最新更新日:2017/03/31
本日:count up1
昨日:1
総数:31270

校長室だより…朝の会のお話「かしこく やさしく たくましく」9

         〜「おおえだ心の誓い」を始めよう 〜
                        伊達市立大枝小学校長 安生 昌弘

 みんなは学校って何をするところだと思いますか。そうですね。学校は学習するところですが,勉強を出来るようにするだけの場所ではないのです。もう一つ大事なみんなの「心」をよりよくする場所なのです。それを大枝小の教育目標では「やさしく」と表わしてみんなは頑張っていますよね。先生たちがみんなに期待している姿は「広い心をもった子ども」なんです。広い心ってどんな心なのでしょうね。狭い心の反対と考えると分かるかも知れませんね。まずは,優しさでしょうか。人を許すなんて事もありますね。人に親切にすることもそうかも知れません。大枝小学校には,学校生活の目標「5つの約束」がありましたが,心の目標が「やさしく」しかありませんでした。そこで,『おおえだ心の誓い』というものを新しく創りました。これから毎朝,みんなで声に出して言ってもらうことにしました。
  『おおえだ心の誓い』とは,何でしょうね。3つあるんです。一つめは,「お」,「オアシスを心がけます」という誓いです。オアシスとは水のない砂だけの砂漠の中に,そこだけ水がわき出ていて林が茂っている,生き返るような場所のことです。また,心が穏やかになる場所という意味もあります。日本の社会には人と人とのつきあいを砂漠のオアシスのように生き返らせ,安心できる世の中にしようと「オ・ア・シ・ス」から始まる言葉を心がけて言おうというオアシス運動というものが昔からあります。「オ,おはよう」「ア,ありがとう」「シ,しつれいします」「ス,すみません」とみんなが言うと人と人とが仲良しになれるのです。「おはよう」は,あいさつをするということです。「ありがとう」は感謝の気持ちを伝えるということです。「しつれいします」は礼儀正しくするということです。「すみません」は素直に謝るということです。みんなとよりよくつながろうということなんですね。
 二つめは,「え」,「笑顔でがんばります」という誓いです。自分の夢や希望に向かって苦しい事を我慢して頑張ろうということです。Dreams come true togetherです。でも頑張るんだけど,苦しくても笑顔を忘れずに明るく進んで行きましょうということなんです。自分の心を大きくもってね……。
 三つめは,「だ」,「誰にでも親切にします」という誓いです。仲の良い人,好きな人,気が合う人に親切にするのは当たり前ですね。でも,誰にでも親切に出来るのは,広い広い心がないと出来ません。そして親切にされた人は,他の人に親切にしますから,親切は世の中に広がっていくものなんです。
 「お」,「オアシスを心がけます」,「え」,「笑顔でがんばります」,「だ」,「誰にでも親切にします」の3つが『おおえだ心の誓い』なんです。勘のいい人は気づきましたね。「お(お)・え・だ」なのです。明日から毎朝唱和してその日その日をよりよい一日にしてほしいと願っています。

   「おおえだ心の誓い」 『お』・「おあしすを心がけます。」
                 『え』・「えがおでがんばります。」
                 『だ』・「だれにでも親切にします。」

今日は,『おおえだ心の誓い』を始めようというお話でした。(2015.1.19)

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
伊達市立大枝小学校
〒960-0702
住所:福島県伊達市梁川町東大枝字東荒田2
TEL:024-577-2566
FAX:024-577-2902