めていくことを共通理解しました。
 後半は、前回の部会での話し合いをもとに各グループで分担した、研究主題を実現するための手立てについて検討しました。
 題材については、中学年の児童が踊ることの楽しさを味わうことのできる題材とは何なのか、話し合いました。
話し合った結果を踏まえ、改めて題材についての理解を深めてくることを次回の検討内容としました。
 また、学習カードについて、デジタル振り返りシートや1枚ポートフォリオ形式のカードの活用方法や意図について話し合いました。

 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
(連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春 
     足立区立梅島小学校 03-3889-9501

5月9日(木)第2回表現運動系領域部会

 令和6年5月9日(木)千代田区立昌平小学校にて第2回部会を行いました。

 今回も初めて部会に参加してくださった先生方がたくさんお見えになり、これまでの研究の蓄積に新しい見方が加わり、活発な協議が行われました。

1 学習過程の検討
 実証授業は4年生で行います。体育学習指導要領解説・表現運動(3・4年生)には身近な生活などの題材から主な特徴や感じを捉え、表したい感じをひと流れの動きで即興的に踊ると示されています。身近な生活などの題材とは、「具体的な生活からの題材」やそれと対比する「空想の世界からの題材」ダイナミックで変化に富んだ多様な表現に取り組みやすい題材となっており、今年度は「具体的な生活からの題材」で学習過程を組むこととなりました。

2 題材について
 児童の生活経験が不足しているため、題材に対するイメージが乏しい、ということが前回の部会で話題に上がりました。少し前までのように 「料理」などに限定するのではなく、 「1日の生活」の中から子供たちに「どれだったら激しく踊っていけそうか?」と問いかけ、児童と共に題材を選び合意形成を図っていってはどうか、という意見が挙がりました。そこで、今回の部会では、部員各校の児童の発言を元に、児童がどのような考え・イメージをもっているのかを共有しました。今後の題材選びのヒントにしていきます。

 表現運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
(連絡先)表現運動系領域部会部長 阿部 千春 
     足立区立梅島小学校 03-3889-9501

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第3回器械運動系領域部会@品川区立後地小学校

◯器械部における自ら学ぶ意欲は、どのようになっていくか。
ー低中高の段階で考える。「やってみたい、おもしろい」から「できるかも、できた」になっていくとよいのでは。中学年は1〜3年と4〜6年で分けて考え、「友達の動きへの憧れの気持ちが芽生え、どうしたらできるようになるかな」と意欲をもたせることが、「課題をもって取り組むこと」につながる。段階的にできる経験を増やしていく。
ー3年生の段階で遊びだけだと飽和してしまう。3年の段階では遊び要素を入れつつ、技に取り組むとよい。技との出会いの工夫が必要。そのためには、技という枠組みではなく、動きの中で身に付けた感覚から技につなげていく。中学年は大まかなテーマを設定して、取り組んでいく。場から動きを身につけさせたい。
ー高学年では「自分に合ったちょうどよい課題が見つかる」「教えてもらうことでできた」が身に付く。そのような経験を積ませるためにも、技に対する課題をもたせるだけでなく、友達との関わりを大切にしていく。


◯器械部が考える自ら学ぶ意欲をもつ目指す児童像とは。
ー繰り返し取り組む、自分の課題を見つけて取り組む。子供の言葉でコツを伝えると分かりやすくなる。(オノマトペ)
ー技を見る視点を明確にすることで、伝え合いが増えていく。
ー次の「課題」を学ぶ意欲として捉えるのではなく、今「できている動き」がなぜできているのかと考え思考を深めることで、学ぶ意欲につなげられるのではないか。

◯目指す児童増に近付けていくために器械部が考えていく、学びのサイクルとは。
ー今後考えていくべきこと。


◯須藤校長先生より
 子供が自由に動き回って、体を動かすことを楽しむことを目標にした授業。自ら学ぶ意欲は運動特性に戻ってくる。器械の運動特性はできること。「ちょっと頑張ればできそう」なくらいが「楽しい」。その「頑張る」とは何か。それは、場の選択であったり練習方法の選択であったり思考面のことになる。個によって「ちょっと」の度合いが違う。発達の段階によって、目標のもち方が違うため、そのもたせ方が重要になる。
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重要 令和6年度 専門委員会(部内授業)について

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 令和6年度の専門委員会(部内授業)は、7月2日(火)14:15から江戸川区立西葛西小学校で第4学年の授業を公開します。多くの先生方のご参加をお待ちしております。雨天時は、これまでの水泳運動系領域部の研究内容の紹介をします。

5月16日(木) 第3回体の動きを高める運動領域部会

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 5月16日(木)の総会後に第3回体の動きを高める運動領域部会を行いました。新しく参加してくださった先生方もおり、有意義な時間となりました。

1 体の動きを高める運動領域部会とは
2 令和6年度の方向性
3 今後のスケジュール
4 自己紹介
5 担当常任理事の先生方より
  井上先生
  佐藤先生
  金原先生
 体の動きを高める運動領域部会に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、部長または部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
(連絡先)体の動きを高める運動領域部長  岡田 真典
     江戸川区立上小岩第二小学校  03-3673-0093

第2回 器械運動系領域部会 @品川区立後地小学校

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令和6年5月9日木曜日、後地小学校にて第2回器械運動領域部会を行いました。

