最新更新日:2017/03/31
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朝の会の話 〜 かしこく やさしく たくましく 7 〜

   表現できると世界が広がる 〜 演劇による教育のわけ 〜
                伊達市立大枝小学校長 安生 昌弘
 明日,大枝小学校では演劇教室があります。今年は,会津地方にある喜多方市に事務所のある「劇団風の子東北」の澤田修さんという俳優さんに紙芝居をやりながら,たった一人で進めていく演劇を見せてもらうことにしました。紙芝居用のお話も絵も澤田さんが作って,みんなに見せるのだから,始めから終わりまで全部やっちゃうわけです。すごいね。どうしてもみんなに伝えたい「土の話」というのをやってくれるそうです。楽しみにしていて下さい。
 ところで,どうして大枝小学校では,授業で演劇を観たり,学習発表会で演劇を観てもらったりするのでしょうね。それは,演劇を通して,小学生のみんなが成長できるからなのです。だから,大枝小学校では今年,「演劇による教育」に頑張っているんです。7月の七夕集会でも先生方の演劇で七夕伝説をみんなに伝えたでしょ。思い出しましたか。
 演劇は,音楽や絵,作文,話などと同じように自分の考えを他の人に伝えるために,とても役立つものです。自分の考えを分かるように表すことを「表現」といいます。演劇を通して表現する力がついてくるので,みんなは成長できるわけです。表現することは,とても大事です。何より自分のことを多くの人に分かってもらうことができます。自分のことを分かってもらえると社会の中で助け合いながら楽しく生活することができるようになります。また,表現すると自分が自分自身のことをよく分かることができます。学習して分かったことをノートに書いたり,先生や友達に話すとよりはっきり分かってくるのは,そのためです。三つ目は,表現すると自分自身が気持ちよくなってスッキリするということです。みんなは,家族や友達に話を聞いてもらうと,何となくスッキリするでしょ。大人の人はお金をかけてまでカラオケで歌を歌いに行くでしょ。スッキリすると,また頑張ろうという気持ちが湧いてくるものです。最後は,表現の仕方そのものを上手になるということです。歌い方を習っても実際に歌わなければできるようになりません。話し方を習っても演劇で良く伝わる話し方をやってみなければ,できるようになりません。このように「表現」するということは,みんなが成長できるチャンスに溢れているのです。
 明日の演劇教室のあと,10月には演劇のプロフェッショナルの澤田さんに「演劇ワークショップ」という表現することの練習会をやって頂いたり,2回くらい各学級の学習発表会の練習の時間に指導に来て頂いたりします。恥ずかしいという心を乗り越えたところには,表現する喜びに満ちた世界が広がっています。大枝小学校の15名が,「演劇による教育」で表現力を大きく伸ばして成長し,自分の世界を大きく広げられるよう期待しています。ですから,演劇教室『土の話』の時は,お話の内容だけじゃなく,どんなふうに話したり,表情を変えたりすると相手に伝わりやすいのかなあという事も学んで下さい。今日は,演劇の秘密をつかもうというお話でした。
(2015.9.14)
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