最新更新日:2017/03/31
本日:count up1
昨日:2
総数:31244

校長室だより…朝の会のお話「かしこく やさしく たくましく」7

        ♪ 「 文化の郷土(さと)を築くのだ 」
                             大枝小学校長 安生昌弘

 枝っ子祭り(学習発表会)が終わって1週間が過ぎます。振り返ってみると一人一人みんながよくがんばった学習発表会でした。
 1・2年生は『サラダで元気』を劇にして発表しましたね。その題名通り,元気いっぱいのセリフや歌が素晴らしかったです。お母さんを心配してサラダを作るりっちゃんの思いやりやサラダ作りに力を貸す動物たちの優しさが十分に伝わり,野菜の健康へのよさも分かってもらえたと思いますよ。
 3年生は『北風と太陽』というイソップ童話の続き話を劇にして発表しました。独りでも元気よく歌い,恥ずかしがらずに演技できたので,面白いところでは皆さんが笑ってくれましたよね。人を笑わせるって,本当は難しいことなのですが3人の一生懸命さが伝わったので,笑っていただけたのですよ。仲良くすることばかりでなく,世界中が仲良く楽しい世の中になりますようにという思いも分かってもらえたと思います。
 5・6年生は『レ・ミゼラブル(ああ無情)』を劇で表現しました。悲しい場面があったり,戦いの場面があったりと難しかったと思いますが,役になりきって演技していました。さらに,独りで歌いながらの演技は,立派でした。大人でも難しいミュージカルの世界にチャレンジしたことは素晴らしかったです。人生は正しい道をその時その時に応じて,迷いながらも選んでいかなければならないのだと伝わったと思います。
 全校合唱で歌った『この星に生まれて』は,関西二期会の方々と一緒に歌った喜びをもう一度思いだたせてくれるような合唱でした。「 Dreams come true together(共に夢を叶えよう) 」というみんなの気持ちが伝わったと思います。
 全員合唱で歌った『花は咲く』は難しい大人っぽい歌でしたが,よく練習をして地域の皆さんとしっかり歌えましたね。この歌をみんなに歌ってほしいと,学校に『花は咲く』の楽譜を届けてくれた正門向かいの畑で作物を育てている吉田おばあちゃんは,涙を流しながらみんなの歌を聴いてくれたそうです。
 大條太鼓は,新しいメンバーで春から頑張ってきて,先月は夜にも保存会の方々に練習を見ていただきました。7ヶ月でずいぶんと上手になったなあとびっくりしました。大條太鼓は,何百年もの昔から大枝に伝わっていたいろいろな太鼓の叩き方を整理して,700年以上前に大枝城に住んでいた伊達氏の三男,大條孫三郎宗行に因(ちな)んで,20年以上前に今のような形の「大條太鼓」としてスタートしたんだそうです。地域の皆さんは「それを子ども達が叩いてくれるのがうれしい。」と言っておられました。喜んでもらえるってうれしいですね。
 ところで校歌の2番に「♪文化の郷土(さと)を築くのだ」という歌詞がありますね。「僕たち,私たち子どもが文化のある,ふるさと大枝を創るぞ」という意味ですが,文化とは演劇であったり,音楽であったり,学習したことだったりします。ですから,地域の方々がみんなの発表を楽しんで感動して下さったということは,みんなは,ふるさと大枝の文化の郷土づくりに役に立てたということです。たいへん素晴らしい枝っ子祭り(学習発表会)でしたね。お互いのがんばりに感謝して拍手を贈り合いましょう。みんな,ありがとう。  (2014.11.7)

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
伊達市立大枝小学校
〒960-0702
住所:福島県伊達市梁川町東大枝字東荒田2
TEL:024-577-2566
FAX:024-577-2902