1.研究組織の確認
2.正副部長会報告
会長挨拶
 「東京都教育ビジョン」
 ・運動の楽しさを大切にする。
 ・深い学びの系統的な姿を考える。
 ・運動領域と保健領域の関連、他領域間のつながりを考える。
 ・自己実現に向けた自己調整を大切にする。
 ・豊かなスポーツライフにつなげる。
 スポーツとの多様な関わり方、専門家との連携、ICT機器を使ったエビデンスベースの授業展開。
 どの学校も使えるように一般化していく。+革新的なものを考えていく。
 「教師が自ら学び続ける人間を育てるには、教師が自ら学び続けることの楽しさを知らなければできない。」
青鹿調査研究部長より
 主題に対する議論と方針を示していく。
 成果の示し方、1年間の研究の進め方を共通理解する。領域での「ウリ」を明確に打ち出していく。これまでの研究を受けて、今年度の研究主題となる。自立した学習者として、学び手としてのゴールを目指す。また、仲間とともに身に付けていくことは、体育科では大切なことであり定着させていきたい。
 副主題については、思考判断に比重を置きすぎたことは課題。体育の学習だからこそ、子供が味わえることを求めていく。
 
3.今年度の研究の方向性について
「運動の楽しさ、課題解決の喜び」
 課題解決の喜びの方が強いのではないか。それは、自分の成長を実感できるからである。運動の楽しさは、技ができただけでなく感覚を身に付けた時にも感じられる。課題解決は思考面での実感が大きい。
 「よりできた」「よりうまくいった」の経験が楽しさにつながる。低学年は、運動することが楽しい。回る感覚や友達の真似など、技ができなくても楽しいと感じていることが多い。高学年は、「できる、できない」の比重が大きいため、運動することの楽しさを常に味わせられるようにしたい。
 
「器械運動における学びのサイクル」
 PDCAサイクルが単元の流れとして適しているのではないか。ただ、1時間の流れの中ではAARサイクルが適している。AARの見通しとはなんだろう。経験からかもつものなのか、1時間の学習成果からもつものなのか。これまでの研究は思考面に偏っている部分が大きいため、やってみることに重きをおいた方が中学年にはあっているのではないか。
 「できた」経験は、運動を続けるきっかけになる。その手立てを立てたい。年間、1単元、1単位時間で様々な学びのサイクルの複合化をしていく。「これ」といった1つのものに縛られないようにする。 授業の中だけでなく、授業外で感覚作りを行ったり資料を見たりすることが、これからの学び続ける力になるのでは。(ICTの活用など)
→「見通し」とは?
 既習事項から目的をもつことでは。
 場面によって見通すものが違うのでは。運動しながらも見通すことができる。
 こうなりたいといった大まかな見通しはもっておいた方がいい。
 どのように練習したらできるようになるのかといった過程も見通しではないか。中学年で学び方をどこまで教えるか。
 これまでは細かくプランニングしていたが、難しさがあった。
 PDCAのDのなかにAARがあるのではないか。大きな目標はあらかじめもっておいた方がいい。

「器械運動系領域のウリ」
 自分の能力に適した技を選択して取り組むことができる。3年生では、運動との出会いを大切にしたい。学年が上がると苦手意識が大きくなる。低学年の段階から器械運動を楽しむことを大切にしたい。楽しみ続けられる力を育みたい。学び方の定着が子供自身で学ぶ力になる。中学年のうちに技の知識の部分を子供の言葉で使えるようにすることで、高学年での教え合いに生きてくる。

 部会として、技能分析を改めて行うことで、教師の運動を見る目を育てられる。
4.今後の予定
〇5/16小体研総会
 終了後、領域部会。
 提示される学びの指針をもとに、協議を行う。
〇実証授業
 今年度も2回行う。授業作りと並行して、基礎研究を行なっていく。1学期の指導案はこれまでの研究を生かして行なっていく。今年度の具体的な手立てはこれから検討する。

5.常任理事の先生から
〇小板橋校長先生
 「見通し」は児童と教師の目線でもつものがある。目指す児童像を協議していくことで、どのような学びのサイクルが必要なのか見えてくるのではないか。そこで、器械部に合った学びのサイクルを見つけていかれるといい。
〇永瀬校長先生
 水泳と器械は個人の運動。楽しいは「できる、できない」ではなく、運動感覚や友達と合わせる調子の良さも大切にしたい。技の入り口で躓くことなく、補助の場などでの「できた」を毎時間積み重ねる。 見通しとは、知識が支えるものになる。知識はこれまでの学習経験が土台となる。発達段階の考えると、中学年の感覚的な楽しさを大事にしてほしい。できていなくても、出来栄えでなく感覚やできた気分を意識して取り組ませるとよい。
〇須藤先生
 器械の特性を考えることから研究が始まる。器械は自分の体を操作して、イメージした動きに近つける楽しさがある。(ウリ)学びのサイクルの出発点は、「できるようになりたい。」これが見通しになる。イメージしたことに近付いたかどうかをICTを活用して確認する。

実技研等での講師の依頼もお近くの器械運動領域部員までお問い合わせください。
器械運動の研究に興味のある方、一緒に体育の研究をしていきたい方は、ぜひ、お近くの部員までご連絡ください。多くの先生方の参加をお待ちしております。
https://www3.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=...

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