最新更新日:2024/04/18
本日:count up2
昨日:58
総数:225222

オリンピアン千葉麻美さんの講演「オリンピックの夢をつかむまで!」を聞いて

画像1 画像1
 去る7月17日(土)に、陸上女子400メートル日本記録保持者で2008年北京オリンピックに出場した千葉麻美さん(矢吹町出身)をお招きし、保原スクールコミュニティ(保原小学校併設)において「日本人オリンピアンとの交流事業」を開催しました。市内の小学5・6年生を対象とした本事業では、千葉さんによる講演と陸上競技の実技指導をいただきました。特に、オリンピアンとしての夢を実現した千葉さんの実体験に基づいた説得力のある講演は、当日参加した子どもたちはもちろんのこと、私たち大人にも多くの示唆を与えてくださる話でした。
 そこで、皆さんにもその講演の概要を紹介します。

千葉麻美さんの歩み
 小学6年生の時に身長が160cmと高かったことから、その長身を生かせるバスケットボールに夢中だったようです。しかし、将来は何かのスポーツで必ずオリンピックに出場することを夢見ていたそうです。
 矢吹中学校時代に陸上競技と出会い、3年生の時に全日本中学校陸上競技選手権大会100mで優勝。郡山東高校1年生の時には全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の200mと400mで優勝。その後も大学生、社会人として国際大会で優勝などの実績を上げ、23歳の時についに北京オリンピック出場を果たし念願の夢を実現されました。

夢(目標)を叶えるために大切な6つの視点(ポイントのみ)
〇 挑戦する気持ち
 前向きに、いろいろなことにチャレンジしてみることで自分の可能性に気付く。
〇 素直な気持ち
 周りの人の指導や助言に素直に耳を傾ける、そしてやってみる。
 素直に話が聞けるということは、その人の器(吸収力)を大きくし、周りのエネルギ−をもらえるということ。
〇 工夫
 福島大学在学時には、全国高校総体で優勝経験を持つような優秀な選手も数多く陸上部に入部してきた。間違いなく言えることは、自分で考えて工夫しながら練習している選手ほど記録が伸びていく。(与えられたメニューをこなすだけ、早く練習が終わればいいという受動的な練習では伸びない。)練習はつらいのが当たり前。「何故・何のために?」を常に意識する。
〇 決断力
 自分のことは、自分で決められるようになってほしい。自分が思っていることを、言葉で表すことが大切。
(自分で決めたことは、自分に責任がある。自分の責任は、言い訳にできない)
〇 強い心(ポジティブ)
 大会の時は、どんなに優れた選手でも緊張する。過度の緊張は、実力発揮を邪魔する。従って、心のトレーニングも大切。普段の練習の中で、本番だと思って(ドキドキ感の中で)取り組む場を自分で設定する。
〇 自信
 自分でうまくできた、頑張ったときには自分をほめる。これは、自分を好きになることにつながる。次に頑張る活力へとつながる。
 一日に一個今日頑張ったことを心の中でほめてあげる。

 千葉さんの講演は、スポーツの選手としてどのように競技そして自分自身に向き合っていくかという話でした。しかし、これらの話は、私たちが社会の一員としての役割と責任を果たしながら、どのように生きていくか、その心構えの基底をなしているものではないかと深く考えさせられました。
(7月教育長の部屋)             教育長 菅野 善昌

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
伊達市教育委員会
〒960-0692
住所:福島県伊達市保原町字舟橋180
TEL:024-573-5833
FAX:024-573-5892