最新更新日:2024/04/18
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新たな決意を胸に 〜伊達市立志式〜

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 去る1月23日に、令和元年度伊達市立志式が行われました。この立志式は、昔の「元服」にあたり、数え年で15歳となる中学2年生を対象として、将来の決意や目標を明らかにし、大人としての自覚を深める儀式として毎年行われています。昨年度までは旧町ごとの単位で行ってきました。しかし、私は伊達市の中学2年生が一同に会することによって、これまで以上に連帯感や所属感を高めたいという想いがありました。今年は、その想いを実現することができ、伊達市内の全ての中学2年生454名が一堂に会し盛大に開催することができました。各中学校の代表生徒に伊達市青少年育成市民会議会長の須田博行伊達市長が立志証書を手渡し、式辞を述べました。その後、市小中学校長会を代表して松陽中学校の佐藤政俊校長先生から励ましの言葉が贈られ、これらに対して霊山中学校の菅野姫奈さんが「感謝を忘れることなく、それぞれの夢に向かって自分を信じて歩み続けます」と力強く誓いの言葉を述べました。どの生徒も人生の節目としての決意をしっかりと胸に刻んだものと思います。
 また、特に印象的であったことは、どの生徒も参加態度が大変素晴らしく、立志式の意義をしっかりと受け止め、人間としての成長の節目にふさわしい緊張感に満ちた厳粛な儀式であったことです。各学校における日頃の教育活動の成果を生徒たちの姿から捉えることができました。
 各学校においても、この立志式を成長の大きな節目として位置づけ様々な取組みを展開してくださいました。次に紹介するのは、松陽中学校の取組み、今の自分自身を振り返り、未来を描き、その実現に向けた日々の努力を決意する「感謝と決意のメッセージ」です。

<松陽中学校 第2学年通信より抜粋>
 〇 私は、思春期のど真ん中で反抗することも多くありました。でも本
  当は、私の悩みをいつも一緒に考えてくれる両親に心から感謝してい
  ます。・・・この14年間、大切に育ててくれてありがとうございまし
  た。
 〇 私は、これまでの14年間何不自由なく過ごせてきたと思います。い
  つもお父さん、お母さんがそばにいて支えてくれていたからで
  す。・・・積極的に物事に取り組み、社会に貢献できるような大人に
  なり、お父さん、お母さんにも恩返しができるようにしたいです。

 全体での立志式終了後は、1月24日(金)から2月6日(木)までの間に学校ごとに「スカイパレス」において、テーブルマナーの学習を兼ねたお祝い会が開催されました。最初はフォークやナイフの使い方に戸惑いながらも二品目頃からはリラックス感が漂い始めフランス料理のフルコースに舌鼓を打ちました。お祝い会の最後には生徒代表の挨拶がありました。2月5日(水)に行われた桃陵中学校のお祝い会では、生徒代表の佐藤空さんが「感謝の気持ちをもって生活すること」「正しく判断して進んで行動し自立した人間を目指していくこと」などの決意を改めて話してくれました。私も、立志式そしてお祝い会に参加しながら、これからは生徒たちの健やかでたくましい成長があるようにと、心から祈りました。
 (教育長の部屋 2月)           教育長 菅野 善昌

