最新更新日:2024/03/28
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感染対策の徹底とコロナを言い訳にしない教育活動

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 4月6日、市内のすべての小・中学校、そして小中一貫校の18校において滞りなく入学式が行われ、823名の新入学児童・生徒が希望に満ちた新たなスタートを切りました。心からお祝いを申し上げます。
 コロナ禍における学校の教育活動もまる2年が過ぎましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。そのような中、令和4年度の教育活動を無事にスタートさせることができたのは、各学校の教職員をはじめ保護者、地域の皆様のご協力とご支援のおかげと心より感謝申し上げます。
 さて、このコロナ禍が長期化する中で特に懸念していることがあります。それは、このコロナ禍で、子どもたちは様々な制約を受けたり、常に感染への不安を抱いたりするなど、これまで経験したことのない日常にさらされ続けています。そのことによって、自身はもちろんのこと、周りの様々な事象に対しても否定的・消極的な見方や考え方が染みついてしまいはしないかということです。小中学生の時代は、毎日出くわす新たな体験や発見が次の学びの土台となり、心も身体も飛躍的に成長するときです。その大切な時期にコロナ禍は子どもたちの豊かでたくましい成長に大きな影響をもたらすと考えています。ですので、今、教育現場ではこの子どもたちへの影響を少しでも減らしていくための取組を、これまで以上に意図的・計画的・継続的に進めていかなければなりません。
 学校における最優先事項は、子どもたちの命や健康、安全を守ること、つまり、新型コロナ感染症に対する感染防止対策を徹底することです。その上に立って、私が常日頃から各学校にお願いしていることは、「コロナを言い訳にしない教育活動の推進」そして、「コロナを言い訳にしない子どもたちの育成」です。具体的に言えば、コロナ禍というネガティブな状況を理由として、「だから〇〇ができない(〇〇をしない)」というように、消極的・否定的な対応や「コロナのせいで!」という安直な受け止め方に終始しないということです。各学校においては、諸活動における教育的な意義や価値をしっかりと見直しながら、感染防止対策とのバランスをとって教育活動の質をよりよいものにしていくこと。さらに、創意工夫に基づいた諸教育活動をとおして子どもたちに未来志向的な考え方を培い、様々な困難を克服していく強靭な心と精神力の育成にもつなげていきたいと思っています。
 現在の子どもたちが、数十年経った社会の中で、周りの人から負のイメージを持って「やっぱり、コロナ世代だから〇〇〇だ。(否定的な言葉)」などとつぶやかれないようにと願ってやみません。
 〔4月教育長の部屋〕            教育長 菅野善昌

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