最新更新日:2024/03/28
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伊達市教育要覧 巻頭言

※ 平成26年度伊達市教育要覧は作成中です。
  ここでは、昨年度の教育要覧の巻頭言を紹介しています。


 集団の力で「よりよき伊達市を!」

               伊達市教育委員会教育長 湯 田 健 一

 大震災から3年を迎えました、保原の大泉球場や運動公園さらに遊園地で、子どもたちの運動する姿や遊んでいる姿をよく見かけるようになりました。子どもたちが野外で遊んでいる姿から復興が進んでいることを感じます。それだけ多くの人が前向きに一生懸命取り組んだ成果の表れと思います。
 学校は多くの児童生徒が集まります。中には課題を抱える児童生徒も出てきます。しかし、そのような児童生徒も学級や学年の中で級友たちの支えで立派に立ち直っていきます。よき集団の中でよき方向に変わる児童生徒の姿は教職にかかわる者にとって何よりの喜びでありまた勉強となります。先生の一生懸命な指導をはるかに凌駕する集団のダイナミックなエネルギー、パワーをつくづく感じます。
 お陰様で、文部科学省はじめ各種団体や他の自治体から伊達市への支援は継続しています。私達はこの支援や応援をより効果的なものにし、伊達市を以前より良いものに創り上げなくてはなりません。もちろん伊達市の課題は私たち伊達市民が一丸となって解決せねばなりません。 私は、この震災を機会に体験を重視した我が市にあった教育を取り入れ、子どもたちをおおいに伸ばしたいと思います。昨年に引き続き、東京芸大の中学校吹奏楽部への指導による「きらめき事業」、小学校の「移動教室」、外国の青年による「ヤングアメリカンズ」等の効果を伊達市全体に波及させたいと考えています。実際、昨年以来、伊達市の中学校の生徒会役員が考えてきたフルーツゼリーが、この4月28日にJA伊達みらいと共同で「伊達の恵」として発表、販売にこぎつけました。伊達市の農家の風評被害を克服しようとした中学生の熱い思いを嬉しくまた心強く思います。

 東日本震災から続く放射線の影響で不安を抱える人たちもいます。しかし、伊達市の多くの人達が未来をよりよきものにするよう前向きに取り組んでいけば、伊達市は今をはるかに凌ぐすばらしい郷土になります。伊達市民皆で人との温かなかかわりを大切にし、互いのコミュニケーションを深め、明るいあいさつがとびかうよき郷土にしようではありませんか。
 それにはまず、「率先垂範」のことば通り、伊達市教育委員会にかかわる人達が模範を示していくことです。お互い頑張って進みましょう。
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各幼、小・中学校行事予定
4/1 学年始休業日 〜5日
4/6 市立小中学校入学式・第1学期始業式
伊達市教育委員会
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