謹 賀 新 年

 明けましておめでとうございます。令和最初の年が明け、皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、本市の教育行政の推進にあたり、温かいご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。
 さて、今年は十干が「庚(かのえ)」、十二支が「子(ね)」ということで、二つ合わせての干支は「庚子」となります。「庚子」が表す意味は、新たな芽吹きと繁栄の始まりと言われます。本年も皆様方にとりまして幸多き年となりますようご祈念申し上げます。
 ところで、昨年末の流行語大賞は「ONE TEAM(ワンチーム)」が、漢字一字には「令」が選ばれました。「ONE TEAM(ワンチーム)」は、初のベストエイト進出を果たしたラグビ−W杯日本代表チームのスローガン、また「令」には、新元号「令和」の明るい時代を願う国民の想いが反映されています。融和的・協調的な中で育まれる一体感や未来に明るい希望を抱かせるイメージは、私たちに勇気や元気を与えてくれているように思います。
 このように考えてみますと、言葉一つにしてみても私たちの気持ちに与える影響は小さくないことに気がつきます。昨年も、友だちの一言で苦しんだり、ひいては不登校や自らの命を絶つところまで追い込まれたりした子どもたちのことなどが度々報じられました。
 周りの人の言葉が乱暴で荒ければ、やがてその子はその荒い言葉を自らの口から発するようになります。このように、子どもたちの周囲の人間、保護者や家族、先輩、同級生、そして教職員などがどのような言葉遣いをしているかによって、その子の言葉遣いは大きく左右されることになります。まさに「周囲(環境)が変われば子どもが変わる」ということです。
 このことは、言葉遣いだけではありません。あいさつや時間を守ることなどをはじめとした基本的生活習慣も、周りの大人がどのようにしているかを観ることによって子どもたちは学んでいるのです。そういう意味で、今年も「流行語大賞」や「漢字一字」がプラスのイメージの言葉になるよう祈りたいと思います。そして、子どもたちが安心して楽しい学校生活を送ることができるように、学校、保護者、地域、行政がさらに連携を密にして努力していきたいと思っています。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(教育長の部屋1月)             教育長 菅野 善昌

〜子どもたちの健全育成は地道な活動の中から〜

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 去る11月30日(土)に、伊達市青少年育成推進大会が伊達市ふるさと会館で開催されました。
 大会では、長年にわたって青少年の育成に功労のあった団体及び個人の皆様の表彰が行われた後、少年の主張発表が行われました。
 少年の主張発表では、市内6中学校の代表各2名の計12名が発表を行いました。発表の内容は、大きく次の3点に集約できます。
第一点目は、グローバル化や国際化の進展に伴う問題や環境問題などの社会問題です。第二点目としては、いじめ、不登校やひきこもり、虐待といった教育や子育てに関わる問題です。第三点目は、家族関係、ペット、部活動や地域の行事等をとおして感じたことなどです。
 それぞれの生徒の発表の中から印象に残った言葉をあげてみます。
「文化や言葉の壁は広い視野と心の有り様で乗り越えられる」「気が遠くなりそうになっても今自分にできることを着実に実行する」「しつけと虐待のグレーゾーンは勇気ある一歩で克服」「命は次に生きる人につなぐバトン」「人それぞれに個性があり、皆違う・・・関わりたくないという意識からの脱皮が人間関係を円満にする」「集団心理が悪に陥らないために自ら考えて行動する」「自分を変えることが周りを変える」「祖父の在りし日の姿から偉大さを学ぶ」「心配性の曾祖母はいつも家族の絆の真ん中」「ペットの飼育は命あるものと共に生きるという強い覚悟を」「最後の中体連の大会で気づいた本当の感謝の意味」「伊達市オラトリオ『オンザロード』への出演から感じた伊達市への誇り」など・・・。これから生きていく上で大切にしたい想いや心温まるエピソードが込められていました。
 どの生徒の発表も、中学生ならではの鋭敏で豊かな感性のもとに、日常生活において問題意識を持ったことに対して自分なりの考えを掘り下げており、これからのよりよい生き方や社会づくりに向けて示唆に富む素晴らしい内容でした。
 また、本年度発足した本市初の児童合唱団キッズシンガーズ「雲のうたごえ」が素敵な合唱を披露し大会に花を添えてくれました。さらに、大会の全体進行は伊達中2年生の福士結花さん、梁川中2年生の石川修伍さんの2名が務め、円滑な大会の進行に大きく貢献してくれました。この大会は子どもたちが主役でした。大会に参加した児童生徒にとって、かけがえのない人生の大きな経験として胸の中にしっかりと刻まれていくことでしょう。青少年が自ら気づき育つという青少年育成の本質を本大会の中に見ることができたと強く感じながら、帰路につきました。大会の準備そして子どもたちの指導に当たられました関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
(教育長の部屋12月)           教育長 菅野 善昌

