最新更新日:2024/04/16
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学校教育目標 自ら学ぶ 共に学ぶ 人から学ぶ

3学期始業式

 2021年、令和3年の新年を迎えました。昨年は困難に立ち向かった年でした。まだまだその状況から抜け出せそうにありませんが、それが報われる年になってほしいものです。

 3学期始業式の話を抜粋して掲載します。

 3学期が始まるにあたり、次の言葉を紹介します。
 「努力する人は希望を語り、
   怠ける人は不満を語る」
昭和の時代を代表する小作家、井上靖さんの言葉です。
 未来に夢や希望を持って、その実現に向けて努力している人は、ポジティブに物事を考え、気持ちを明るい方向にもっていくことができる。一方、自分がやるべきことから目を背けて怠けている人は、結果は伴わないのは当たり前ですが、それを人や世の中のせいにして、不平や不満が口からでてしまう。
 逆の見方をすれば、希望を語っているのなら、その人には前向きに努力をしているという背景があるのでしょう。逆に不満ばかりが口をついて出てくるのならば、努力を怠っている証かもしれません。そういった意味で、自分が抱いている希望は表に出した方がいい。教室で口に出すのはためらわれるのならば、紙などに書いて自分の部屋などに貼っておくのもいいと思います。
 
 「努力する人と怠ける人」 これは、色分けされた二種類の人の特長のようにも聞こえますが、自分自身に目を向けて考えてみると、自分という一人の人間の中にも、「努力する人」と「怠ける人」が同居しているのではないでしょうか。誰にも「努力する時」と「怠ける時」があるように思います。
 努力する自分を認めることができたときはそれが希望につながり、明るい気持ちを持つことにつながる。けれど、やるべきことを怠けているときは、周囲に対して、不平や不満の気持ちをもってしまいがち。うまくいかないのは自分のせいなのにそれを認めたくなくて誰かのせいにする弱い自分が出てしまうのではないでしょうか。
 以前に、2学期始業式で、「よりよく生きる」という話をしました。そこにもつながる「努力する人」でありたい思います。
 井上靖さんは日本が誇る作家ですが、50年前の1970年に安曇野を訪れています。ノーベル文学賞作家の川端康成氏、著名な日本画家の東山魁夷氏の3名で、安曇野市明科(当時は東筑摩郡明科町)にある長峰山に登りました。そこから北アルプスを眺めて、その美しさに感動し「残したい 静けさ 美しさ」という言葉が残されています。
 晴れ渡った日に美しい北アルプスを眺め、「努力し、希望を語る自分」を思い描いてみてはどうでしょうか。

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