【写真 上段】後列は少年の主張発表者、前列左から全体進行を務めた二人
【写真 下段】児童合唱団キッズシンガーズ「雲のうたごえ」

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月舘中から月舘学園中への大切な一歩に! 〜 響月祭 〜

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 このたびの台風19号により被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
 さて、秋と言えば読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋など様々に形容されますが、学校においては、何と言っても文化の秋です。このところの土曜日や日曜日には、市内の各学校で学習発表会や文化祭が開催されています。私もこれらの行事をとても楽しみにしています。それは、伝統的な取組みが各学校によって異なり、その歴史の積み重ねによって学校ごとに内容や方法に実に様々な特色が見られるからです
 ところで、よく「特色ある学校づくり」という言葉を耳にします。このことが本質的に意味することを学習発表会や文化祭では直に感じることができます。「特色」とは、他と違った特別なことではないはずです。児童・生徒の実態や、学校、地域の実態等を踏まえて、育てたい児童生徒像を目指してどのような教育活動を展開していくかというように、現状を的確に踏まえた取組みを継続していくことによってその取組みが特色化され、やがて学校の特色につながっていくものと考えています。それが具現される特徴的な行事がこの学習発表会や文化祭だと思っています。
 10月19日(土)には、月舘中学校の「響月祭」を参観してきました。時間の都合で、午後の校内合唱祭からになってしまいましたが生徒会企画、閉会セレモニーまでとても興味深くまた楽しく参観しました。生徒たちが主体となって企画・運営し、教職員も生徒たちをしっかりと支え、学校が一つになって創り上げた文化祭という印象を強く持ちました。校内合唱祭における各学年の発表をはじめどの発表にも日頃の学習の成果が十分に現れていました。そして何より印象的だったのは、全校生徒による合唱「群青」の発表(写真)でした。それぞれの生徒が歌詞に込められている想いをしっかりと胸に刻み、心を通わせながらの素晴らしいハーモニーは聴く人の心に深く染み渡り、なんとも言えない感動が会場を包みました。
 「団結〜The Best Finale〜」が今年の文化祭のスローガン。月舘中学校として最後になった今年の文化祭、しかし、来年度開校の月舘学園中学校へとつながる大切な一歩、という生徒一人一人の「団結」を強く感じた文化祭でした。
(教育長の部屋10月)            教育長 菅野 善昌

働くとは? 自分の生き方は?                  〜中学生職場体験活動から〜

 本市では、「自己実現を目指し 未来を切り拓く子どもを育む 伊達市のキャリア教育構想」に基づいて、全ての中学2年生を対象として職場体験活動を行っています。この職場体験活動は、事前と事後学習各1日を含めて5日間実施しています。
 8月27日(火)から29日(木)の3日間は、松陽中学校の生徒たちが伊達市内21の受け入れ事業所に出かけて、現場での職場体験活動に臨みました。私も4つの事業所を回って生徒たちの取組みの様子を見ることができました。何れの事業所においても、生徒たちは受け入れ先の担当者の説明に真剣に耳を傾け、指示された仕事に一生懸命取り組んでいたことが印象的でした。
生徒たちが実際に体験していたのは、商品の陳列や包装、心肺蘇生の訓練、道路建設現場の現状視察など様々でした。生徒たちの口からは、「あいさつやコミュニケーションの大切さを身をもって感じることができた」「今まで外から見ていた以上にその仕事の大変さに気づいて驚いた」などの感想を聞くことができました。初めての体験に緊張はあったようですが、いろいろな仕事を実際に体験することを通して、単純だと思っていた仕事も実は奥が深く熟練が求められていることや、思っていた以上に苦労が多いことに気づくなど、働くことの意味や価値について再考させられることも多く大変有意義な活動になったようです。
 生徒たちを受け入れてくださったある事業所の方は、「子どもたちはみんな大変素直で、指示したことに対して実に丁寧に、また几帳面に取り組んでくれて、大変ありがたい」と話しておられました。地域の皆様の子どもたちに注ぐ温かい眼差しを強く感じました。
 この職場体験活動は、生徒たちの好ましい勤労観や職業観を育て、実体験を通して自らの生き方を考える極めて大切な場となっています。このような貴重な場として、生徒たちを受け入れてくださっております地域の事業所の皆様に心から感謝を申し上げます。
      (教育長の部屋9月)       教育長 菅野 善昌

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伊達市初の児童合唱団発足                 〜 初ステージで 爽やかな歌声 〜

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 7月27日(土)には、梁川小学校講堂で開催されました第2回だて声楽協会コンサートを鑑賞してきました。
 会場は、約200人を超えようかというほぼ満員の観客で大変な熱気に包まれていました。このコンサートで自慢の喉を披露された皆さんは音楽をこよなく愛し、普段から合唱に一生懸命に取り組まれている方々でした。曲目は、私のような素人も一度は耳にしている有名な曲ばかりで、混声合唱、女声や男声による重唱、そして独唱と言うように合唱形態も多彩でした。美しく重なり合うハーモニーに思わずうっとりとしてしまう混声合唱や重唱、力強さと迫力、豊かな表現力に満ちた独唱など、出演者の素晴らしい合唱に大きな感銘を覚えました。皆さんは伊達市在住であったり、本市の合唱団に所属されていたりするなど、それぞれの立場で本市の音楽文化の振興に大きく寄与されておられることに改めて感謝の意を強くしたところです。
 さて、私のもう一つのこのコンサートへの関心は、子どもたちの出演でした。それは、この6月末に小学2年生から中学生までの17名によって伊達市初の児童合唱団「キッズシンガーズ『雲のうたごえ』」が発足し、この日が初ステージということだったからです。さらに、今回のコンサートには梁川小学校の「みんなで歌おう」(週一回の歌の練習のコーナー)に参加している児童もゲストとして出演してくれました。発足して間もないため全体での練習機会はなかなかとれなかったり、当日はフルメンバーではなかったりしたようですが、「野に咲く花のように」と「マイ バラード」を堂々と爽やかな声で歌いあげました。そして、これからは自分たちが伊達市を代表する合唱団員の一人として頑張っていかなければならないという自覚と覚悟が伝わってくるような合唱で、演奏後は会場が大きな拍手に包まれました。今後は、8月の梁川町オラトリオ「水のほほえみ」、そして11月の伊達市オラトリオ「オン・ザ・ロード」への出演に向けて練習を積んでいくとのことでした。心地よい余韻が残る帰り道に思いました。このように音楽の輪がどんどん広がっていく伊達市の素晴らしさ、そして、子どもたちの活躍からまた大きな感動をいただいた日となったことを・・・。      
 当日のコンサートの開催にご尽力いただきました皆様、そして、児童合唱団の設立に関わられ、日頃からご指導をいただいております関係の皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。
(教育長の部屋8月)             教育長 菅野 善昌 

地域の皆様の温かい眼差しに支えられて        〜 七夕コンサートINりょうぜん 〜

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 夏とは言え、ジメジメとした梅雨空が続き、夏の太陽が大変恋しく感じられるこの頃ですが、7月13日(土)には、霊山中央交流館で開催されました第20回七夕コンサートを鑑賞してきました。
 このコンサートは、昨年も鑑賞しましたが、今年も大きな感動がありました。それは、一生懸命に演奏する子どもたちの姿はもちろんのこと、このコンサートそのものにとても手作り感が感じられること、そして、地域の子どもたちを見守り応援していこうとするご家族や地域の皆様の温かい眼差しを感じることができたからです。
 特に、霊山中学校の吹奏楽部は、昨年度、3年生が部活動を引退してからは部員が2名しかいないという状況の中で、伊達地区小中学校音楽祭に出場しました。トロンボーンとホルンによる二人の演奏でしたが、そのときの紹介が忘れられません。「二人だとしても何かできることがないかと言うことを常に考えながら、毎日できることに一生懸命に取り組んでいます」というものでした。私は、とても胸に響くものがありました。
 そして、今回のコンサート、新入部員11名が加わり総勢13名による演奏でした。演奏前の緊張した様子も手に取るように伝わってきましたが、いよいよ演奏が始まると、音を合わせること(合奏)がこんなにも楽しくて素晴らしいものなのだと言うことをしっかりと味わっているように見受けられ、とてもほのぼのとしたものを感じました。
つい先週の日曜日には県吹奏楽コンクールの県北地区大会が行われたばかりです。残念ながら県大会に進むことはできませんでしたが、このコンクールが終わってから今回のコンサートに向けて一生懸命に練習に取り組んだものと思います。部員たちは皆が心を一つにして合奏できることの喜びをかみしめ、一つ大きな経験を経て一回り大きく成長したものと思います。
 子どもたちは、未来に向けた地域の宝物です。市民の皆様にはどうぞこれからも本市の子どもたちの健やかでたくましい成長に向けて、温かいご支援とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
                       教育長 菅野善昌

教室と修学旅行(社会)をつなぐ豊かな学びの発表!             〜堰本小学校学習発表会〜

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 去る6月22日(土)は、堰本小学校の学習発表会を参観してきました。
 児童会で話し合った結果、今年の学習発表会のテーマは「みんなが 最後まで 楽しく 学習の成果を出しきろう」でした。小学1年生は、まだ入学して2ヶ月半、その他の学年も新学年に進級して間もないとは言え、どの学年も学習の成果がしっかりと現われており、とても素晴らしいものでした。
 特に、6年生の発表は、さすが最上級生と思わせるもので、見ている人に大きな感動を与えるものでした。
 テーマは「サークル・オブ・ライフ」、このテーマは、劇団四季のミュージカル「ライオンキング」の冒頭に出てくる曲の名前で、「命は巡る」という意味を持っています。発表の内容は、東京への一泊二日の修学旅行で国会議事堂をはじめ様々な施設の見学や日本の伝統文化、そして素晴らしい技術などにふれたことを通して学んだことや感じたことをまとめたものでした。
 一泊二日の修学旅行は驚きと発見の連続で、児童たちは多くのことを考えさせられたようでした。さらに、この学習をとおして、地元、伊達市の歴史や文化についても振り返ることができたこと。また、命はつながっているだけでなく、命は文化をもつなげていることなどの気づきには感心させられました。また、ミュージカル「ライオンキング」の鑑賞も、大きな感動として児童の心に焼き付けられたようです。
 発表のエンディングは、今回の発表のテーマ「サークル・オブ・ライフ」の歌を、素晴らしい表現力と迫力で朗々と歌いあげ、私はお腹の底にズーンと響くような大きな感動を覚えました。「Nants’ Ingonyama」(ナーツィゴンニャー)という現地語(ズールー語)のフレーズは、灼熱の広大な大地「アフリカ」そして「サバンナ」を強烈に印象づけるものでした。
 この発表は、どうしてこんなに私たちの心に響くものがあるのでしょう。人間は、「感動したことは伝えたくなる」と言われます。児童が直接「見たり、聞いたり、感じたり」したこと(納得)が、自分の考えの根拠や価値判断につながり、それが自信を高め、自分の成長を実感できた証なのではないでしょうか。
 様々な校外学習や修学旅行などは、教室における学びと社会における学びとがしっかりとつながり、体験という生きた教材をとおして豊かな学びを実現できる場面であることを強く感じました。そして、子どもたちが持っている可能性や無限の力にさらに大きな期待を抱いた一日でした。
                        教育長 菅 野 善 昌

優勝目指せ21(トゥエンティーワン)!         ゴールはすぐそこ  目の前に!                       〜小国小学校大運動会〜

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 表題は、5月26日(日)に、小国小学校で全校児童21名が参加して行われた運動会のスローガンです。入場行進、開会式、そしてそれぞれの種目に取り組む児童の表情はみんな真剣で、堂々としていました。開会式における、1年生による開会のことば、6年生の児童代表による選手宣誓、2年生による閉会のことばなど、実にハキハキと自信に満ちていました。
 最初のプログラムであるラジオ体操では、驚きを隠せませんでした。それは、「のびの運動」や、「腕を回す運動」などの各運動のねらいを児童全員がしっかりと理解してこのラジオ体操に取り組んでいたからです。例えば、かかとを上げて行う運動、かかとを上げないで行う運動など、児童全員が正しくそれぞれの運動の意味を理解し、全員が同じように取り組んでいました。こうなると動きのスケールが大きくなり、一人ひとりの児童も大きく見えるのが不思議です。
 赤白それぞれ約十人ずつに分かれて行われた応援合戦も、十人とは思えない迫力が伝わってきました。また、それぞれの児童の参加種目での一生懸命の姿に、児童たちのたくましい成長を感じました。
 ところで、運動会が持っている意義は、自分の参加種目に精一杯取り組むことはもちろんのこと、運動会の運営に欠かせない係活動にどのように参加させるかであると思っています。小国小学校の児童たちは、運営に関しても一人で何役もの役割を担い、確実にその責任を果たしていました。
 また、この日は、朝から雲一つない快晴で、気温は前日に続いてうなぎ登りとなり、伊達市で今年一番の暑さとなる35.9度の猛暑日となりました。学校では猛暑日になることを想定して、児童席のテントの中にスポーツドリンクと冷たいおしぼりを準備したり、エアコン付きの部屋を準備したりするなど熱中症対策に万全を期しての実施でした。校長先生をはじめとした教職員の皆様の日頃からのご指導と、保護者・ご家族・地域の皆様の温かいご支援に心から感謝を申し上げます。
 この運動会を参観して、すがすがしさと温かさをたくさん感じました。一般の紅白玉入れの競技には、私も飛び入りで参加させていただき、久しぶりにとても楽しくいい汗をかきました。
               令和元年5月  教育長 菅野 善昌 

子どもも大人も笑顔がはじけた「こどもの日」 〜伊達市屋内遊び場に歓声が響く〜

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 伊達市では、震災及び原発事故後の子どもたちの運動不足解消と心身の健やかな成長を目的として「ファミリーパークだて」「パレオパークやながわ」「スマイルパークほばら」「ちびっこ広場」の四つの屋内子ども遊び場を設置しました。いずれの施設もその特徴に合わせた大型遊具等を備えており、幼児から小学6年生まで、それぞれの発達段階に合わせて楽しむことができます。
十連休も終盤の5月5日(日)の「こどもの日」には、スマイルパークほばらにおいて「こどもの日」イベントとして「親子対抗玉入れ大会」が開催されるということで、私も足を運んでみました。
さすがに「こどもの日」ということで親子連れが数多く入館しており、あちらこちらから子どもたちの元気な声が館内いっぱいに響いていました。子どもたちと親さんたちの対抗の形で、いよいよ玉入れ大会が始まると、館内は絶好調、大きな歓声が飛び交います。子どもたちも、お父さんもお母さんもみんな笑顔全開。このように子どもたちが体を精一杯動かして、親さんもみんな笑顔で、心を一つにしてスポーツに取り組める機会は、とても貴重なものだと改めて感じました。玉入れが終わった後は、「こいのぼり」のうたをみんなで歌って、施設の職員が手作りした「ミニこいのぼり」などのお土産をもらって嬉しそうに帰って行きました。この日の夕食や家族団らんの場面では、きっと玉入れ大会の話題に花が咲き、温かな空気に包まれたことでしょう。
伊達市では、子育て支援にも力を入れおり、これら屋内遊び場4施設もその施策の一環として大きな存在となっています。これまでの4施設の合計入場者数は、約69万7千5百人余り(平成31年3月末)となっており、伊達市民全員が10回以上は訪れた計算になります。いずれの施設も入館は無料です。皆さん、大いに施設を活用してください。


           令和元年5月  教育長 菅野 善昌

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